気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ハイイロガン いつも遠くに

2021年11月21日 | ガン・ハクチョウの仲間

10月初旬、地域の広大なため池に一羽のハイイロガンがいると大きな話題になりました。

伝え聞くところによると、どうやら7月中旬頃からこの池に滞在していたらしいのですが、
日本での観察例が少ない珍しい渡り鳥で、当初はマガンの幼鳥と誤認されていたようです。
一時期は東海地方や首都圏ナンバーの車も来るほど 多くのバーダーさんで賑わいましたが
岸から遠い中の島にいることが多く、最近ではブームも沈静化して訪れる人もまばらです。




運良く飛翔姿を見事に撮影した方もいらっしゃるそうですが、私は機会に恵まれません。
たびたび用事のついでにハイイロガンの様子を見に立ち寄るのですが、いつも遠くから眺めるばかりです。







曇り空の方が、大気の揺らぎが少なくいくぶん見やすい写真が撮れるように感じます。


名前の由来にもなった灰色の翼がわずかに見えました。
太陽の光を受けて銀色に輝くかのようです。








このまま越冬する可能性もありそうです。
また折をみてハイイロガンの様子を見に行ってみます。

ハイイロガン(灰色雁) Graylag goose全長約84㎝
カモ目カモ科マガン属


中央ヨーロッパから南シベリアの東部に分布する代表的な大形ガンの一種。
日本への渡来は稀で「迷鳥」とされています。
体色が他のガン類に比べて灰色っぽいことから灰色雁の名が。
ハイイロガンのクチバシと足は、ヨーロッパの亜種は橙(だいだい)色、
               南シベリアの亜種はピンク色を帯びているそうです。
 参考:日本大百科全書(ニッポニカ)

※下記にリンクしたロサンゼルスの動画に登場するハイイロガンはヨーロッパの亜種。
投稿写真のハイイロガンのクチバシはピンク色で、シベリアの亜種ではないか、と推測されます。

◆ナショナルジオグラフィック 散歩のお供をするハイイロガン
https://www.youtube.com/watch?v=rf78M71BtvE

アメリカの公園に暮らすハイイロガンのほほえましい行動が、世界各地で話題を呼んでいます。
ロサンゼルス在住のドミニクさん、毎週土曜日に公園のカフェで朝食を食べた後、湖の周りを1周散歩するのが楽しみです。
しかしある日、そんなドミニクさんの後をつけまわすものがあらわれます…。それはマリアという愛称のハイイロガンでした。


今日も見ていただきありがとうございました。
コメント (8)
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