公園の林にコサメビタキとキビタキが数羽 飛び交っていました。
木々の葉は生い茂り そのまま森山へと続いています。
コサメビタキは羽虫を追って枝から枝へ飛び回り、時にはパッと地面に降りることも。
遠目には大きな蜂がホバリングしているようにも見えます。
木々の葉は生い茂り そのまま森山へと続いています。
コサメビタキは羽虫を追って枝から枝へ飛び回り、時にはパッと地面に降りることも。
遠目には大きな蜂がホバリングしているようにも見えます。
その中に、まだら模様の幼いコサメビタキを見つけました。
しきりにクチバシを開いて「おねだり」しますが、親鳥は食べ物を与えません。

長い距離は飛べなくても、林の中を飛び回る様子は一人前。
親鳥はひとり立ちを促しているのでしょう。
幼いながらも すでに自分で虫を獲れる能力はありそうです。

こちらが親鳥
クリクリの目で可愛らしい姿ですが、海を越えて渡ってくる立派な成鳥です。

この個体には他の鳥と見分けられる特徴があります。
左足のつけ根あたりの腹部に黒い部分が目印になります。
「クロさん」と仮名をつけておきます。

別の個体 お腹は薄い灰色です。

「クロさん」 虫をくわえて子に見せているようですが、与えることはありませんでした。

一週間後に再訪した時も「クロさん」は健在でしたが、近くに幼鳥は見当たりませんでした。
木漏れ日を見上げると樹冠のあたりに何羽ものコサメビタキやムシクイが飛び交っていました。
その中の一羽は「クロさん」の子どもかもしれません。
コサメビタキ(小鮫鶲)Brown flycatcher 全長約13cm
スズメ目ヒタキ科サメビタキ属
下記のリンク先でコサメビタキの巣作りが紹介されています。
◆コサメビタキの巣作り ~南但馬自然学校
http://www.hyogo-c.ed.jp/~shizen-bo/naturepage/kosame/kosame.htm
森や林を散策していて偶然にも野鳥の巣を見つけてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、他人に知らせず黙って見守りたいものです。
「あの人にだけ」「この人になら」・・・こっそり教えたつもりが、あっという間に情報拡散。
鳥の巣の下は連日、三脚を構えたカメラマンだらけ、そんな状況があっさり生じてしまうご時世です。
来る日も来る日も自宅の前にズラリと大きなレンズをつけた人垣ができたら、そんな場面を想像してみてください。
私なら耐えられません。