気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ウラナミシジミ 輝きが消える前に…

2022年10月16日 | 花や昆虫 2022~

夏が戻ったかのように気温の高い週末となりました。
あちこちの野の花でウラナミシジミが吸密しています。

名前のとおり翅の裏に薄茶色のさざ波模様
翅の表は地味だと思っていましたが、日光を受けて薄青く輝いて見えます。








「関西では秋に見る機会が多くなる」そうですが、
 ウラナミシジミは南方系の蝶で、冬には命を落としてしまうそうです。
そのはかない運命を知って、目の前の小さな蝶がより美しく愛おしく思えました。

◆昆虫エクスプローラー
https://www.insects.jp/kon-tyouranamisi.htm


チャバネセセリ





先週気温が低かった日々には、動きの鈍かったバッタたち
太陽の光にぬくめられて、力を取り戻したかに見えます。









今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青鷺流 2022秋!最新ヘアカタログ

2022年10月15日 | アオサギ生態 トイレ事情他

単なる風のイタズラか? はたまた センス抜群なのか?
カッコよく冠羽を逆立てたアオサギに遭遇しました。

まずはクシュクシュっと白い冠羽を丸めてリーゼント風に





続いて「スラムダンク」の仙道くん風・ツンツンヘア
カッと見開いた目力にもご注目下さい。



気合入れて フロン部分だけ逆立ててみました♡
「東京卍リベンジャーズ」の半間くんを意識??


ヘアスタイルにかなり気を使っているファッショナブルなアオサギさんのようですね。



いかがでしたか? 2022秋!青鷺流・最新ヘアカタログ
 ※写真のモデルはすべて同じアオサギAさんになります。


ちなみに、ごくごく普通のアオサギBさんがこちらになります。



アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米大リーグ 球場に迷い込んだ「アヒル」?

2022年10月14日 | ガン・ハクチョウの仲間

10月8日から12日は 七十二候の『鴻雁来こうがんきたる』

「鴻雁来」は越冬のため日本にガンの仲間が渡ってくる時季を表現しています。
これは、日本に限った話ではなく、太平洋を隔てたアメリカでも同様のようです。

ワールドシリーズ制覇を目指すポストシーズン中のMLBで珍事が起きました。

ドジャース対パドレスの試合の8回裏 一、二塁間後方に突然「アヒル」が飛来。
予想外の場所に迷い込んだ「アヒル」は、その場に座り込んで周囲をキョロキョロ 
しばらくそのままプレーが続けられ、観客席からは笑い声も上がったそうです。


https://twitter.com/Cut4/status/1580405284211929088

リンク先の動画では「duck =アヒル」と紹介されていますが、この鳥はマガン(真雁)です。



「雁行」の言葉通り ガンの仲間は群で隊列を成して上空を飛びますが、
まるで迷子のように1羽だけで飛来するマガンも時々、確認されることがあります。
今回の写真は、2019年の冬 地域の池に飛来した お一人様のマガンです。








他にも過去に地域に単独で滞在していたガンの仲間たち


サカツラガン(酒面雁)


カリガネ(雁金)


オオヒシクイ(大菱喰)


ハイイロガン(灰色雁)


七十二候/鴻雁来こうがんきたる
◆こよみる
https://koyomil.com/kougankitaru/

◆暦生活  
https://www.543life.com/seasons24/post20221009.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アサザ(浅沙) アシナガバチ2種

2022年10月13日 | 花や昆虫 2022~

アサザ(浅沙)は沼や池などの浅瀬に群生する浮葉性の多年草。
6月から10月にかけて水面に黄色い花を咲かせます。
パッと目立つ鮮やかな黄色の花は5cmほどの大きさです。
全国的に自生地が減っていて、環境省レッドリストで準絶滅危惧に指定されているそうです。








◆兵庫県の水生・湿性植物 アサザ(浅沙)
http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/ukiha/a_gyou/asaza/asaza.html


キアシナガバチ(黄足長蜂)




「秋になるとオスが発生する」そうですが、
蜂の生態~雄雌の体の大きさの差や発生時期の違いなどは、自然の神秘を感じる不思議さです。

◆昆虫エクスプローラー
https://www.insects.jp/kon-hatikiasi.htm



フタモンアシナガバチ(二紋足長蜂)




◆昆虫エクスプローラー
https://www.insects.jp/kon-hatifutamonasi.htm


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

淡路島通ふチドリの鳴く声に

2022年10月12日 | チドリの仲間

「淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守」  
   あわじしまかよふちどりのなくこえに いくよねざめぬすまのせきもり 小倉百人一首 源兼昌

百人一首にも詠まれた明石海峡一帯の原風景が、消えつつあります。
かつては群をなして海辺を舞っていたというシロチドリの数も激減しています。
コロナ禍で海岸へ行楽に出かける人の数が増えたことも、拍車をかける一因となっています。
シロチドリの個体数現象は、瀬戸内海沿岸に限らず全国的な現象だそうです。



◆狭まる砂浜 人の隣で子育て   神戸新聞ネクスト 深デジに掲載された記事
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/feature/202210/0015705365.shtml





シロチドリは全長17センチほどの小さな鳥です。
浜辺の砂や小石の色と保護色になっているので、大半の人は存在に気づきません。




リンク先の動画には、人間のすぐ隣でひっそりと生きる小さなシロチドリの様子が映っています。
◆神戸新聞~人と自然のものがたり~シロチドリ(淡路島)
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/new/202210/0015705486.shtml



海岸へ散策や水遊びに行った際も、シロチドリ保護のためにできる事を私なりに考えてみました。
植物の生えている一帯や小石の多い一帯には踏み込まない、
犬をリードから放さない、
もし、卵やヒナを見つけても近寄らず遠くから見守る 
などなど・・・
いずれも小さな行動ですが、自分一人ではなく、10人、20人、100人と多くの人が実践することで
シロチドリに優しい環境へと変えることができるのではないでしょうか。





この日訪れたこの海岸で見つけたシロチドリはこの一羽だけでした。
遠のいたり、思いがけず近くに来たりする様子を撮影していたのですが、
やがて中型犬を連れた人が浜に降りてきて、リードから放たれた犬が興奮してあたりを駆け回ります。
弾かれたようにシロチドリは砂浜を飛び立ち、見る見る遠くへ飛び去って姿を消しました。



シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


◆バードリサーチ シロチドリはいま? シロチドリの繁殖状況
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/index.html

◆四季の美 ~ 淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守 百人一首の第78首目の読み方と意味
https://shikinobi.com/hyaku-78


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天高くサギ舞い上がる秋

2022年10月11日 | 白い鷺たち

すがすがしい秋の青空 大きな白い翼をひろげて
一羽のダイサギがゆうゆうと飛んでいきました。

「天高く馬肥ゆる秋」 今の時期は自然界にも食べ物が豊富
サギをはじめとする野鳥たちもゆったりと暮らしています。







こちらのダイサギは、凪いだ水面の上を低空飛行





護岸壁で日向ぼっこ中のコサギ


赤まんまの草むらで羽を休めるダイサギ


岸辺近くの湿地にはチュウサギとコサギ


まるで仲の良い兄弟のように並んでいました。

どんなに首を伸ばしても、チュウサギ兄さんの背には届きませんよ



電線の上に止まっていたコサギ


「へっぴり腰に見えるって? そんなことナイナイ!」

上手にバランスをとっていますが、「板についていない」とはこのこと?
なんとなく観ている方も落ち着きませんでした。


コサギ(小鷺) Little egret 全長約60cm
ペリカン目サギ科コサギ属

チュウサギ(中鷺) Intermediate egret  全長約68㎝
ペリカン目サギ科コサギ属

ダイサギ(大鷺) Great Egret 全長約90~100cm
ペリカン目サギ科アオサギ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の蝶たち

2022年10月10日 | 花や昆虫 2022~

秋の野原の陽だまりに小さなシジミチョウがひらひらひらひら
残り少なくなった野の花にとまって 蜜を吸っていました。


まずはウラナミシジミ
よく見られる蝶ですが、翅を開いた姿は初めてのような気がします。









ノアズキの黄色い花にも
くるっと巻いた花びらの奥に顔を突っ込むようにして吸密




翅の黒い斑紋の際に青い色の鱗粉がついています。
羽化後間もない蝶に見られるとのこと。




ツバメシジミでしょうか

赤まんまの花に


草の上で日向ぼっこをしているようでした。




小さなシジミチョウたち 兵庫南西部では越冬しているらしく冬でも少数見られます。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コウノトリの季節/世界渡り鳥の日

2022年10月09日 | 強く記憶に残る鳥たち

地域に数十羽のコウノトリが飛来。地元紙にも写真付きで記事が掲載されました。
コウノトリは、国の特別天然記念物に指定されています。
日本の野生のコウノトリは1971年に絶滅してしまいましたが、
兵庫県豊岡市を中心に人口繁殖のコウノトリを野生に返す取り組みが続けられ、
長年の地道な活動が実を結び、全国各地にコウノトリが飛来するようになりました。

人工繁殖とはいえ、コウノトリ野生の生き物です。強引な撮影はNG!ドローンなんて論外!
しかし、残念ながら昨年はこんな場面も。
いつもの探鳥ルートを歩いていると、突然、二羽のコウノトリが頭上に飛んできました。
田畑の間に続く生活道路で、農作業中の方々も手を止め、スマホで撮影をはじめました。
そんな中、黒い車が一台、野原に乗りつけて、運転席から出てきた男性がドローンの操作を始めました。
上の写真のように飛んでいるコウノトリの至近距離にドローンを飛ばしています。
コウノトリと接触するのではないか・・・!と、ハラハラひやひや
私以外に、野鳥に関心のある人は周りにいない状態で、どうしたらよいのか戸惑うばかりでした。

特別天然記念物のコウノトリを捕獲、殺傷すると懲役や禁錮刑・罰金刑に。
ドローンの接近撮影など無謀な行動を見かけたら110番に通報する心構えです。


▼出雲市内でコウノトリを見かけたら
https://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1560302754240/index.html




▼神戸新聞
コウノトリ、明石のため池に15羽飛来 住民ら「こんなこと初めてで感動」
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/202210/0015701638.shtml

~~~~~~~✿~~~~~~~✿~~~~~~~~✿~~~~~~~~~ 

話題は変わって、昨日10月8日は2022年の『世界渡り鳥の日』(World Migratory Bird Day:WMBD)

春と秋の渡りの時季~5月と10月の第2土曜日を「世界渡り鳥の日」としています。
数百、数千キロメートルもの長距離を移動する渡り鳥たち。
国境に関わりなく、生息環境を世界規模で保全していくための、普及啓発の日です。


一日遅れとなりましたが、昨年の冬に地域に滞在した思い出の渡り鳥たちです。


クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)




ソリハシセイタカシギ(反嘴背高鴫)




この冬はどんな渡り鳥たちに会えるのか、今から楽しみにしています。
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオアシシギ トンボをゲット!!

2022年10月08日 | シギの仲間 2021~

稲刈り後に水を湛えた田んぼに 渡り途中のシギたちが飛来しました。
水の中を探ってさかんに食べ物を探しています。
左はアオアシシギ、右の小柄な方はコアオアシシギです。

シギたちの採食する様子を観察&撮影していると
一羽のアオアシシギが、なんと!トンボを捕まえました。




赤とんぼの一種のようですが、アオアシシギにとっては待望の獲物です。
トンボを水につけて、洗っているのか?息の根を止めているのか?
手前を歩くコアオアシシギは、その間もひたすら田んぼの中を探っていました。



アオアシシギ(青足鷸)Greenshank 全長約35cm 
チドリ目シギ科クサシギ属

◆e-Bird アオアシシギ
https://ebird.org/species/comgre?siteLanguage=ja


  満足げな表情のアオアシシギ


参考:コアオアシシギ

2022年 9月撮影



コアオアシシギ(小青足鴫) Marsh Sandpiper 全長約24cm
チドリ目シギ科クサシギ属

◆e-Bird コアオアシシギ
https://ebird.org/species/marsan?siteLanguage=ja



ところで、アオアシシギがトンボを獲った田んぼは水が張られていました。
何故なのか?不思議に思って調べて「冬水田んぼ」という言葉を知りました。

「冬水田んぼ」とは、稲を刈り終えた田に水を張り続けておく」伝統農法のひとつだそうです。
冬の間にも水を張り続けることで、田んぼに多種多様な生物を育むことができるので、
質の良い土作りや雑草対策に役立つとのことです。

今回の写真以外でも、稲刈り後に水を張ってある田んぼを地域の農業地帯で稀に見かけます。
そこでどのように田圃づくりや稲作が行われているのか、興味を持って見ていきたいと思います。


▼伝統農法冬水田んぼ
https://www.kaku-ichi.co.jp/media/tips/column/traditional-farming


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カモの混群 総勢13羽、何鴨かな??

2022年10月07日 | カモ 2022年秋~

日に日に秋の気配が色濃くなる今日この頃
冬鳥のカモたちも続々と到着しています。

この日、先着のコガモの群に混じってヒドリガモも数羽
葦原の中には、オカヨシガモも2、3羽確認できました。





別の池では、カモの混群も見られました。
飛来後まもなく、中継地としてこの池に降りて一休みしている様子でしたが、
その顔ぶれが、思いがけず多彩でした。

キンクロハジロ×2? ヒドリガモ スズガモ×2? ハシビロガモ


スズガモ? ヒドリガモ×6

警戒心が強くて遠くから小さくしか撮れず。識別にも自信がありませんが、総勢13羽

数と種類を確認している最中に、突然、カモたちが何かに驚いてバタバタと飛びあがりました。




 水中から何者かに不意打ちをくらったような動き方でした。


固まってあたりを警戒する13羽のカモたち



ぷかり!、と水面に姿を現したのは、カイツブリ

どうやら この池に棲みついているカイツブリに手荒な歓迎を受けたようです。
カイツブリたちの潜水攻撃が執拗だったのか、まもなく、カモたちは池を飛び立っていきましたとさ。


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色づく秋の木の実たち

2022年10月06日 | 花や昆虫 2022~

シャリンバイ(車輪梅) の実が日毎に色づいて赤みを増していきます。
シャリンバイは大気汚染や暑さ・乾燥に強く、道路の緑地帯や都市公園によく植えられます。
潮風にも耐えられるので、海岸部の公園や社寺の植え込みとしても利用されています。




シャリンバイは、5~6月に白い花を咲かせますが、
たまたま戻り咲きしている一枝を見つけられました。




シャリンバイの実は完熟すると黒っぽい紫色に。
冬には、野鳥たちの食べ物にもなります。まるでブルーベリーのようですね。

2020年2月撮影


ノブドウ(野葡萄)
 

カラフルなノブドウの実、絵本やネイチャー風のイラストによく描かれていますね。


シャリンバイの生け垣に絡みつくようにツルを伸ばしていました。


白い実だけが残りました。
誰が食べていったのでしょうか?



ノイバラ(野茨)

野薔薇(ノバラ)と書いてノイバラと読むことも多いそうです。
とても丈夫なので、バラを品種改良する際、接ぎ木苗の台木に使われるそうです。



シロバナサクラタデ(白花桜蓼)


私の地域では、溜池や用水路など水辺の湿地帯に生える植物です。
今回撮影したのも、使われなくなった用水路の中でした。







今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴイサギ見つけた! ホシゴイ飛んだ!

2022年10月05日 | サギの仲間 2020~

この2年ほどで、ゴイサギ(五位鷺)を観る機会が激減しています。
4~5年前には私の地域では、あちこちで見られる身近なサギの一種でした。
春に参加したバードソン~二週間の期限内に何種の鳥を見られるか競う催しでも、
心あたりの場所でゴイサギを探したのですが、見つけられず。

つい先日、秋の渡りのシギや冬鳥のカモを探していて、偶然ゴイサギを見つけることができました。




ゴイサギの幼鳥は、褐色の羽に白い模様が星のように見えることからホシゴイ(星五位)とも呼ばれます。
このホシゴイは、葦原の折れた茎に止まってじっと池の魚を待ち伏せしているようでした。
同行していた夫が「葦原の中に、さらに別のホシゴイがいる」と、双眼鏡で見つけてくれました。






このゴイサギたちに気づいたのは、二羽のホシゴイが池の対岸から飛んで葦原に降りたおかげです。










ゴイサギ(五位鷺) Black-crowned night heron/Night heron 全長約58cm
ペリカン目サギ科ゴイサギ属

◆ゴイサギ ~動物とカメラがもっと好きになる GOOPASS
https://goopass.jp/animal/bird/book/goisagi



同じ葦原には、ヨシゴイの幼鳥も観察できました。


日本で観察できるサギの仲間で、最も小さいとされるヨシゴイ
繁殖のために日本に渡ってくる夏鳥ですが、
この夏に生まれ育った幼鳥たちが旅立つのが今ごろ。思いがけない所で見つけられるかもしれません。





参考:2020年11月 近場の池で見かけたヨシゴイの幼鳥です。


ヨシゴイ(葦五位)Yellow bittern 全長約36cm
ペリカン目サギ科ヨシゴイ属


◆eBird ヨシゴイ
https://ebird.org/species/yelbit?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モズの高鳴き合戦

2022年10月04日 | モズ

秋風に乗ってモズの「高鳴き」が聞こえてくるようになりました。

繁殖期を終えたモズは、雄も雌もそれぞれに1羽で縄張り(なわばり)を構えます。
特に初秋の頃は、縄張りをめぐって争う場面もよく見られます。

「キィー、キィー、ギチギチギチ・・・」などと、さかんに縄張りを主張します。
この甲高い声がモズの「高鳴き」と呼ばれているものです。




今回登場した二羽のモズを確認したのは、町はずれの小さな緑地です。
オスとメス、それぞれが、高い樹上に陣取り、高鳴きを繰り返していました。





この2羽の関係は? 春夏にともに子育てしたペアだったのか?
小さいながらも環境に恵まれた緑地を縄張りの一部として共有するのか?
早々に、ペアの相手としてお互いを品定めしているのか?
観察を続ける際の 興味は尽きません。






モズ(百舌鳥)Bull-headed shrike 全長約20㎝
スズメ目モズ科モズ属


◆かわいい顔だが「肉食系」のモズ。「はやにえ」は早口で歌うために欠かせない行動だった! 山と渓谷社
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=549


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コガモの群 滞在中

2022年10月03日 | カモ 2022年秋~

コガモの群を確認してから10日ほど経ちました。
当初はさかんに飛び回って池の周囲を警戒していたコガモたち
少しずつ環境に慣れてきた様子です。
岸から遠い所ですが 採食や羽繕いを見せてくれるようになりました。








この日、チョウゲンボウのように見える猛禽類が池のはるか上空を飛行
ムクドリやスズメたちがざわざわ林から飛び立ちました。
留鳥たちに刺激されたようにコガモの群も、池の上を2~3度旋回していました。




コガモ(小鴨)Common Teal 全長約38cm
カモ目カモ科マガモ属


eBird コガモ
https://ebird.org/species/gnwtea?siteLanguage=ja


数は少ないですが、他の種類のカモたちも飛来し始めています。
警戒心が強く、撮影は遠くからしかできませんが、
約半年ぶりに見るカモたちの姿にワクワクしています。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミユビシギ え?指が三本?

2022年10月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

ミユビシギは、飛来数が多く日本の海岸で観察機会の多いシギの仲間です。
砂浜を好むのもミユビシギの特徴で、トビムシやゴカイ、小さな貝類などを捕食します。

私の暮らす地域の海岸は開発が進み、自然のままの砂浜は残されていません。
そのため、長らくミユビシギを見る機会に恵まれませんでした。
この9月に念願かなって、ようやく一羽のミユビシギを見ることができました。
今年生まれの幼鳥で、群とはぐれたのか、一羽のトウネンと行動を共にしていました。






大多数の個体には後指(第一趾)がなく、これが三趾鴫という和名の由来です。
まれにわずかな痕跡程度に第一趾がある個体もいるそうです。
残念ながら、今回は、指の数や形状を確認できませんでした。






ミユビシギ (三趾鷸) Sanderling 全長約19㎝ 
チドリ目シギ科ハマシギ属

トウネン(当年) Red-necked Stint 全長約15㎝
チドリ目シギ科オバシギ属


◆e-bird  ミユビシギ
https://ebird.org/species/sander?siteLanguage=ja


砂浜に打ち寄せる波に追われるようにミユビシギの群が波打ち際を走る光景は有名です。
「なぎさのラインダンサーズ」と呼びたくなるような動きです。

◆4K ミユビシギ(三番瀬) - Sanderling -  野鳥 動画図鑑
https://www.youtube.com/watch?v=pd0ITamwZX0

◆e-bird  トウネン
https://ebird.org/species/rensti?siteLanguage=ja


ウミネコたちも繁殖地から戻り始めています。
沖に積まれた消波ブロックの上で のんびり日向ぼっこをしていました。




今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする