「淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守」
あわじしまかよふちどりのなくこえに いくよねざめぬすまのせきもり 小倉百人一首 源兼昌
百人一首にも詠まれた明石海峡一帯の原風景が、消えつつあります。
かつては群をなして海辺を舞っていたというシロチドリの数も激減しています。
コロナ禍で海岸へ行楽に出かける人の数が増えたことも、拍車をかける一因となっています。
シロチドリの個体数現象は、瀬戸内海沿岸に限らず全国的な現象だそうです。
あわじしまかよふちどりのなくこえに いくよねざめぬすまのせきもり 小倉百人一首 源兼昌
百人一首にも詠まれた明石海峡一帯の原風景が、消えつつあります。
かつては群をなして海辺を舞っていたというシロチドリの数も激減しています。
コロナ禍で海岸へ行楽に出かける人の数が増えたことも、拍車をかける一因となっています。
シロチドリの個体数現象は、瀬戸内海沿岸に限らず全国的な現象だそうです。
◆狭まる砂浜 人の隣で子育て 神戸新聞ネクスト 深デジに掲載された記事
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/feature/202210/0015705365.shtml
シロチドリは全長17センチほどの小さな鳥です。
浜辺の砂や小石の色と保護色になっているので、大半の人は存在に気づきません。
リンク先の動画には、人間のすぐ隣でひっそりと生きる小さなシロチドリの様子が映っています。
◆神戸新聞~人と自然のものがたり~シロチドリ(淡路島)
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/new/202210/0015705486.shtml
海岸へ散策や水遊びに行った際も、シロチドリ保護のためにできる事を私なりに考えてみました。
植物の生えている一帯や小石の多い一帯には踏み込まない、
犬をリードから放さない、
もし、卵やヒナを見つけても近寄らず遠くから見守る などなど・・・
いずれも小さな行動ですが、自分一人ではなく、10人、20人、100人と多くの人が実践することで
シロチドリに優しい環境へと変えることができるのではないでしょうか。
この日訪れたこの海岸で見つけたシロチドリはこの一羽だけでした。
遠のいたり、思いがけず近くに来たりする様子を撮影していたのですが、
やがて中型犬を連れた人が浜に降りてきて、リードから放たれた犬が興奮してあたりを駆け回ります。
弾かれたようにシロチドリは砂浜を飛び立ち、見る見る遠くへ飛び去って姿を消しました。
シロチドリ(白千鳥) Kentish plover 全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属
◆バードリサーチ シロチドリはいま? シロチドリの繁殖状況
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/index.html
◆四季の美 ~ 淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守 百人一首の第78首目の読み方と意味
https://shikinobi.com/hyaku-78
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。