世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

夢の島

2016年03月12日 | Weblog
妹・芋子は今日からイタリアへ新婚旅行に出かけた。
昨日は遅くまで残業だったらしい。
慌しく妹夫さんと旅立ったもよう。

姉である私は食事だけはイタリア。
今日も元気に「青の洞窟(ボロネーゼ)」を食した。
これ、本当に美味しい。噛み締めたときの肉汁の甘さがたまらない。



さて、今日は新木場へ。
夢の島熱帯植物館へ行って来た。
実は10年ぐらい前から行ってみたかった。
2駅先には夢と魔法の王国・ディズニーランドがある舞浜駅。
夢の島がある新木場駅も負けてはいない。

東京駅で京葉線に乗り換える。毎度のことながら、果てしなく遠いと思う・・・。
新木場駅下車。
倉庫や港など工業的な風景が広がる。
道路にもコンテナを積んだトラックが多い。
遠くにスカイツリーが見えた。


夢の島公園に到着。
菜の花がお出迎え。


また暫く歩く・・・。
今日は12,000歩ほど歩いた。

夢の島熱帯植物館、到着。
ガラスのドームが、いかにも植物館っぽい。
熱帯植物館は4年前に、「はままつフラワーパーク」に行ったとき以来だ。


暖房は隣接する新江東清掃工場からの高温水によって賄われている。




入る前から、外の花に目を奪われる。
綺麗に手入れをされていた。













さて入館。
熱帯ということだからある程度は高温多湿だとは思っていたけど、温室に入った途端、髪がわっさーって広がった。
一瞬で麻原彰光の髪質になれる。修行をしなくとも、一瞬で最終解脱できた。
生え際とか、しゅるしゅる~って、なった。

でもそれを忘れさせてくれるほど、多種多様な植物を観ることができた。


出た!アンスリウム!いかにも熱帯。








胡蝶蘭は優雅で好きな花の一つだ。



hideさんの「HONEY BLADE」で知った花。カトレア。
「目覚めると君は 何処にもいない残された カトレアと手紙」


その下に咲いていた花。


鬱蒼とした道を歩く。
気分的に「熱帯地方なう」状態。



今日、ここに来た目的は今見ごろの「ヒスイカズラ」である。
ずっと見たかったヒスイカズラ。
まさに宝石の翡翠のような色に感嘆のため息。
一部では「初音ミクの髪の色」と称されるらしい。




ヒスイカズラの花びら。


フィリピン諸島のごく限られた熱帯雨林にしか自生しないつる性植物。
開花は数日ほど。


外に出るドアがあったので出てみると、港だった。冷たい潮風が気持ち良い。


「神様はよくこんな不思議な形や色の植物を作ったなあ」と、暫しガン見。























食虫植物!!




カカオの実。



熱帯地方で迷子になったかのよう。






爬虫類がケースの中でお昼寝していた。
どんな夢を見ているのだろうか。カワユス。





最後に、ヒスイカズラをじっくりと見られるコーナーがあり、感激!!
まじまじと見入る。
グロテスク~!!








ロビーで休憩。
そこらへんに蘭が置いてあり、「誰かの就任祝いですか?」と思ってしまう。






再び庭をブラブラする。
サボテン、発見。



とても見ごたえがあった。
2時間ほどじっくり見たのだが、途中、ボランティアの方に声をかけられた。
「この葉、どうしてこんなに穴が空いてるのかご存知ですか?」
と。


「日光が下の葉まで届くように、ですか?」
と答えたのだが、違うらしい。

大雨が降ってきた際に、水はけを良くする為にこんなふうに進化を遂げたとのこと。
すっげー!!
この葉っぱ、超頭いいじゃん!!

こんな解説を聞けるので、ぜひ次回はボランティアガイドの話がある時間に来たほうがいいですよ、と言われた。
なるほど。次回はそうしよう。


不思議な形や色をした熱帯の植物。
その進化の一つ一つに隠された「理由」の一端を垣間見ることができた。
環境に上手く適応していった結果、それぞれ個性豊かな姿になった植物たちに胸熱。さすが熱帯植物館。熱いぜ。


やっと来ることができた「夢の島」。
小学生の頃、社会の地図帳でこの「夢の島」という地名にワクワクして、父に「どうして夢の島っていうの?」と聞いたことがある。父とこうして地図帳や地球儀を眺める時間が好きだった。父はなんでも知っていて、どんな質問をしても答えてくれた。

そんなことを思い出しながら、京葉線に揺られた。