世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

吉熊の優しさ

2016年03月21日 | Weblog
出勤日。
ガラガラの電車に揺られながら「祝日なのにどうして出勤せねばならぬのか」と苛立つ。
眠気も手伝い、10時くらいまで、その感情に歯止めが掛からなかった。


仕事は新卒研修の準備。
シナリオを作成した。
なかなかいい具合に仕上がったと思う。
明日は実際に時間を計って、調整しよう。


夕ご飯は昨日の春雨の残り。
昨日食べなかった餃子も添えて。




洗濯物を取り込む。
ヤニでヒグマ色に変色したシロクマアイピロー。
洗濯したらすっかりシロクマに戻った。
これ、けっこういい。



今日はどうやらお疲れモードである。月曜日なのに。
そんな私を気遣って、吉熊が花を差し出す。
ありがとう。




今夜は早く寝よう。


新・映像の世紀 「第6集 あなたのワンカットが世界を変える」

2016年03月21日 | Weblog
昨晩は、NHKスペシャル 新・映像の世紀 「第6集 あなたのワンカットが世界を変える」を観た。

冒頭は火星から見た地球。
青く美しい星。
続いて、ISSから撮影された9.11テロの映像。


9.11テロの日。
友人から電話が入った。
「亮子ちゃん、テレビつけて!世界貿易センタービルが・・・!」
と。
恥ずかしながら当時私はそのビルを知らなかった。
2010年。初めてニューヨークに行った時、その跡地(グラウンドゼロ)に立ち、あの日ニュースで見た映像が瞼に蘇ってきて何ともいえない気持ちになったのを覚えている。



本番組は「映像」が、近代にいかに影響を及ぼしたのかを知らしめる。

1組の同性愛者がYoutubeに動画を投稿したことにより、アメリカを動かすまでに至った。
一人の若者の役人に対する怒りで行った焼身自殺により、チュニジアの独裁政権は崩壊した。

他にもショッキングな映像が続く。

私が一番涙が出たのは、自爆テロの前、笑顔を見せたテロリスト。
(自爆テロの一部始終をとらえた映像 アフガニスタン ※閲覧注意 )
彼を乗せたトラックは目的地に到着し、建物諸共爆発をする。

たった一度の人生なのに。
もう二度と生まれてこないのに。
こうせざるを得なかった彼の状況、感情に胸が痛くなった。


レディー・ガガの「Hair」
同性愛者ということでいじめられて自殺したジェイミー君(14歳)の動画や彼に捧げるガガ様の歌声に嗚咽。


去年の映像で、記憶に新しいトルコの海岸に打ち上げられた小さな体。
シリア難民の一家が生きるため密かにヨーロッパに入国しようとした末の悲劇だった。
この痛ましい映像を前に、世界中の人々が難民を積極的に受け入れるよう声を挙げた。


パリ同時多発テロの3日後の映像。
広場にイスラム教徒の男性が目隠しをして立っていた。
足元にはこう書かれていた。
「私はあなたたちを信じています。私のことも信じてくれるなら抱きしめて」


後半は涙腺が緩みっぱなし。
言葉にできない感情が涙として流れた。


誰もが撮影し、発信者になる時代。
人間は悪魔にも天使にもなり得るのだなと、膨大な映像を通して実感した。



私も休日はいつもYoutube三昧だ。
Youtubeがない生活なんて想像つかない。
あるときは動画を前に一人カラオケをし、あるときは動画で涙をする。
そんな生活の必需品となっている。


好きな動画は数あれど、いつも気づいたら再生している動画がある。


Where the Hell is Matt? 2008



マット君が世界各地でその土地の人と踊っている動画。
これを見る限りでは世界は一つだと強く思う。
・・・思いたい。