世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

希望の夜桜

2016年03月26日 | Weblog
昼近くまでよく寝た。
今日は晴れたので布団を干して洗濯をした。
やはり、お日様はありがたい。太陽系の惑星に生まれて本当に良かった。

日が沈んだ後は、駒込の六義園に夜桜を見に行った。
日中はそうでもないのだが、この時期はまだ寒い。
ヒートテックとカシミアのカーデガンとコートで完全防備。

まだ七分咲きということ、そして遅いこともあり、並ばずに済んだ。

久々に、駒込駅前の染井門から入場。



バンブーにお出迎えされる。



人々の頭越しに、今年も薄紅色の桜が「やっと会えたね(By辻仁成)」と、ご挨拶。

この瞬間、思わず息を飲むのも毎年のこと。










ライトアップされた桜は漆黒の闇にほんのりと浮かび上がっていて、幽玄で妖しい。







桜の先端は闇夜に溶け込んでいきそうである。






ここで一句。

夜桜の 闇夜の誘い 静やかに
春の吐息が そっと溶け込む




今年もよく咲いてくれたね。


ありがとう。



少し離れて見ていると、大きな桜の滝が押し迫ってきている錯覚に陥る。
これで七分咲き。
満開だともっとボリュームが感じられる。






ここ数年、外国人観光客が多い。
巡回するガードマンが「桜の木に触らないでください」と、日本語のほかに、英語、中国語で注意を促していたのが印象的だった。



池のほうにも行ってみた。
水面に中島が映っていて幻想的。



吉熊も大満足。



最後に見納め。



体が冷えたのでドトールで一服兼夕ご飯。


ここのドトールは喫煙席が比較的多くてパラダイス。


六義園の夜桜は毎年見ているが、見飽きることがない。
闇を纏って燃え滾るような薄紅色の塊を前に、今年も咲いてくれたという桜への感謝と、今年も見ることができたという自分の人生への感謝で胸がいっぱいになる。
そして、また来年もこの夜桜を楽しみたい。そんな希望のしるしとして、私の中に存在している六義園の夜桜。

でも今回は思い切って年間パスポートをゲットした。なので、また満開の時期にでも訪れたい。