頑固爺の言いたい放題

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維新の党に拍手

2015-03-02 17:00:07 | メモ帳

国会議員は歳費(公務員の給与に相当)以外に文書通信交通滞在費(文通費)として、年間1200万円を支給される。これには領収書の添付は義務付けられていないし、報告書も一切必要ない。

2月27日たまたまTVの国会中継を見ていたら、維新の党の江田憲司代表が質問に立ち、この文通費を取り上げ、安倍首相に意見を求めた。維新の党だけは、各議員は文通費の明細をネットに掲げているという事情がその質問の背景にある。

首相は「各会派で議論してください」と答えるのみで、自分の意見は述べなかった。つまり、安倍政権はこの問題は取り上げないというわけだ。翌日の主要各紙には、この江田代表の質問に関する報道は一切なかった。

ところで、野々村竜太郎兵庫県会議員の号泣事件はまだ記憶に新しいが、「号泣」の原因は国会議員の「文通費」に相当する政務活動費をカラ出張でごまかし、着服したことがばれたことだった。県会議員は支出の明細を報告する義務があるが、国会議員は報告義務がないとは不公平ではないのか。

一方、メディアの報道はなかったが、国会議員の歳費(月額)は最近25万円増額されたらしい。国会議員は、消費税を増額して国民に負担を強いながら、自分たちは好き勝手なことをやっているのは許せない。

私は安倍首相を基本的には支持するが、この件では江田賢司代表に軍配を上げる。