goo blog サービス終了のお知らせ 

頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

新型コロナ:「夜の街」依存症と今後の施策

2020-07-12 13:34:27 | メモ帳

コロナの感染源の4割程度が「夜の街」であることから、東京都は「夜の街」事業者がアクリル板やフェースガードなどを導入した場合に、最大200万円を支援する方針を打ち出した。

店側が感染防止策を実施することは結構なことだが、これだけ接待を伴う飲食店が騒がれているのに、なぜそこに行く客がいるのか。「夜の街」は具体的に言って、キャバクラ、風俗店、ホストクラブであり、キャバクラと風俗店は男性が客となり、ホストクラブは女性が客であることは言うまでもない。

コロナ感染をものともせず、キャバクラ・風俗店を訪れる阿呆な助平がいることは想像できるが、比較的に安全志向が高いはずの女性がなぜホストクラブに行くのか。たまたま、週刊文春7月16日号に掲載された「『夜の街』ホスト・キャバ嬢の言い分」なる特集記事にホストクラブの客がどんな人たちなのかが書いてあったので、引用する。(赤字)
 
ホストクラブは二部制になっており、一部営業は夕方から夜中1時まで。早番の風俗嬢や一般のOLで賑わい、出勤するホストの数も多い。二部営業は日の出から昼まで。朝方まで働いたキャバ嬢やガールズバーの女の子が泥酔状態で訪れる。

「日の出から昼まで」の営業があるとは知らなかった! 爺には想像を絶する世界である。そして、その客とはその時間の前に働いていたキャバ嬢とガールズバーの店員だとは、これまた驚きだ。彼女らは生活を賭けてその仕事をしているのではないのか。それが、仕事が終わったあと、ホストクラブで豪遊するとはこれいかに!

一方、ホストクラブの一部営業の顧客は、一般OLと早番の風俗嬢だという。婚期を逸したOLがメインの客であることは想像していたが、仕事に入る前の風俗嬢が客になるとは知らなかった。週刊文春の記事にある、「(コロナのお蔭で)同じホストを指名するライバルがいなくなってラッキー。担当(のホスト)を独り占めするチャンスですよね」というコメントには呆れるばかりだ。

いずれにせと、コロナリスクをものともせず、「夜の街」を訪れる人は、パチンコ依存症によく似た「夜の街」依存症だと思う。こういう人たちがいなくなることは期待薄であり、店側の対策強化を支援する東京都の施策は適切である。

ところで、ホストもしくはホステスがマスクをして、さらにフェースガードをつけて、おまけに客との間にアクリル板があったら、客はちっとも面白くないだろう。だから、「夜の街」依存症の人たちは、感染防止対策に非協力的な店を探すだろうが、非協力的な店がなければ諦めて、面白くもない店に行くだろうか。東京都と「夜の街」事業者、「夜の街」依存症の三者の綱引きがこれから始まる。

「夜の街」で感染した人がほかの場所でウィルスをまき散らす可能性があり、この問題の処理は国民すべてに影響を及ぼす。だから、国民すべてがこの問題を注視しなくてはならない。そして、感染源の6割は「夜の街」以外だから、感染者が増えている以上、今までに増して、国民が自分でガードを固めなくてはならない。

さて、Go To Travelキャンペーンが近々始まる。野球場に観客を入れるようになり、イベントも条件付きで開催可能になった。政府の方針は明らかに緩和方向を向いている。しかし、東京では連日200人以上の感染者がいる。緩めるばかりでは感染拡大を止められないのは明らかであり、引き締める施策も必要である。メリハリの利いた施策を期待する。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿