冬のロンドンより帰国。業務も完了し帰国の最終日に宿題であった“Battersea Power Station”をチェック。仕事のロケーション移動の途中区間を徒歩に切り替えての撮影となる。丁度、宿泊したホテルがWest Brompton駅近くであったのでoverground線を使いClapham JunctionでVictoria行きに乗り換える。一旦Victoriaに出てBatterseaで降りる。BatterseaからPimlicoまでの区間を徒歩にて移動。この間に発電所を撮影する。廃墟発電所の広大な敷地は高い塀で囲われていて立ち入ることは出来ない。一部だけ塀の低い箇所を見つけノーファインダーでカメラを頭上に掲げ撮影する。工事車両入り口のところで内部を撮影しようとしたところ警備のおっさんに撮影禁止を告げられた。しかし「道路を挟んでなら撮影してもいいよ」と親切に教えてくれる。撮影途中で晴天だった青空はにわかに曇りだし仕方なくマイナス補正でシルエット撮影に切り替える。テムズ川を渡り川沿いを歩く。発電所との距離は離れるがこの位置からの撮影が一番楽かもしれない。トプコールでも数枚撮影するも望遠で寄りすぎて特徴の4本煙突がなかなかフレーム内に納まらず苦労した。
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<行かれる方へのアドバイス>
Battersea駅を出て左に進めば直ぐに有名な「バタシードッグホーム」がある。その先のレンガの壁がノーファインダー撮影のポイント。ここより先は塀も高くなり発電所は見えなくなる。発電所は廃墟だけあって周りの環境はあまりよろしくない。産廃を運ぶような大型ダンプも行きかっている。日中は良いが夕方、夜間の撮影はお勧めできない。地下鉄Victoria線のPimlico駅で降り、テムズ川を辿り対岸から撮影するのがよいかも。