今回のイギリスでの宿泊は安宿のHoliday Inn。しかし部屋は広くダブルベッドにソファーベッドもあり、スーツケースを優に3個は開けられる広さは有難かった。イギリスは高級ホテルであっても部屋が狭くそのうえ設備だけは詰め込まれ窮屈このうえないところも多いのだ。エアコンはダイキン製、WiFiに大型液晶TVでは衛星放送の多チャンネルと文句なし。そして画像の扉が面白かった。洗面所の扉を開け奥まで押し込めばトイレの個室用扉となる。一枚の扉が二通りに使える設計はたいへん合理的。ついでに猿知恵をひとつ。ヨーロッパのホテルの多くはカードキーとなっている。部屋に入ってこのカードキーをユニットに差し込むことで部屋の電気が使えるようになる。外出や朝食で部屋を空ける際は部屋中の電気やエアコンが落ちてしまう。PCや携帯電話の充電中にこれでは困る。そういう時はカードユニットにパンフレットや期限切れのカード会員証などを差し込めはよろし。特にカードを識別しているものではなくカードで内部SWを入り切りしているに過ぎないのだ。但し大切なクレジットカードなどは破損の恐れもあるので使わないほうがいい。
今回の機内映画は先月のニューヨーク便と同じ出し物。仕方なくパスしていた「ツレがうつになりまして」、「神様のカルテ」、「カウボーイ&エイリアン」を観た。どれもこれも予想通りの展開。特に邦画は酷い。「ツレがうつになりまして」は話に起伏もなく4コマ漫画を読んでいるような進行と展開。「神様のカルテ」はリアリティーも乏しく救急医療の緊迫感が伝わってこない。末期医療や大学病院医局からの誘いとの葛藤、それに私生活の人間関係など要素を欲張りすぎてどれもこれも中途半端。主人公の栗原が患者に頼まれ名前を自書した文字の下手さにゲンナリ。この文字でカルテをびっしり埋めるのか思うと二度しょんぼり。宮崎あおいのカメラがケムンパスであることを確認するだけの映画。その程度しか語れない内容でした。
リョウさんにLマウントの簡易接写方法としてマッチ棒を挟む裏技を教えていただく。その方法があったかと思いつつ何かひっかるものを感じカメラ部品の引き出しを漁る。そして大昔にその原理を応用し工作した接写リングを見つける。造ったことさえ忘れていたものだ。1mm厚のアルミ板を切り出したドーナツ状の簡易接写リング。早速着けて試す。確かに50cm程度まで寄れるようになった。しかしもっと寄りたいのだ、せめてあと30cmまで!