HPのタブレットPC EliteBook2730p新古品が安く出品されていたので遊びで落としてみた。忙しくなるほどにストレスからジャンクを漁る悪いムシが騒ぐのだ。HPのノートは以前も使っていたけれどデザインや作り込みの質感は高く気に入っていた。難を言えば重いこと。今回入手したタブレットPCも1.7kgもある。因みに愛用しているレッツノートは1kgしかない。このタブレットPCは持ち歩くことは少ないと思うのでこの際重さには目を瞑る。OSはWin10(64bit)がセットされていた。色々とアプリを組み込み環境を構築する。しかし実際に使ってみて一番のストレスは起動時間の遅さ。遅い原因を調べてみるとCPUの処理能力というより1.8インチのHDDシークがボトルネックになっていることがわかった。容量も120GBしかない。そこで256GBのSSDに換装を決断。しかしこれが一筋縄ではいかなかった。このPCは1.8インチHDDが搭載されておりマイナー規格で現在では入手困難。かといって主流の2.5インチでは大きくて本体にセットできない。そこで裸基板の小型SSDを購入するもコネクターはm-SATA規格。これをPC本体にセットするにはmicro-SATAへの変換基板が必要となる。更に問題があり手持ちのHDDクローン用USBケーブルはSATAコネクターだった。HDDクローン作業の為だけにm-SATA<>SATA変換基板も入手することになった。結局、本体購入価格以上に周辺機材で出費する羽目に。遠回りの苦労の末、HDDをSSDへ移植して本体にセットすることができた。果たして起動時間は3倍速ほどに劇的改善をとげる。ブラウザーや画像アプリ、Officeなどもストレスなく動作するようになった。ということを中国出張から帰ってきた深夜にごそごそ作業していた。買いそろえた部材が目の前に揃っていたのでやらずにおれなかったのだ。携帯しての移動には使わないと言いながら、ついでにHP純正トラベル用ACアダプター(USB電源端子付き)とミッキープラグも入手しておく。PCを本格的に使うことよりも、こういった改造作業の過程こそが楽しいのだと思う。CSアナログ衛星の受信然り、時計やカメラの修理然り。電気工作、模型工作も同じことなのだ。
10年の歴史を舐めてた
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