東京メトロポリタンTV2でマカロニウエスタン映画「怒りの荒野」を観る。「ガンマンの心得十カ条」が泣かせる。リー・ヴァン・クリーフ(タルビー)がジュリアーノ・ジェンマ(スコット)に銃とガンベルトを見たててやるシーンでは数丁出された銃から迷うことなく1丁を選んだ。その理由は銃身の長さで選んでいたと後でわかる。敢えて早打ちに適さない7インチをタルビーが選んだのは、後に師弟対決が来ることを予見してのことか。余談ながら西部劇を観て毎回思うのは荒野にある小さな町は食料をはじめとする物資の輸送。町の経済をどのようにまわしていたのか。頼りない駅馬車だけで物流は到底賄えない。銀行を運営できるほどの経済活動は果たしてあったのか。保安官を雇う流れで言えば行政や税金のシステムは?あとひとつイタリア映画で疑問なのはみなさんイタリア語を話していたが、アメリカ人の俳優はアテレコなのかしら?まあ、そんなことよりリー・ヴァン・クリーフの渋さを観ていればいいのです。
リー・ヴァン・クリーフ
吹替の解説
リー・ヴァン・クリーフ
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