うちのパスタは頑なに「Barilla」(バリラ)を買い続けている。日本の製粉会社のそれとは風味もコシも一線を画す。そのバリラのパッケージが春先あたりから紙パッケージへと変更になった。パッケージには「地球のために」と印刷されていた。海洋汚染のマイクロプラスティックはこのところ連日のようにニュースで騒がれている。汚染による生態系への影響が深刻というのも頭では理解できる。しかしこういった騒ぎには何か裏がありそうで手放しでずぐには賛同できない。個人的にはもう少し検証の時間が欲しいところ。ひと昔前、同じようにヒステリックに騒がれていた「環境ホルモン」とやらもなんだか有耶無耶に消え去った。地球温暖化も未だに議論は続く。プラスティックから紙包装へ切り替わるのは良いとしてもパルプ資源(森林資源)への負担は大丈夫なのかしら。パッケージ変更に伴う商品重量増加は輸送コストが嵩み何よりCO2排出量が増えるのだがそれはいいのか。多角的視野に立ち比較検討していかないと単なるプラスティックの魔女狩りになりかねない。ノンポリなのでいろいろと文句を並べてみたが、本音のところで今回のパッケージ変更で一番許せないのは450g包装から500g包装に変更されたこと。ワシの作る「ハラヘリパスタ」は一人前150g。500gでは50gが余ってしまうのだ。困った・・・(笠智衆)
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