Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

PENTAX 17

2024年06月19日 | 写真、カメラ

カメラ修理に熱中していた頃、PEN FTは5-6台ほど修理でOHした

カメラ業界ではPENTAXから発売されたハーフサイズのフィルムカメラが話題になっている。デジカメ全盛のこの時期にフィルムカメラを発売する企業姿勢とその英断は素直に賞賛する。ファインダーをレンズ光軸上に置いてパララックス対策したり露出補正ダイヤルを付ける演出などなかなかに心憎い。”PENTAX”ロゴが昔のシャープな書体に戻ったのは何より嬉しい。旭光学のAOCOマーク刻印まで配されてサービス満点。しかしバッテリーに高価なCR2を使うはあまり嬉しくない。何よりこの程度のカメラで価格が10万円を超えるのは絶望感ただよう。AFすら搭載されていないというのに。せいぜい39,800円程度が妥当。もしフィルムカメラでハーフ撮影したいというなら程度の良いクラカメでケムンパスのFTかPEN Wでも買ったほうがよほど所有欲も満たされるというものだ。名誉のために言っておくが私は旭光学が一番好きなメーカーであることに変わりはない。中学生の時に発売ホヤホヤのPENTAX ME SUPERからカメラ人生が始まった。昭和30年代、フィルムは高価なものであったことから通常の2倍の枚数が撮影できるハーフサイズカメラが重宝された。それから60年の月日が流れ、再びフィルムは高価なものになってしまった。135(35mm)のリバールフィルムは1本4-5,000円もする。更に現像で1,000円。しかも現像上がりまで半月ほど待たねばならない。恐ろしい時代になったものだ。PENTAX17を買ってもせいぜいフィルム2-3本撮って後は仕舞いこまれるのが関の山。話題先行だが果たしてどこまで販売台数が伸びるのか興味はある。ところでハーフサイズとは18×24mmと記憶していたけれど17mmなんだ。

 

PENTAXコレクション 防湿庫に保管中

コメント (6)
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