赤瀬川原平 著「超芸術トマソン」を読了。本の前半は次々と報告されるトマソンの紹介で盛り上がる。しかしトマソンがTVや雑誌で紹介され一般に浸透認知されてきた頃からその熱量もトーンダウンしていくのが読み取れた。サブカルチャーが表舞台に出てはいけなかったのだ。内輪ネタでワイワイ盛り上がっているうちが楽しみであることを痛感する。ましてや海外のトマソンネタに報告が及ぶもこちらはまったく興味を失う。日本の狭い町の片隅で開発の波に翻弄されながらも貧乏くさくささやかな抵抗と遊び心で生まれた物件だからこそ興味を惹くことを再認識した。余談になるがこの文庫を買い求めた丸井の古書市で他に気になる本も見つけていた。翌日詳細を調べようと再訪するも古書市は終わっていて店は撤収された後だった。調べようとした本は昭和29年刊行のこれまたマイナーな雑誌。悔しいので神奈川古書共同組合の古書市移動先を調べた。藤沢駅前の湘南ダイヤモンドビル有隣堂での開催をつきとめた。早速、先週末に藤沢まで足を運ぶ。しかしお目当ての本は見つからず。3月中旬からこの古書市はフロアーを移動して規模拡大されると店番から教えられた。もういちど再訪してみようと思う。サブカルチャーはかくも地道なものなのだ。
最新の画像[もっと見る]
- エレキ天国 Saitolab最新作 12時間前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
- TOKYO ウォーキング 7日前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます