Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

天然砥石

2021年10月29日 | 修理・工作・技術
興味本位で天然砥石を購入してみた。天草砥石の上白30型。大振りで安定感があり研ぎやすい。肌理(きめ)は揃っていて滑りも良い。中砥用で使うには文句なし。砥ぎ汁は少な目。砥ぐ順番としては天草砥石で下地を作り次に(天然)五十嵐砥石で整えて最後に番手を上げて仕上げ工程。砥ぎの仕上げに拘る人もいるが自分は砥ぐ頻度を上げればそれでいいスタイル。砥石を新調したついでに鋏を砥いでみた。4年ほど愛用している東鋏・増太郎裁鋏製作所のクラフトハサミ。酷使してきたこともあり最近切れ味が鈍っていた。ハサミの“ネジ”を緩め切刃の山側だけを砥いでいく。ハサミの刃は弓なりの内側を砥いではいけない。砥ぎ終えた鋏は元の切れ味を取り戻す。元来が裁ちばさみなので厚紙さえも簡単に切れてしまう。刃物砥ぎは習字の墨すりとおなじで精神修養の側面もあるのだ。


東鋏・増太郎裁鋏




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