このところ毎日出動している黄金カイロだが、先日卸したばかりの新品と数年使っている薄型カイロとで燃焼温度の違いを感じた。新品は点火後直ぐに温度上昇が始まり燃料が切れるまで高温を保つ。しかし古いカイロのほうは点火してからの温度上昇に数十分かかるのと、燃焼が安定しても体感で摂氏40度を少し上回るくらいしか暖かくないのだった。そこで新品ストックしてある黄金カイロ標準型火口の触媒を薄型火口に移植した。標準型と薄型では触媒の高さ幅が若干違うのだが、スチールウール状なので、ピンセットでチョンチョンと整形すれば問題なく収まるのだ。果たして交換後の薄型黄金カイロは標準型と同量の触媒搭載となり御機嫌な燃焼温度へと復活したのであった。実は薄型の新品火口もストックしてあるのだが、こちらは個数が少ないので最後の砦にと温存してあるのだ。ところで生産が打ち切られる直前の黄金カイロは、本体のフタをしたままで給油と点火ができることが改良点となっている。しかしこれは改悪ではなかったかと考える。火口に近い給油口からベンジンを注ぎ込むことで、どうしても触媒にベンジンが染込んで濡らしてしまうのだ。これでは点火不良を招き触媒寿命を縮めることとなる。旧型では火口を外しての給油だったので、給油時のベンジンで触媒を濡らしてしまう心配は無かったのだ。せめて給油口を触媒と反対側に設ければ良かったと思うのだが、少量の給油では内部綿へのベンジン浸透に時間差を生むことから今の位置になったのだろう。最終型の黄金カイロをお使いの方は、面倒でもフタを開け火口を外しての給油をお勧めする。そうすることで点火不良もなくなり触媒寿命も延びると思うのだ。あと、出先でベンジン切れを起こしたときのために非常用ベンジンを携帯している。といってもお弁当に付いてくるサカナ型の醤油差し(ランチャーム)なのだ。大きさにもよるが、これでも4-6ml入るので5-6時間程度の燃焼時間は稼げるのだ。ところで話は変わるがオークションで見かけるカイロ灰を使うタイプの携帯カイロはご禁制のアスベスト(石綿)満載ですなあ。
オークションのカイロ
オークションのカイロ
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