勤労感謝の日の4連休。コロナ禍から数年振り夫婦で一泊旅行。ロケーションは近場の伊豆半島。普段なら車で行くところを敢えて鉄道を選ぶ。朝の新横浜駅は旅行客で大賑わい。新横浜から熱海まではわずか30分の乗車。これならオバQロマンスカーで小田原まで出たほうが旅情はあったか。或いは東京駅か新宿まで逆行して特急踊り子に乗るとか。それではつげ義春の「無能の人」ではないか。
熱海からはJR伊東線で伊東まで車輛は伊豆急行3000系「アロハ電車」。この車は以前の京浜東北・根岸線209系からの移籍。製作した「電車でGO!」にも採用した車輛。ゲーム内の車輛紹介に209系を「寿命半分、価格半分」と設計コンセプトを記載した。あれから30年。いまだ現役で走る姿を頼もしく感じた。
伊東に着いて初日は大室山へ。路線バスの急行に乗り30分ほどグイグイ登坂道を移動。大室山のリフト乗り場は伊豆シャボテン公園の向かい。標高580m、安息角40度程度のスコリア丘。登山道はなく急傾斜リフトが唯一の山頂への移動手段。山頂では約1kmのお鉢巡りの遊歩道がある。山頂からは伊豆諸島、房総半島から富士山までが見渡せる。下手な観光施設を巡るより価値のある観光ができた。何故もっとはやくに来なかったか悔やまれる。リフト往復料金1,000円は安いもの。但し真夏や冬、風の強い日はお勧めできない。予定ではこの後、小室山にも登るつもりだったが大室山を先に観た後では興味も失せとりやめ。
伊東駅に戻り駅前の湯の花通りにある”まるげん”で「うずわめし」の昼食。平皿に薄く盛られた宗田鰹「うずわ」のたたきを刻んだ青唐辛子に醤油でいただく。そのまま食べたり、ご飯にのせたり、熱い出汁でお茶漬けにしたり。刻んですり身にされた宗田鰹は新鮮で臭みは無い。水っぽくなく粘りがあって青唐辛子も絡み食べやすい。熱い出汁をかけると一気に固まるので箸でほぐしながら出汁をかける。人気メニューのようで昼時は入店待ちとなっている。食事も済んでホテルにチェックインし伊東港まで散策。沖には海技教育機構の練習船・銀河丸が停泊していた。
二日目は陶芸ろくろを初体験。回転するろくろ中央に円筒形にセットしてもらった粘土。中央に親指を差し込んで器の深さを決める。第一関節あたりまで掘りこめば500円硬貨程度に穴の底を均す。次に人差し指と親指で摘まむように円筒の壁を徐々に薄く延ばし拡げてていく。時々、拡げた筒を両手で包んで形を整える。茶碗にするかコップにするか形をイメージしながら粘土と格闘。焼くと15%ほど縮むのでその分を見越す必要あり。仕上げはスポンジで器の中の水分を拭き取る。根元に高台部分の括れをつけてもらい糸で土台からカット。両手でピースサインを作って指の腹を上に向けてカットした器の底を両側から挟んでろくろから降ろす。時間内に4個ほど製作したなかから出来の良い2個を選ぶ。
最後に釉薬を選んで作業完了。作品は釜で焼いて郵送してもらうシステム。体験料金はひとり3850円。準備、指導や後加工の手間を考えると安いと感じた。この二日間は貪欲に遊ぶことをせずのんびり過ごしたけれど充実した休日となった。
もし、九州の飯田高原&くじゅう連山に興味がおありでしたら、お宿の手配&阿蘇山周辺の観光も含めて御案内します、と社交辞令を。
さて今年、レベル60を迎えました。あと1年の定年延長を全うした後の人生設計を如何にすべきか、答えが見つかりません。
はてさて。
阿蘇山へは小学生時代に家族旅行で
訪れたことがあります。夢のジェット機727に
乗れることが嬉しくてたまりませんでした。
阿蘇の雄大な景観は脳裏に焼き付いております。
別府温泉も素敵でした。叶うなら是非もう一度
訪れたいですね。
私も昨日で59歳になりました。
元気に活動できる時間はもうそれほどありません。
旅先で野垂れ死が理想のように思えてなりません。