Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

さらに一日延期します

2022-07-21 | Weblog

さらなる開幕延期のお知らせをしなければなりません。

7月23日(土)までの公演中止となりました。

7月24日(日)からの公演については、あらためてお知らせ致します。

燐光群公演 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』。

 

下北沢ザ・スズナリで7月15日から「ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語」を上演する予定でしたが、公演関係者にコロナ陽性者が出ましたため、開幕を延期することとなりました。

稽古中から可能な限りのコロナ対策を行っておりましたが、このようなことになり、誠に申し訳ありません。

今後はさらに複数回のPCR検査を行い、状況を把握したうえで、開幕の時期を検討致します。

この間、ご予約頂きました皆様には、大変申し訳ないのですが、中止が確定した回につきましては、いったんご予約をお取り消しさせていただきます。

既に観劇予定を入れてくださった方々には多大なご迷惑をお掛けいたします。心からお詫び申し上げます。

 

さて、中止の延長をお伝えします。

7月23日(土)までの公演は、中止とさせていただきます。 

現在のところ、7月24日(日)からの公演については、ご予約をお預かりし、ぎりぎりまで開幕日を模索します。

正式な開幕日が決まりましたら、23日までに、改めて24日以降の公演についてお知らせ致します。残念ながら中止の回に申し込まれた方は、お手数ですが、再度のご予約をお願いいたします。

諸事情をご考慮いただけますと幸いです。ご理解とご協力をお願いします。

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『リア王』ではなく『リア』なの、と、岸田理生さんは言った

2022-07-20 | Weblog

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』、まだ具体的な開幕の日取りについて、見通しが立っていません。

それは、もう、当然ですが、悶々としています。

さまざまな想念が巡ります。いろいろなことを思い出します。

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』は、ある意味、シェイクスピア『リア王』の変奏曲なのですが、ときどき頭を過ぎるのが、

「『リア王』ではなく『リア』なの」と、岸田理生さんが言ったことです。

岸田理生さんの『リア』は、1997年に国際交流基金が制作した国際合作です。演出はシンガポールのオン・ケン・センでした。

岸田理生さんは、彼女が寺山修司さんの〈天井桟敷〉の人だったこともあり、八十年代からうっすら知ってはいました。私がまだ劇団を作る前だったし、数回しかお目にかかっていない寺山さんでしたが、寺山さんが私の名前を覚えてくれていたことは、感激でした。

理生さんとは、いろいろなところで、とくにアジア関連のことでよく出くわし、また、私が〈アジア女性演劇会議〉のお手伝いをしていた頃からも、お話しするようになっていました。これからいろいろなことをと思っていた理生さんと如月小春さんを失ったことは、演劇界にとってだけでなく、本当に、いろいろな面で、残念なことでした。

 

『リア王』ではなく『リア』なの、と、岸田理生さんが言ったのは、もちろん、「王制」や「家父長制」的なものへの批判もありましたが、「リア」という一人の老人をこそ、解放してやりたい、という思いもあったのだと思います。

私は、「その『リア』よりもっと前に、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』という、生きているか死んでいるかわからない、浮浪者か乞食かわからない「リア」的な存在がいて、しかも娘を自称する女たちが何人もぞろぞろ出てくるバージョンを作ったのだぞ」と、理生さんに言ったこともありました。気が合ったのもあるでしょうけれど、いつも生意気な私を面白がってくれる理生さんでした。

このたび、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』でその「リア」的な存在を演じる大西孝洋と私は、理生さんが亡くなられる数日前に、理生さんと阿佐ヶ谷で飲んでいました。亡くなられたのは2003年ですから、もうすぐ二十年になろうとしているのですね。本当に歳月が過ぎゆくのは早い。

そして、『リア』を追いかけて、私が国際交流基金さんの制作で実現することができた国際合作が、『南洋くじら部隊』でした。

 

思い出に耽っているわけではありません。

明日のことを考えています。

 

 

 

写真は、開幕を待つ最新バージョンです。

左より、溝畑藍、武山尚史、小松広季、坂下可甫子、三好樹里香、大西孝洋、鬼頭典子、山本由奈、三浦知之

撮影・姫田蘭。

 

 

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/c372d5a40b00343cafaf9babacd132cb

 

 

 

 

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#自民党って統一教会だったんだな

2022-07-19 | Weblog

#自民党って統一教会だったんだな

なるハッシュタグが19日、ツイッターでトレンド入りし、一晩で24万を超えるツイートに対し、ネット上では《ものすごい勢い》などと話題となったそうだ。

 

冗談としては、冗談に聞こえないところがおそろしい。

 

 
日本官僚と在日米軍トップが協議を行う「日米合同委員会」に、 統一教会の関連者が関わっていたというニュースは、本当なのだろうか。
 
 
自民党=統一教会のはずはないだろうが、ずいぶん体質は似ているのではないか。

 

私達の税金が、戦争をやりたがる人たちへの「献金」にされてしまっては、かなわない。

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埼愛キムチを陣中見舞いにいただく

2022-07-18 | Weblog

陣中見舞いをいただいたのですが、まだたたかいはスタートできていないのです。

 

いただいたのは、青唐辛子のキムチ。

 

埼愛キムチということです。

埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会

https://tomoni-saitama-koreanschool.org/category/support/kimchi/?fbclid=IwAR2oSLujqSw5BXglNxNNRGYrgdluYCF_2nQ0kljudc6jK4n90G8_DuJLs70

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さらなる開幕延期のお知らせ 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』

2022-07-18 | Weblog

さらなる開幕延期のお知らせをしなければなりません。

7月22日(金)までの公演中止となりました。

7月23日(土)からの公演については、あらためてお知らせ致します。

燐光群公演 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』。

 

下北沢ザ・スズナリで7月15日から「ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語」を上演する予定でしたが、公演関係者にコロナ陽性者が出ましたため、開幕を延期することとなりました。

稽古中から可能な限りのコロナ対策を行っておりましたが、このようなことになり、誠に申し訳ありません。

今後はさらに複数回のPCR検査を行い、状況を把握したうえで、開幕の時期を検討致します。

この間、ご予約頂きました皆様には、大変申し訳ないのですが、中止が確定した回につきましては、いったんご予約をお取り消しさせていただきます。

既に観劇予定を入れてくださった方々には多大なご迷惑をお掛けいたします。心からお詫び申し上げます。

 

さて、中止の延長をお伝えします。7月22日(金)までの公演は、中止とさせていただきます。 

現在のところ、7月23日(土)からの公演については、ご予約をお預かりし、ぎりぎりまで開幕日を模索します。

正式な開幕日が決まりましたら、22日までに、改めて23日以降の公演についてお知らせ致します。残念ながら中止の回に申し込まれた方は、お手数ですが、再度のご予約をお願いいたします。

諸事情をご考慮いただけますと幸いです。ご理解とご協力をお願いします。

 

写真は、大西孝洋。撮影・姫田蘭。

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お待ち下さい

2022-07-17 | Weblog

燐光群『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』は、ゴミ袋についての芝居です。

開幕日程をお伝えできずにいて、本当に申し訳ありません。

 

もうしばらく、お待ち下さい。

 

 

撮影・姫田蘭。

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開幕延期のお知らせ 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』

2022-07-16 | Weblog

燐光群からのお知らせ

 

下北沢ザ・スズナリで7月15日から「ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語」を上演する予定でしたが、公演関係者にコロナ陽性者が出ましたため、開幕を延期することとなりました。

稽古中から可能な限りのコロナ対策を行っておりましたが、このようなことになり、誠に申し訳ありません。

今後はさらに複数回のPCR検査を行い、状況を把握したうえで、開幕の時期を検討致します。

この間、ご予約頂きました皆様には、大変申し訳ないのですが、中止が確定した回につきましては、いったんご予約をお取り消しさせていただきます。

既に観劇予定を入れてくださった方々には多大なご迷惑をお掛けいたします。心からお詫び申し上げます。

 

現在のところ、7月18日(月)までの公演は、中止とさせていただきます。 

7月19日(火)からの公演については、ご予約をお預かりし、ぎりぎりまで開幕日を模索します。

正式な開幕日が決まりましたら、18日までに、改めて19日以降の公演についてお知らせ致します。残念ながら中止の回に申し込まれた方は、お手数ですが、再度のご予約をお願いいたします。

諸事情をご考慮いただけますと幸いです。ご理解とご協力をお願いします。

 

 

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間違ったことを次々に重ねても「正しい」にひっくり返ることはない

2022-07-16 | Weblog

そもそも「国葬」などしてはならないというのが、正論。「国葬」ありきがおかしい。

総理大臣が誰かを「国葬」にする権利などあるはずないというのが、正論。正式な会議もなく決定権があるかのように振る舞うのがおかしい。

 

おかしい×おかしい。

間違ったことを次々に重ねても「正しい」にひっくり返ることはない。

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「国葬」なんぞ、ありえない

2022-07-15 | Weblog

参院選応援演説中に銃撃され死んだ安倍晋三元首相について、政府が今秋に「国葬」を行う方針を固めたと、マスコミが報じている。

現在のこの国の方向性からして、そういう声があがることは、安倍氏の死の直後から予想していたが、もちろん私はそれを許さない立場である。

安倍氏は、憲法を破壊する工作を推し進めてきた男である。
違憲の安保法制を推し進め、集団的自衛権の行使容認、武器輸出三原則の解体等、この国を「戦争ができる国」にするためになりふり構わなかった。
歴史修正主義という名の「歴史捏造」を繰り返し、過去の侵略戦争を肯定し、韓国・朝鮮ヘイトを推し進め、「仮想敵国」を挑発した。
「外交の安倍」どころか、トランプやプーチンに媚びへつらい、バラ撒きと表層的な態度により、この国はあらゆる方向から軽蔑の対象となっている。
 
そして、秘密保護法、共謀罪はじめ、表現の自由を奪うための悪法を作り続けた。
官邸が人事権を握ることで官僚たちを脅迫してきた。最高裁判事の選定にも口出しし、検察庁法を改定し検察トップまで人事介入した。
経済政策の失敗は、「国力」を喪失させ、かつてない貧困を生みだし、取り返しのつかない事態を招いた。
政権による行政文書改ざんが当たり前のことになった。そのために起きた官僚の死に何の責任も取らなかった。
そして、夥しい疑惑。森友学園、加計学園の問題。コロナ対策費の内訳の疑惑。河井夫妻の選挙買収事件での資金提供の疑惑から見ても、よほどのことをしてきているはずだ。政治資金も含んだ安倍氏の経済関係を全て公開してほしい。「桜を見る会」問題にみられる国政私物化の極みが、今回の「国葬」だろう。
 
岸田首相は「国葬」の理由を「暴力に屈せず、民主主義を守り抜く決意を示す」ためと言っているらしいが、「民主主義」を蹂躙してきたのは、安倍氏自身である。また、安倍氏が銃撃された事件の背景には反社会的勢力と安倍氏の深い繋がりがある。その真相も明らかにしないで、多くの疑惑の当事者を「民主主義」の側に置いていいのか。
そもそも「国葬」にすることに、どのような法的根拠があるのか。この貧困国日本では、教育、社会福祉、公的医療、農業政策、河川の整備、等々、国家予算を投入するべき課題はいくらでもあります。軍事費倍増やこの「国葬」など、税金を不必要な使途で捨ててはなりません。
 
「国葬」は、安倍氏のダークサイドを隠すための工作である。ヒトラーを国葬にしようといっているのと同じである、という一部の言い方には笑ったが、そう言えなくもない面がある。一つの国を十数年のあいだに、みごとに破壊し尽くしたのも同じであるからだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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初演から32年の『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』 本日プレビュー初日

2022-07-15 | Weblog

初演から32年の『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』 本日プレビュー初日です。

出演者17名のうち7名が初演時には生まれていないという衝撃の事実。それだけ若者たちが活躍する劇でもあるのです。四月からオープン・ワークショップを重ね、そこから継続して稽古場で踏ん張り、堪え忍んできた初出演の人たちの意欲と情熱が、ここに結実しようとしているのです。

写真は、中央・大西孝洋、左端・鬼頭典子、その他は、左から、三好樹里香、遠藤いち花、坂下可甫子、二十代前半のこの三人がこの舞台でデビューを飾ることは、今回の座組の指針をあらわしています。(撮影・姫田蘭) 

初演時は私も二十七歳。みんな若かったのです。七十年代、八十年代のアングラ・小劇場の牽引者たる諸先輩たちも、二十代から頭角を現し、活躍していました。

演劇とはどこか、若者のものであり、青春の場とも言われるものなのです。世阿弥の言う「時分の花」。……しかし、そこで人生は終わるわけではありません。今回のチームは、小劇場の演劇とはいえ、出演者の最高齢者と最年少者の年齢差が五十を超えています。この幅広さ、残酷に、華麗に、年齢と向き合う場であることは、演劇の特質の一つです。私自身、昨今、老いて佐渡に流された世阿弥のような気分になるときもあれば、若き日が昨日のこととしか思えない無理やりな青春延長者であると自覚することも、あります。

ともあれ、とんでもないことになっています。初演から32年の、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』。

本日プレビュー初日です。

 

 

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』上演情報。

http://rinkogun.com/Breathless_2022.html

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27日(水)のトークゲストは、市田真理さんです。 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』。

2022-07-14 | Weblog

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』

27日(水)のトークゲストは、市田真理さんです。 

本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はお入り頂けます。

 

第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さんが、『天皇と接吻』の頃から燐光群作品を観てくださっているということを最近まで知らなかった。というより、第二次世界大戦直後の「被爆調査」について『天皇と接吻』のとき人づてに資料収集していたさい間接的にお世話になっていたことも、最近まで知らなかったのである。

市田真理さんは、過去から現在、世界に拡がる核被害の実態について、伝えられるべきことは何か、どのように伝えられるべきか、日々取り組んでおられるのである。

そして、第五福竜丸展示館は、東京都立夢の島公園に、ある。『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』でも言及される、かつての「ゴミの島」の一つだ。ゴミ問題を背景としたこの劇のトークゲストにお招きするのは、ある種の必然なのである。

そう、核廃棄物こそ、人類が作り出してしまった「最悪のゴミ」なのだ。

 

 

市田真理【第五福竜丸展示館学芸員】

中央大学・立教大学兼任講師、明治学院大学国際平和研究所研究員

札幌生まれ。書籍編集者などを経て第五福竜丸展示館の企画展示、ワークショップなどに携わる。著書:『ポケットのなかの平和』(平和文化)

共著:『フィールドワーク第五福竜丸展示館』(平和文化)
『第五福竜丸は航海中』(現代企画室)

 

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』上演情報。プレビュー初日は15日です。

http://rinkogun.com/Breathless_2022.html

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劇場にいます

2022-07-14 | Weblog

劇場にいます。

劇場にいると、私がいるべき場所がここなのだ、と思います。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』の場当たり写真を掲載したいのだけれど、まだ初日を迎える前に、遠慮というか、惑いがあります。何かよくないことがあるというのではなくて、気持ちの整理です。

きょうのゲネプロで吹っ切れるでしょう。写真も公開します。

その前に公開できるのは、劇場での自分の写真くらいです。逃げも隠れもできませんが、こんな人です。撮影・姫田蘭。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』上演情報。プレビュー初日は15日です。

http://rinkogun.com/Breathless_2022.html

 

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「三田文学」夏季号の充実

2022-07-13 | Weblog

「三田文学」夏季号が届く。

私も協力した部分のある号だが、なんだか想像を超えた充実ぶりに驚く。

 

私のオーストラリアの兄貴、ロジャー・パルバースさんの戯曲版『銀河鉄道の夜』をお届けできるのは、本当に嬉しい。

作中繰り返されるせりふ、

 

もし「いつまでも」がいつまでもであったらば

 

というフレーズが、祈りのように、呪詛のように、これまでの「賢治もの」と一線を画す認識を獲得している。

 

そして、「ウクライナ・ロシアからの声」という特集は、慶應義塾で教鞭を執っていたアンドリイ・ナコルチェフスキーさんが帰国後に記した「ウクライナ —自由こそ我らの信仰」に、さいきんウクライナ史に関わる小説『地の塩』リーディングの仕事の過程で、かの地の固有名詞に敏感になった身としては、ほんとうに目が醒める思いをするし、現在形としては、最後の三行の衝撃に、慄然とする。

言葉は、いま、このように立ち上がり、たたかっているのだ。

 

同志に、友に、感謝する。

私は私の仕事をしなければ。

 

 

 

 

 

 

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24日(日)のトークゲストは、竹下景子さんです。 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』。

2022-07-13 | Weblog

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』

24日(日)のトークゲストは、俳優の、竹下景子さんです。

本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はお入り頂けます。

 

竹下景子さんにはこれまで、燐光群で、「チェックポイント黒点島」「3分間の女の一生」「天使も嘘をつく」に出演していただいています。三作品とも国内でツアーもしています。「チェックポイント黒点島」は、下北沢ザ・スズナリでの、小劇場には珍しいロングラン公演でした。リアリスティックな題材も、ファンタジーというべき要素も、いささか強引な仕組みであったとしても、景子さんという存在を通して、確実に演劇として結晶してゆく、奇跡のような瞬間を持つことができました。久しぶりにお話しできるのが、とても楽しみです。

 

竹下景子【俳優】

愛知県出身  1973年NHK銀河テレビ小説『波の塔』で本格デビュー。

映画『男はつらいよ』のマドンナ役を3度務め、『学校』で第17回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、2007年には舞台『朝焼けのマンハッタン』『海と日傘』で第42回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。テレビ・映画・舞台のほか、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」日本館総館長をはじめ、国連WFP協会親善大使など幅広く活動している。

 

 

写真の撮影は、篠山紀信さんです。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』上演情報。プレビュー初日は15日です。

http://rinkogun.com/Breathless_2022.html

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岸田國士戯曲賞の選評より 『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』

2022-07-12 | Weblog

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』初演から32年の上演にあたり、第35回岸田國士戯曲賞の選評から、井上ひさし、唐十郎、別役実、田中千禾夫、八木柊一郎の五氏の文を引用させていただいた。あらためて御礼申し上げます。

 

◆井上ひさし  ゴミを蝶番にして世界の価値をすっかりひっくり返してしまったのは、まことにあざやかな 力業だ。(中略)やはり戯曲は構造が大切だ。

◆唐十郎  その蟲動感は、読む者に、その場に行ってみたい衝動を起こさせる。


◆別役実   久しぶりに、文字通りの「力作」と言えるものであり、今後演劇はこのようにしか動いていか ないであろうと考える。


◆田中千禾夫  活字離れが云々される現代、こうして言葉の「文学性」が明示されるのに接すると私など老 輩は、有難うと言いたくなる。


◆八木柊一郎  演劇行為への欲望と表現者としての根源的な衝動とが一体になっている点では際立っていた。両者のバランスの問題ではなく、お互いがお互いをどうしても必要としたという実感 が少なくとも私にはつたわってきたのである。

 

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』上演情報。プレビュー初日は15日です。

http://rinkogun.com/Breathless_2022.html

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