黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

その名は善勝寺・その 3 (石から生まれた羅漢様)

2021-09-24 16:07:15 | 群馬県・中毛

昨日の夕方、ひめちゃんは、久しぶりに、獅子丸&タバサねーちゃんとお散歩に出ました。

取り残された小次郎パパは、1人寂しくお散歩です。

夕陽を受けて、みんなが帰ってきました

みんなご機嫌です

この道の左は字・塚越(あざつかごし)、右が堀之内です。

たまには、このメンバーのお散歩もいいね。

おや、向こうからライバル・黒柴デナちゃんがやって来ます。

ひめちゃんとタバサねーちゃんの腰つき、楽しく臨戦態勢です。

アタチの方が強いんだぞ

何言ってんのよ、アタチの方が強いのよ

 

バイバイ、またね

 

 

 

善勝寺・山門に到着です。

門の脇に、本尊・鉄造阿弥陀如来の説明板です。

ちょっと見にくい

要するに、「鎌倉時代の仁治2年(1241)に鋳造されたけれど、戦国時代の永禄年間に戦を避けて地中に埋められた。その後発見されて、善勝寺に納められた。」と言うことのようです。

まあ、よくぞご無事で

 

関東百八地蔵第第二十三番札所、関東九十一薬師第四十七番札所のポールがあります

御朱印がありそうです

 

山門の仁王様は、ガラスの向こうで、お姿映りにくい

でも、新しそう

 

山門をくぐると、水子地蔵と慈母観音です。

こちらも、古くなさそう

鐘楼堂も、古くなさそうです

でも、みんなまわりの風景に、やさしく馴染んでいます

 

本堂は、耐火建築の現代的建物です

ガラスの向こうの、ご本尊様に合掌

 

 

さて、本堂の周りを散策です。

 

勝道上人の像があります

蓮の花を持った大きな聖観音もあります

 

 

あれ、羅漢さんだ

 

十六羅漢様、どこかでもお目にかかりましたけど、かなり大きめかな?

石から生まれたイメージで、元の石が残されているのはいいですね

 

途中に何故か赤ちゃんを抱いた観音様

 

また羅漢さんです

みなさん、石から生まれたんですね

もとの石の感触が残っているのが、とてもいい感じです

 

自然と仏の道を歩きました

 

 

あれ、札所の仏様は何処だろう?

御朱印をもらって帰るには、お参りしなくては

 

 

(つづく)

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その名は善勝寺・その 2 (『上野国志』の記憶)

2021-09-23 14:41:34 | 群馬県・中毛

ひめちゃんちの近所で、稲刈りが始まりました

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出て、新沼&童沢貯水池を目指します。

途中の牧場、乳牛の皆さんは、朝ご飯中でした

新沼には、誰もいません。

隣の童沢貯水池はどうかな?

あれ、ミドリ沼が解消に向かってる

澄んだ水の向こうに、カモさん達がいます。

サギさんたちの姿はありません。

テリトリーのパトロールに行ったかな?

 

 

 

かわいい十二支とお地蔵様にさようならして、奥へ進みます

ここは墓地を整理したようです。

古い石造物の間を通って、山門へ行きます。

 

 

実は、『上野国志』(安永3年1774刊)の著者、世良田の毛呂権蔵(もろごんぞう)もやって来ています

 勢多郡 善勝寺
端気村にあり、天台宗長楽寺の末寺なり、太治四年聖慶法師と云もの、醫王善逝の像をこゝに安置す、當寺未だ寺院あらず、只堂守の僧のみ、正嘉二年天台僧覚心、堂に主たり、曾平時賴この所に来りて談話して、甚だ相諧ふ、便田壹町を寄附す、永享三年僧圓祐再造寺院、得聚山慧雲隠自親寺と號、従此寺主相続す、天文年中厩橋城主長野左衛門尉名を善勝寺と改む、永禄五年、厩橋城代北條高廣艮場山と名づく、堂前に櫻樹二株あり、巨木なり愛すべし、斎田参拾伍石、

世良田・長楽寺の末寺だったのです

「太治四年聖慶法師と云もの、醫王善逝の像をこゝに安置す」、大治4年(1129)聖慶法師が、醫王善逝(いおうせんせい・つまり薬師如来)像を安置した事が、この寺の始まりと書いてます。

鎌倉幕府の執権・平時賴(北条時賴)がやって来たともあります。

天文年中(1532~1555)に、厩橋城主・長野左衛門尉が名を善勝寺と改めたとあります。

そして、永禄五年(1562)、厩橋城代・北條高廣が艮場山と名づけたとあります。

大きな櫻の木が2本あって、「愛すべし」といいました。

まだあるかな?

 

 

古い石造物の間を散策です。

古い石造物は、この一角だけのようです。

毛呂権蔵『上野国志』の記憶は、ここら辺だけのようです

 

 

山門を目指します。

途中は観音様の道です

古くはないけれど、みなさん慈悲深くたたずんでおられます

出口付近には、かわいい六地蔵です

出口には、ドデンと大きな観音様です

蓮の花をお持ちなので、聖観音かな?

 

観音様の道を振り返ります。

合掌

 

さあ、山門です

 

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その名はぜんしょうじ(艮場山善勝寺)・その1

2021-09-22 20:55:50 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

高縄の集会所付近・東柴の田んぼを歩きます。

今朝は微風があるのか、雀よけのカイトが舞っています

蕨沢川を西に渡って、諏訪神社脇を帰ります。

コスモスが満開です

 

 

ひめちゃんちのある旧勢多郡新里村には、善昌寺という古刹があります。

善昌寺縁起というものも存在しますが、本当の由緒はどうもよく分かりません。

手がかりを求めて、力丸城趾の善昌寺を訪問したこともありました。

字は違っても、前橋市端気町に禅勝寺(ぜんしょうじ)があります。

行ってみましょう。

 

艮場山善勝寺(ごんじょうさんぜんしょうじ)の参道を入ると、いきなり大きな石造物です

きっと古刹なんでしょう

少し直進して駐車場に入場です。

見上げると、おや大仏様だ

 

 

山門も見えますけど、まずは大仏様のほうへ行ってみます。

 

合掌

 

善勝寺大仏建立趣意書があります。

このお寺のご本尊、仁治二年(1243)鋳造の鉄造阿弥陀如来坐像にちなむ大仏様ですね。

 

後ろのお地蔵様&十二支のみなさん、かわいいです

あまりのかわいいさに、みんなの姿をそれぞれカメラに収めます。

 

ネズミとお地蔵様、ネズミが肩にもいるのがいいですね

 

たのもしそうな牛です

 

虎は、制御するのが大変かな

足の爪が大きい

 

兎もかわいい

あれ、お餅をついてるかな?

辰は、石を生かしてうまく表現しました

蛇も大蛇ではなく、かわゆく表現です

 

おおきな馬(午)です

表情豊かそうです。

 

みなさんの中心にいるのは、勝道上人(しょうどうしょうにん)です。

日光開山の勝道上人です。

勝道上人の開山ということでしょうか

同じく赤城南面、富士見の珊瑚寺も勝道上人の開山と言うことで、その像がありました

 

羊はぐっと小さくなります

 

石を生かした猿とお地蔵様です

 

鶏とお地蔵様です

お地蔵様、何を叫んでいるのかな?

 

犬とお地蔵様、仲良く肩を組んでます

 

イノシシが、筍をねだってます

 

十二支とお地蔵様、何か微笑ましく仏教の世界に触れられそうです

 

隣には、苦行釈迦像です。

ちゃんと、仏教の世界になってます

 

大仏様とかわいい十二支&お地蔵様、参拝が楽しくなります

 

 

(つづく)

 

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今井神社と北向観音(南勢多郡の廃寺・今井町観音寺の記憶)

2021-09-20 15:33:21 | 南勢多郡の廃寺

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出ます。

今朝も影がはっきり出るお散歩です

天神田(字天神の田んぼ)を廻ります。

ここには、案山子も雀除けグッズも見当たりません。

 

庚申塚古墳を通って帰ります。

今朝は、墳丘上の庚申塔がよく見えます。

見ざる・聞かざる・言わざるの下に、文字があります

そのうちに、確かめましょう

 

日陰を選んで歩いても、きついよう

急いで帰りましょうね

 

 

 

『南勢多郡の廃寺』(内田憲治 群馬県勢多中部仏教会 平成13年)に、(前橋市)今井町三木堂505-1に存在した観音寺(真言宗初瀬小池坊末)があります。

寛保2年(1742)の『前橋藩領内寺院本寺幷所附帳』に「無旦那之寺真言宗観音寺」と記載されているが、その後の記録が見当たらないことから、幕末頃までに廃寺になったと考えられる。~(中略)~現在、今井神社古墳の前方部に堂宇が造られ北向き観音が祀られている。

 

『南勢多郡の廃寺』には、無旦那之寺つまり檀家を持たない廃寺が、結構あります。

今井町観音寺もその一つでした。

 

9月6日、今井神社まで、お使いついでに足を延ばします

迷うことなく、今井神社鳥居前に到着です

でも、駐車場はちょっと迷いました

右の川沿いから入ると、駐車場が有りました。

 

鳥居から入り直しです。

りっぱな鳥居です

由緒もあります

 

元々は天満宮で、赤城神社を合併して今井神社となったんですね。

神社の裏の古墳上に利根左岸十三仏の内の観世音菩薩が祀られて居ます。

神社の裏の古墳上に祀られて居る観音様、今井町観音寺の記憶のようです

 

 

鳥居をくぐる前に、まずは脇を流れる荒砥川を確認です。

橋の名は見つかりませんでした。

 

上流・赤城山方向です。

下流です。

カモたちが悠然と泳いでいました。

 

 

鳥居をくぐると、不思議なものが目に付きます

ここは前方後円墳だったのです。

この石組みは、古墳の石室の石です。

合掌

 

 

さて、墳丘上にある神社にお参りです。

長い階段です

途中で一息。

 

 

左右には、あれ石造物だ

 

もしかして阿弥陀三尊

阿弥陀三尊です

 

天満宮の額が転がってます

何様かな?

 

お地蔵様?

 

 

残りの階段を登って、2礼2拍1礼です。

 

 

さて、裏に回ります。

北向き観音が見えます

いろいろな御利益がありそうです

真っ暗で、観音様のお姿がうかがえません。

でも、合掌

 

南勢多郡の廃寺・今井町観音寺の記憶に逢えました

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初秋のムーハウスガーデン(椿が咲きます)

2021-09-19 19:36:36 | 日記

晴れました

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

久しぶりに明るい影のあるお散歩です

 

モロコシの向こうに見える赤城山には、雲が湧いてます。

モロコシは、最近はナス畑の淵によく植えられています。

防虫効果があるのかな?

 

さて、プーちゃんいるかな?

いました

無事だったんだね。

数日間、逢わなかったので心配していました。

プーちゃんちのすぐ上が、堀之内の出口です。

 

ひめちゃんたちは、堀之内を出て、高縄の集会所を廻って帰ります。

獅子くんは、上の沼まで行きたかったようですけど、ひめちゃんがNOです。

集会所を廻って帰ります。

「コロナに負けるな!」の垂れ幕があります。

 

帰り道、数珠玉です。

珍しい

子どもの頃は、真ん中に糸を通して遊びました

 

ここは去年、バットマンの黒い雀よけがあった田んぼです。

今年は、よく見かける雀除けです

 

蕨沢川沿いの小径に入ります。

ツツジの木の下に、円形に石造物です。

何か意味があるかな?

 

久しぶりに浅間山を見ながら、堀之内に帰ります。

さあ早く帰って、朝ご飯にしましょう

 

 

おうちに帰って、ひめちゃんたちは朝ご飯です

 

 

その間、ちょっとガーデンパトロールです。

ひめちゃんちのガーデンは、黒柴のみんなより先輩のグレーのペルシャ猫・ムーちゃんにちなんで、ムーハウスガーデンです

 

あれ、椿が咲きそう

たしか、西王母だったと思います

でも、まだ夏の名残の花々も咲いてます

 

 

先日、ののこねーちゃんのお墓を整地しました。

七海ママのお墓を何者かに何度も掘り返された苦い経験から、しっかり上をガードして、さらに三四郎地蔵とサマンサ地蔵で護ってもらっていました。

黒柴先代の三四郎&サマンサは、ののこを実の娘のように可愛がっていました。

ののこは、三四郎とサマンサと一緒に眠ります。

お彼岸でも終わったら、そろそろ「ののこ地蔵」を用意しましょう

 

 

柿がなってます。

市田柿です。

去年はみんな落ちてしまって、一つも干し柿になりませんでした。

今年は、干し柿食べたいなあ

 

ホックスグローブ、狐ナスです。

ちょっと条件が悪かったかな?

でも、なんとか黄色い実ができてます。

 

返り咲きの紫陽花が咲き始めました。

秋の紫陽花も、それなりのあじわいです

 

 

夕方見ると、咲いていました

椿・西王母、開花です

この秋最初に咲いた椿の花です

 

クレマチスもきれいに咲いています。

ムクゲもきれいに咲いています。

ムクゲは、何となく一重が好きです

 

バラの園を夢見た時代もありました。

はかなく夢破れ、でも生き残ってくれたザピルグリムです

ちょっと雑草に囲まれてしまいました

草むしり、がんばります

 

 

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