三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

富山のLRT ~視察を終えて・・・~

2010年11月10日 | 行政視察報告
 9日~10日にかけて白山市と富山市に行政視察に行って参りました。
 白山市では、三田市で課題や話題となっているコミュニティバスの取り組みと小学校校庭の芝生化事業について、また、富山市では、山林の里山保全活動事業とLRTについてそれぞれ調査しました。
 発達した低気圧の影響で、2日間の視察の間中、雷や雨に見回れました。
 
 白山市のコミュニティバスは、市町合併により加速された取り組みですが、当初から中型バスの運行計画としていたため、平均乗車数からみると10人乗り程度の乗用車運行でも間に合ったのかな?と言う印象です。白山市も市民の足として頑張ってはいますが、市民に乗っていただかないと・・・。
 まだまだ、改善の余地はありそうです。
 
 また、蕪城小学校の校庭の芝生を現地視察に行きましたが、肝心の芝生は痛みが激しく、鳥取方式も検討する段階に来ているようです。
 それよりもまず強調されていたのが、エコスクールに認定された開校4年を迎えた校舎の設計やその造りです。
 校内にふんだんに使われている木材、外壁のレンガ、オール電化による夜間蓄熱方式。さらに特別教室と普通教室のシャッターによる分離など、これまでの小学校の欠点をカバーするために地域や教育委員会の意見を十分に取り入れた校舎となっています。設定者の苦労の跡が伺えます。
 従ってハード面は、これでもか!と言う位に十分な学校です。また校長を始め、教員の皆さん、児童にも好影響をもたらしている様子が伝わってきました。
 
(写真は、食堂の様子)

 今後は、地域の方々とのソフト面での連携が充実してくると、これまで以上に子どもたちへの良質な教育環境が整うのではないかと感じました。

 富山市では、聞き取り調査後、実際にLRTに乗車させていただきました。思った以上にモーター音も静かです。また、ホームからも段差なく乗り降りできますし、デザインに優れており、富山のまちづくりに一役買っていると思いました。
 

 富山市では、LRTを中心としてバスの接続やJRへの乗り継ぎなどを総合的な交通体系のマスタープランを策定し、これに基づいて順次コンパクトシティ構想を実現しようとしています。
 広大な面積を持つ市にありがちな拡散型のまちづくりを防止するのにもLRTが役立っています。
 三田市の今ある既存のまちの姿を見るとき、富山の交通体系を中心としたまちづくりには、学ぶべき要素が多く含まれているのではないかと思います。
 
コメント
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