14日(土)午前9時30分に新三田駅集合。
主催:エコグループ・武庫川の「武庫川エコハイク」に参加しました。
このハイキングは、駅と駅を結び、阪神間の母なる武庫川の良さを知ってもらう(主催者)ことが目的として実施しています。
今回が、第77回目で毎月1回ペースで実施していましたが、さすがに8月は猛暑ということもあり2カ月ぶりの開催だったようです。
私は、この5月に市内の観福の森や天狗の森へ会派の皆さんと登り、改めて観光資源が埋もれていることを知りましたが、今回のハイクも新三田駅が起点となり、神戸電鉄の道場南口までの道のりをどのように巡って行くのかに興味をひかれました。
事前にお知らせいただいた資料には、国鉄時代に存在した有馬駅までの廃線跡も見ることができることもあり参加を決めました。
参加を決めると言いましても、申し込み不要、受付で名前と住所を記入するだけの簡単な手続きで良いこともあり、当日急用が出来たとしても何の連絡も必要ありません。このような気軽さが受けているのでしょうか、あるいは、2か月ぶりのハイクも幸いしたのか、新三田駅に集まった方々は、宝塚、伊丹、尼崎などの阪神間からが多く、全員で75名の方の参加数だと言うことでした。
では、少し、長くなりますが、昨日の三田市南西部~神戸市北区の北東部のハイキングを報告します。
集合場所のJR新三田駅前の状況です。電車からリュックを背負った方々がどんどん降りてきます。もちろん三田市内の方もおられます。
参加者の年齢は、ほとんど50歳以上の方ばかりでした。
コースは、丹波街道を中心に設定されています。
新三田駅からいったん国道176号線を横断し、福島稲荷神社を通り、大原地区の大歳神社へ。大歳神社は県の指定重要文化財指定です。
ご覧のとおし、最近コンクリートの鳥居しか見たことがありませんでしたが、大歳神社の鳥居は木製です。お参りを済ませ一行は川除けの井戸へ向かいます。
その途中の景色。刈り取り中の畑やまだ青い穂の山田錦の田を見ながら長蛇の列が続きます。
また、コース上には、竹林も。暑さの中にも涼を感じました。
川除けの井戸に到着。説明書によれば、16世紀の半ば、赤松氏に追われた松山氏がこの井戸に隠れ難を逃れた。その時に井戸の中から黄金の仏像を拾い上げた。とのことです。井戸は、深さ2mもなかったと思います。
三輪地区に入るとまるで武家屋敷のような来迎寺の境内を通過し、大井元の水へ。ここは、三輪地域の住民の水ガメだったと言います。今は飲めませんが、昔は飲料水などにしていたようです。
写真の屋根の下には、水がたっぷり溜まっていました。地下水などが湧き出ている様子でした。
大井元の水を5分も歩けば、三輪神社に到着。三輪神社は三田では有名なところで、秋には御輿の神事も行われています。
一行は、三輪神社の境内横の林で昼食休憩。
12時10分に三輪神社を出発し三輪村の道路元票を確認し、JR三田駅の市街地をとおり、武庫川にかかっている車瀬橋を横切りました。車瀬橋は、三田市内では武庫川にかかる最も古い橋であるとの説明を受けました。車瀬の蛍見などの絵も残っているようです。
三田本町商店街を通り、中央公民館で小休止。三輪神社からは、徒歩40分程度かかりました。
中央公民館を出発し横山町、八景町へ向かいます。三田ボウル(ボーリング場)のある横山峠(176号線で三田市と神戸市の境:峠と言う名前がつけられているのも知りませんでした)の宅原(えいばら)交差点を渡り、長尾川を通過。いつも176号線を車で走っているので、神戸市の住宅街を歩くのは初めてでした。
しばらく歩くと神鉄道場駅へ到着。ここでは、国鉄時代に三田~有馬温泉まで列車が走っていた有馬線跡をみることができます。
それも道場駅の横にその跡を観ることができました。昭和19年に神鉄との競争に敗れたことや鉄不足になっていた時代背景もあるようです。三田と有馬の強い結びつきもこの廃線跡から偲ばれます。
この画像の右奥に神鉄道場駅が、写真の左下に線路跡の敷地があり、道場駅の横へ伸びています。
一行は、有野川と有馬川の合流地点を見学。有野川は、六甲山系の裏六甲へ流れる水を一手に引き受けている川で有馬川はその名のとおり、有馬温泉方面から流れる水のみを集めています。
ここが合流地点ですが、この写真の左方向に向かった河川水は、武庫川へ合流することになります。
昔は、この河川水が雨天時には、武庫川に大量に流れ込んだことが原因でその上流域の三田市街地がたびたび水害に遭っていたという歴史があります。今では、武庫川の床部分の掘削などの改良で被害がなくなっています。
一行は、道場川原宿場跡が残る町並みを観ながら神鉄道場南口駅へ向かいました
道場南口駅近くでは、田園風景に電車が溶け込んでいます。
道場南口駅に到着したのが、14時30分前。「お疲れさん!」の掛け声で全員の方は、三田駅へ向かう電車に乗り込みました。
三田市内の名所を回ることができ、有意義な一日を過ごしました。
それにしましても、こうして武庫川沿線を起点にしたハイキングに多くの方が参加しているのも驚きです。三田の魅力は、まだまだ磨けばでてくると思います。ガイド付きで歴史的な背景が理解できることも魅力です。
ブログを投稿しようとしている時刻は、15日午後11時過ぎですが、関西全域に台風の影響で大雨洪水警報が発令されています。時間雨量にすると20ミリ程度は降っているのでしょうか。
昨日巡った武庫川の話が再び脳裏を・・・・。各地を雨と風が襲います。お気をつけください。
主催:エコグループ・武庫川の「武庫川エコハイク」に参加しました。
このハイキングは、駅と駅を結び、阪神間の母なる武庫川の良さを知ってもらう(主催者)ことが目的として実施しています。
今回が、第77回目で毎月1回ペースで実施していましたが、さすがに8月は猛暑ということもあり2カ月ぶりの開催だったようです。
私は、この5月に市内の観福の森や天狗の森へ会派の皆さんと登り、改めて観光資源が埋もれていることを知りましたが、今回のハイクも新三田駅が起点となり、神戸電鉄の道場南口までの道のりをどのように巡って行くのかに興味をひかれました。
事前にお知らせいただいた資料には、国鉄時代に存在した有馬駅までの廃線跡も見ることができることもあり参加を決めました。
参加を決めると言いましても、申し込み不要、受付で名前と住所を記入するだけの簡単な手続きで良いこともあり、当日急用が出来たとしても何の連絡も必要ありません。このような気軽さが受けているのでしょうか、あるいは、2か月ぶりのハイクも幸いしたのか、新三田駅に集まった方々は、宝塚、伊丹、尼崎などの阪神間からが多く、全員で75名の方の参加数だと言うことでした。
では、少し、長くなりますが、昨日の三田市南西部~神戸市北区の北東部のハイキングを報告します。
集合場所のJR新三田駅前の状況です。電車からリュックを背負った方々がどんどん降りてきます。もちろん三田市内の方もおられます。
参加者の年齢は、ほとんど50歳以上の方ばかりでした。
コースは、丹波街道を中心に設定されています。
新三田駅からいったん国道176号線を横断し、福島稲荷神社を通り、大原地区の大歳神社へ。大歳神社は県の指定重要文化財指定です。
ご覧のとおし、最近コンクリートの鳥居しか見たことがありませんでしたが、大歳神社の鳥居は木製です。お参りを済ませ一行は川除けの井戸へ向かいます。
その途中の景色。刈り取り中の畑やまだ青い穂の山田錦の田を見ながら長蛇の列が続きます。
また、コース上には、竹林も。暑さの中にも涼を感じました。
川除けの井戸に到着。説明書によれば、16世紀の半ば、赤松氏に追われた松山氏がこの井戸に隠れ難を逃れた。その時に井戸の中から黄金の仏像を拾い上げた。とのことです。井戸は、深さ2mもなかったと思います。
三輪地区に入るとまるで武家屋敷のような来迎寺の境内を通過し、大井元の水へ。ここは、三輪地域の住民の水ガメだったと言います。今は飲めませんが、昔は飲料水などにしていたようです。
写真の屋根の下には、水がたっぷり溜まっていました。地下水などが湧き出ている様子でした。
大井元の水を5分も歩けば、三輪神社に到着。三輪神社は三田では有名なところで、秋には御輿の神事も行われています。
一行は、三輪神社の境内横の林で昼食休憩。
12時10分に三輪神社を出発し三輪村の道路元票を確認し、JR三田駅の市街地をとおり、武庫川にかかっている車瀬橋を横切りました。車瀬橋は、三田市内では武庫川にかかる最も古い橋であるとの説明を受けました。車瀬の蛍見などの絵も残っているようです。
三田本町商店街を通り、中央公民館で小休止。三輪神社からは、徒歩40分程度かかりました。
中央公民館を出発し横山町、八景町へ向かいます。三田ボウル(ボーリング場)のある横山峠(176号線で三田市と神戸市の境:峠と言う名前がつけられているのも知りませんでした)の宅原(えいばら)交差点を渡り、長尾川を通過。いつも176号線を車で走っているので、神戸市の住宅街を歩くのは初めてでした。
しばらく歩くと神鉄道場駅へ到着。ここでは、国鉄時代に三田~有馬温泉まで列車が走っていた有馬線跡をみることができます。
それも道場駅の横にその跡を観ることができました。昭和19年に神鉄との競争に敗れたことや鉄不足になっていた時代背景もあるようです。三田と有馬の強い結びつきもこの廃線跡から偲ばれます。
この画像の右奥に神鉄道場駅が、写真の左下に線路跡の敷地があり、道場駅の横へ伸びています。
一行は、有野川と有馬川の合流地点を見学。有野川は、六甲山系の裏六甲へ流れる水を一手に引き受けている川で有馬川はその名のとおり、有馬温泉方面から流れる水のみを集めています。
ここが合流地点ですが、この写真の左方向に向かった河川水は、武庫川へ合流することになります。
昔は、この河川水が雨天時には、武庫川に大量に流れ込んだことが原因でその上流域の三田市街地がたびたび水害に遭っていたという歴史があります。今では、武庫川の床部分の掘削などの改良で被害がなくなっています。
一行は、道場川原宿場跡が残る町並みを観ながら神鉄道場南口駅へ向かいました
道場南口駅近くでは、田園風景に電車が溶け込んでいます。
道場南口駅に到着したのが、14時30分前。「お疲れさん!」の掛け声で全員の方は、三田駅へ向かう電車に乗り込みました。
三田市内の名所を回ることができ、有意義な一日を過ごしました。
それにしましても、こうして武庫川沿線を起点にしたハイキングに多くの方が参加しているのも驚きです。三田の魅力は、まだまだ磨けばでてくると思います。ガイド付きで歴史的な背景が理解できることも魅力です。
ブログを投稿しようとしている時刻は、15日午後11時過ぎですが、関西全域に台風の影響で大雨洪水警報が発令されています。時間雨量にすると20ミリ程度は降っているのでしょうか。
昨日巡った武庫川の話が再び脳裏を・・・・。各地を雨と風が襲います。お気をつけください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます