昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

凶作

2017-09-28 11:36:33 | 俳句

今年は、夏の長雨により野菜が不作で、スーパーなどでも飛んでもない高値がついているらしい。
秋茄子などとても口にできるような値段ではないという。
まぁ、食事と言えば、いつもスーパーのお惣菜で済ませているオカブ家にとってはどこ吹く風である。
しかし、最低限買わなくてはいけないものは、生命を繋ぐ食糧だ。
ただ、そんなことに気を回すのはいささか面倒臭い。
月末が迫って、月末の処理をしなければならない。
最近、エクセルの細かい字が、眼が霞んで読みづらくなっている。
老醜を晒して生きるというのも、それはそれで結構、辛いものだ。

凶作や生くるに耐へず地を這へり   素閑


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小鳥来る

2017-09-28 02:35:08 | 俳句

体調が悪いのが治ってしまった。
完全快復とまではいかないが、食欲がないのと、体全体が重いのは、大分とれてきた。
喜んでいいのやら悪いのやら。
己を早く死すべき身と考えているオカブにとっては、情けないことこの上ない。
オカブが死ぬときは、どうせ「苦しい」とか「痛い」とか「死にたくない」とか喚いて、見苦しいことこの上ない死に方になるのだろう。
しかし、死は人間に平等にやってくる。
死にたくなくても死はやってくるし、死をも恐れぬ身であっても死なない時は死なない。
勇気があろうとなかろうと、死ぬときは自ずとやってくる。
従容と腹掻っ捌いて死につくのも、見苦しく恥をさらしてくたばるのも、死に関しては等価である。
人間はあまり死に関して美学を持たない方がいいのかもしれない。

小鳥来る頬に冷え冷え暁けの風   素閑


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