昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

2018-03-04 00:05:10 | 俳句

『2001年宇宙の旅』という映画があった。
オカブも数十年前に映画館で観た。
2001年から、もうすでに30年近く過ぎようとしている。
映画では、2001年に太陽系外への宇宙旅行に出た宇宙船が描かれている。
現実には今、宇宙開発は、映画ができたころ想像されたほどには進んでいない。
その代わり人間はその当時思いもよらなかったようなものを、現代手に入れた。
映画では宇宙船に積載されたコンピュータ「HAL」が人間に叛旗を翻すことが描かれている。
しかし、今になってみると文明はそれほどまでに邪悪ではない。
ただ人間の智慧もなかなかそうまでは進歩しないといったところではないか?
人間への過度な信頼は禁物である。

雛の宵破れ衣もはなやぎて   素閑

忘れじと我が子に託す古き雛   素閑

世を捨てて雛を見たれば世の惜しき   素閑

雛の顔薄紙はがす白さかな   素閑

茫洋と広がる野辺や雛の家   素閑

お暗き間灯もおぼろげに雛飾る   素閑

酔漢となりし我かなひな祭り   素閑




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