一両日の寒さから、少し暖かくなった。
これで、春本番が来るのかな?
いや、まだ一度くらい寒の戻りがあるような気がする。
こうした疑心暗鬼の裡にも、春は確実に近づいている。
写真は、所謂、「満足飯」。
裏千家ご用達の先代辻嘉一翁が、『懐石傳書』のなかで紹介しているもの。
白身魚の刺身を、黒摺り胡麻と醤油、味醂で和えて、生卵を落としたもの。
このブログでも過去に何回かご紹介している。
オカブも老いたりとはいえ、こんな食事をする食欲は、まだ残っている。
雲盛る峰の三月空を突く 素閑
田のふちに三月のさませせらぎて 素閑
おひはてて三月までを生きにけり 素閑
三月や富士に薄衣まとひたり 素閑
手火鉢の三月にても離さざる 素閑
金だらひ三月の水たたへたり 素閑
靴音も高く三月の舗道かな 素閑
三月に雨はこごりを流しけり 素閑
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