ここ十数年と言うもの、床屋といったところに行っていない。
床屋で調髪してもらうのではなく、ずっと、かーたんが電気バリカンで丸刈りにしてくれる。
しかし、これは二人のスケジュールが合わないと、少し困ったことになる。
ここのところ、かーたんもオカブも立て込んでいたので、オカブの頭のことまで手が回らなかった。
しかし、今朝、ふと鏡を見ると、オカブの容貌が葎の山賊のような態をなしていた。
これで、今まで外を歩いていたかと思うと、情けなくなる。
今度の祝日に、刈ってもらうことにしよう。
重き空なにとなるなく卒業す 素閑
卒業の馴染みのコロッケ定食屋 素閑
卒業の免状丸めて床に投げ 素閑
卒業に集まる友も今や二人 素閑
卒業のなんとはなしに母恋し 素閑
卒業しつひの学校よりの路 素閑
嵐去るあしたの学舎卒業す 素閑
卒業し明日は遠き町に赴く 素閑
病臥し友の卒業するを聞き 素閑
俳句・短歌ランキング