昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

卒業

2018-03-18 21:03:30 | 俳句

ここ十数年と言うもの、床屋といったところに行っていない。
床屋で調髪してもらうのではなく、ずっと、かーたんが電気バリカンで丸刈りにしてくれる。
しかし、これは二人のスケジュールが合わないと、少し困ったことになる。
ここのところ、かーたんもオカブも立て込んでいたので、オカブの頭のことまで手が回らなかった。
しかし、今朝、ふと鏡を見ると、オカブの容貌が葎の山賊のような態をなしていた。
これで、今まで外を歩いていたかと思うと、情けなくなる。
今度の祝日に、刈ってもらうことにしよう。

重き空なにとなるなく卒業す   素閑

卒業の馴染みのコロッケ定食屋   素閑

卒業の免状丸めて床に投げ   素閑

卒業に集まる友も今や二人   素閑

卒業のなんとはなしに母恋し   素閑

卒業しつひの学校よりの路   素閑

嵐去るあしたの学舎卒業す   素閑

卒業し明日は遠き町に赴く   素閑

病臥し友の卒業するを聞き   素閑



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