昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

沈丁花

2018-03-26 22:50:49 | 俳句

明日から二泊三日で秩父の鉱泉にかーたんと行ってくる。
久し振りの夫婦旅行だ。
春たけなわの秩父路とは、考えただけでわくわくする。
渓流を見下ろす湯浴み、古寺巡礼、秩父の蕎麦、桜の見頃、荒川の渓谷・・・楽しみの期待は尽きない。
ただ、ご両人とも、あまり体調が良くないので、そこのところは無理をしないように気を付ける。
では、行ってきます。

沈丁花まだ寒きことののしりて   素閑

沈丁花かほりを病女にたとえたり   素閑

沈丁花露地に花の無きならば   素閑

沈丁花その場限りの涙かな   素閑

沈丁花なにゆへ詩など詠みぬるか   素閑

沈丁花こともなげなく恋知らせ   素閑

沈丁花流浪の果ての異邦人   素閑

沈丁花今日を限りに離郷せむ   素閑




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2018-03-26 00:59:17 | 俳句

かーたんと花見に行ってきた。
花見といっても、北澤川緑道を200mほど歩き、せせらぎ公園で弁当を開き、ビールを飲んだだけ。
ものの30分ほどである。
ただ、今年も桜が見れた、というほのやかな感慨が湧いてくるのみである。

幼き日桜想へる堤かな   素閑

いかでして墨絵に描かむ桜かな   素閑

今年また弥生の桜みべきかな   素閑

興尽きて人波散るや桜かな   素閑

わずかにも桜に触れて散るをみゆ   素閑

桜散りあまたの魂も天召さる   素閑

憂きことも忘れえずして桜かな   素閑

明日もなき身と知り桜に見入りたり   素閑

この先のいくど見るべき桜かな   素閑

ほのやかに花びらたわむる桜かな   素閑


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