明日から二泊三日で秩父の鉱泉にかーたんと行ってくる。
久し振りの夫婦旅行だ。
春たけなわの秩父路とは、考えただけでわくわくする。
渓流を見下ろす湯浴み、古寺巡礼、秩父の蕎麦、桜の見頃、荒川の渓谷・・・楽しみの期待は尽きない。
ただ、ご両人とも、あまり体調が良くないので、そこのところは無理をしないように気を付ける。
では、行ってきます。
沈丁花まだ寒きことののしりて 素閑
沈丁花かほりを病女にたとえたり 素閑
沈丁花露地に花の無きならば 素閑
沈丁花その場限りの涙かな 素閑
沈丁花なにゆへ詩など詠みぬるか 素閑
沈丁花こともなげなく恋知らせ 素閑
沈丁花流浪の果ての異邦人 素閑
沈丁花今日を限りに離郷せむ 素閑
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かーたんと花見に行ってきた。
花見といっても、北澤川緑道を200mほど歩き、せせらぎ公園で弁当を開き、ビールを飲んだだけ。
ものの30分ほどである。
ただ、今年も桜が見れた、というほのやかな感慨が湧いてくるのみである。
幼き日桜想へる堤かな 素閑
いかでして墨絵に描かむ桜かな 素閑
今年また弥生の桜みべきかな 素閑
興尽きて人波散るや桜かな 素閑
わずかにも桜に触れて散るをみゆ 素閑
桜散りあまたの魂も天召さる 素閑
憂きことも忘れえずして桜かな 素閑
明日もなき身と知り桜に見入りたり 素閑
この先のいくど見るべき桜かな 素閑
ほのやかに花びらたわむる桜かな 素閑