先日、ランニングして見つけた道路を探ってびっくり、松林の中に広大な畑があった。なぜ防砂林の中にこれほどの平地があるのか調べてみた。
その当時の名残なのかどうかはわからないが、高さ3m近くの柵が巡らさっている。
Google mapではこの通りの広さだ。
将棋の駒のような畑地である。
西目町史によれば、ここでは砂鉄工場があったのだ。この辺の海岸は砂鉄が良く取れる。今でも砂鉄は目に見えてある。
その砂鉄を精選する工場が2棟あったという。もちろん軍事秘密であったので、知っている人はほとんどいなかったのだ。
その当時の名残なのかどうかはわからないが、高さ3m近くの柵が巡らさっている。
砂鉄は出戸に運ばれて、トラックで西目駅に運ばれたそうだが、トラックが足りなくなった為、駅の3番線からトロッコのレールが現在の瓦工場迄敷設されて牛がトロッコを引っ張る形で搬送されていたそうだ。
上高野の人たちの畑になっていて、色々な野菜を家庭菜園の形で行なっているようだが、西目で唯一の軍需工場跡である事を知っている人は殆どいない。