昨日は、東京でも、20年ぶりに積雪25cmとなる大雪であった。
「さ、寒い……」
ピューピューと音がして、風が窓を叩き、外は吹雪になっている。つくづく、仕事のない土曜日でよかったと感謝した。
2階のベランダにも雪が吹き込み、サンダルが埋もれている。
この前、粉砂糖を買ったが、きめ細かいところが似ていると思った。
格子にも、いい塩梅に雪が積もっている。白と黒のコントラストから、大人の落ち着きやバランス感覚を連想するのは私だけだろうか。
そして、手すりの上には、柔和な盛り上がりができている。
「焼き立ての食パン」に見えて、私は一人ではしゃいだ。
どうやら、我が家に来たのは、芸術家気質の雪女だったようである。雪化粧とは、何の変哲もない風景が、白い雪に覆われて、いつもより美しく見えることをいうのだろう。暖かい部屋の窓から、彼女の作品を堪能して、つかの間の雪景色を楽しんだ。
「あーあ、溶けちゃった……」
翌日の今日は、朝からいい天気だった。食パンはあとかたもなく崩れ、格子には骨組みしか残っていない。道路には茶色に汚れた雪が混じり、無様な素肌をさらしている。透き通るような白い肌の妖女が去ったあとは、現実が待っている。さっさとお昼の準備をしなければ。
冷蔵庫をのぞくと、きしめんがあった。
冷凍庫には、パスタソースがある。
以前、そうめんにミートソースをかけたら、ものすごく美味しかった。これを組み合わせても、イケそうな気がした。
「昨日の雪女に負けないぞう!」という妙な対抗意識に後押しされ、「カニトマトクリームきしめん」ができ上がった。
思った通り、べらぼうに美味しかった!
でも、太くて長い麺は、扱いに困る。
食べにくいのが玉にキズ……。
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「さ、寒い……」
ピューピューと音がして、風が窓を叩き、外は吹雪になっている。つくづく、仕事のない土曜日でよかったと感謝した。
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この前、粉砂糖を買ったが、きめ細かいところが似ていると思った。
格子にも、いい塩梅に雪が積もっている。白と黒のコントラストから、大人の落ち着きやバランス感覚を連想するのは私だけだろうか。
そして、手すりの上には、柔和な盛り上がりができている。
「焼き立ての食パン」に見えて、私は一人ではしゃいだ。
どうやら、我が家に来たのは、芸術家気質の雪女だったようである。雪化粧とは、何の変哲もない風景が、白い雪に覆われて、いつもより美しく見えることをいうのだろう。暖かい部屋の窓から、彼女の作品を堪能して、つかの間の雪景色を楽しんだ。
「あーあ、溶けちゃった……」
翌日の今日は、朝からいい天気だった。食パンはあとかたもなく崩れ、格子には骨組みしか残っていない。道路には茶色に汚れた雪が混じり、無様な素肌をさらしている。透き通るような白い肌の妖女が去ったあとは、現実が待っている。さっさとお昼の準備をしなければ。
冷蔵庫をのぞくと、きしめんがあった。
冷凍庫には、パスタソースがある。
以前、そうめんにミートソースをかけたら、ものすごく美味しかった。これを組み合わせても、イケそうな気がした。
「昨日の雪女に負けないぞう!」という妙な対抗意識に後押しされ、「カニトマトクリームきしめん」ができ上がった。
思った通り、べらぼうに美味しかった!
でも、太くて長い麺は、扱いに困る。
食べにくいのが玉にキズ……。
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