これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ぶらり 小江戸・川越(1)

2013年10月03日 20時42分00秒 | エッセイ
 10月の声を聞き、だいぶ涼しくなってきた。近場の散策には、ちょうどいい季節である。ほんの一時間ほどの距離なのに、なかなか機会がなかった川越に行くことにした。
 まずは喜多院。



 お参りをすませて、おみくじを引いたら「吉」で気分がいい。
 せっかくだからと拝観する。ここでは、「三代将軍家光誕生の間」「春日局の化粧の間」などが見られるが、キラキラしているものに弱い私としては、本堂(慈恵堂)のまばゆい内陣をお勧めしたい。
 多宝塔。
 自転車の隣で、見知らぬおじいさんが意味もなく立っていて、一向にどこうとしない。無理やりカットしたら、奇妙なアングルになった。



 売店横にある「五百羅漢」の拝観券もついている。
 羅漢というのは、阿羅漢つまり尊者のことである。1782年から1825年に渡って建立されたというから、相当古いしキンキラじゃないし、あまり興味はなかったのだが……。



 入ったとたん、「前言撤回~!」と叫びたくなった。

 なに、これ!? すごい。

 羅漢だけで、533体あるという。ズラリと列をなす様子は、私の好きな、京都の三十三間堂を連想させる。





 はじめは遠くから見るだけだったが、近くで見ると、さらに味わいがある。
 阿羅漢というと雲の上の人のようだが、実に人間味のある顔をしているからだ。
 龍を背負い、何ともいえぬ顔をしている尊者。



 何かを抱っこして、ニコニコ笑顔の尊者。



 だるまを片手に、ご満悦の尊者。



 鏡餅を両手に持ち、幸せそうな尊者。



 ちょうちんを提げ、難しい表情の尊者。



 サルを飼っている? 尊者。



 こちらは鷹を飼っている? 尊者。



 だいぶご高齢とおぼしき尊者。



 旅装束の尊者。



 とまあ、こんな具合に、しばらくいても飽きないし、尊者の笑顔に元気をもらって明るい気分になれる。
 ノーマークだったけれど、ここは非常にいいところだ。
 時間があれば、何度でも来たい。
 名残惜しかったが、北上して「本丸御殿」に向かった。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (Yano)
2013-10-03 22:47:33
40年以上もかけて作られたなんて凄いね。現代ではそんなにかける物は少ないだろうし…。
この前、テレビでたまたま春日局についての番組を観たんだけど、決して生い立ちから恵まれていたわけではないのが意外だったし、あと、その人間性には少し感銘を受けた。
(´∀`)
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Unknown (YUMI)
2013-10-04 05:27:21
ここの五百羅漢は、他のブロ友さんのところでも見せてもらいました。
すごいですよね。
みんな愛嬌があってかわいい。
ぜひ行ってみたいです。
三十三間堂は私も大好き。
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春日局 (砂希)
2013-10-04 20:42:36
>Yanoさん

写真には撮らなかったけど、中央に大仏や釈迦如来、菩薩などもあったの。
でも、私は小さな羅漢が気に入ったんだよね。
何か、人形焼みたいだなって(笑)
愛嬌があって、すごく身近に感じられる。
また行こうと思ったよ。
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はるばる豪州から (砂希)
2013-10-04 20:45:45
>YUMIさん

わざわざ遠くからお越しくださり、感激ですぅ~!
メルボルンの写真、キレイに撮れましたね。
街並みが洗練されていて、好きです。
でも、ショッピング欲が満たされない…。
川越にもお店はありましたが、チラ見した限りでは欲しいものがありませんでした。
じっくり見ればあったかも。
次回は、買い物も楽しみたいかな~。
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行楽の秋ですね (白玉)
2013-10-04 21:54:13
私も、三十三間堂なら 去年行きました。
でもこちら、相当面白そうです!
有難みのある澄ましたお姿だけでなく、愛嬌たっぷりの
アニメに出てきそうな羅漢さん、見てみたいです。

写真撮影を邪魔するおぢいさん、もしやわざと?

返信する
羅漢 (ヤッギー)
2013-10-05 07:04:01
色々な羅漢があるんですね~。

表情も豊かで見ていて飽きませんね。

川越というとお芋のイメージが強いです。

ぜひ行ってみたいな~。
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表情が (やいっち)
2013-10-05 11:52:31
羅漢さん、表情がいいね。味がある。富山市にも五百羅漢があります:
http://www8.city.toyama.toyama.jp/kanko/album_detail.phtml?Record_ID=617d12a9ce41d26cf0231fc66a1d853b&TGenre_ID=230
表情や仕草を比べてみたい。でも、竜を背負った羅漢さんにはかなわないかな。
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アニメ(笑) (砂希)
2013-10-05 12:04:24
>白玉さん

アニメ(笑)
そうですね、こんな石仏ありそうです。
柔和でやさしそう。
良寛さまもこんな感じだったのではないでしょうか。
おぢいさん、自分も撮ってほしかったのかなぁ。
入口にはシルバーガイドのおぢいさん集団がいました。
どうせなら、誰かの役に立てばいいのにぃ。
当然カットです(笑)
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いも (砂希)
2013-10-05 12:07:55
>ヤッギーさん

私も、川越のイメージは芋なんですよ(笑)
時間があれば、ランチに「いもご膳」を食べたかったです。
いもアイス、いも羊羹、なんでもありますね。
でも、この日はいもの気分じゃなくて…。
ウナギも、チョー美味しかったですよ。
羅漢の表情に和みます。
普通、石仏は澄ました顔ですもの。
ぜひどうぞ。
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見ました (砂希)
2013-10-05 12:10:38
>やいっちさん

富山の五百羅漢は、広々とした場所にありますね。
見晴よさそう。
もっと接写した画像はないかと調べたら、こちらがいいかも。
http://blog.goo.ne.jp/fuw6606/e/13583a3b36e5620afcce79f7584a4ff1

やはり、何かを手にして柔和な表情をした尊者がいるんですね。
一体彫るのにどのくらいの時間が必要なんでしょう。
興味深々♪
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