「割り算」を初めて習う小学三年生に対しての「割り算の」の説明~
ネット「https://i-learn.jp/article/4274」で非常に分かり易く解説している。
割り算には、「等分除」と「包含除」の二種類がある。
等分除とは、12個を4人で等分すると⇒12÷4⇒3・3・3・3
包含除とは、12個を4個ずつ分けると⇒12÷4=3⇒4・4・4
この違いが分かりますか?
図に書くなら~
等分除~12の四等分すると~
「●●●」と「●●●」と「●●●」と「●●●」です。
包括除~12を四個ずつ分けると~
「●●●●」と「●●●●」と「●●●●」となります。
このように、「12÷4=3」を像化すると二通りの像になりえます。
答えが同じ「3」であっても、「一人3個」と「全部で3セット」
一人一人の個々の個数が「3個」と全体の構造数が「3セット」
ここで…「12÷3」の除法計算を、「3×□=12」の九九表から求める事は、
言うなれば、「x×3=12」といった…
方程式から求める代数計算であり…算数とは言い難い。
九九表の記憶もまだまだの児童が多くいるクラスでは、九九表からではなく。
現実の分配から教えている~
12本の鉛筆を3人に同じ本数を配る時は、
トランプカードの配り方同様に、一人に一本ずつ配っていく。
一人一本で四人なら、
一巡で1本、二巡で8本、三巡12本⇒全て配り終える。
一巡に一人一本ずつだから、三巡では、一人三本。
ここで、前回に気付けなかったやり方に気付いた。
それは、12本の四等分と考えるなら、
初めに12本を半分ずつに分ける「6本と6本」、
次に、「6本と6本」を更に半分ずつ「『3本・3本』と『3本・3本』、
結果的に四人に3本ずつ配る事が、児童に実感可能である。
現実の鉛筆12本を4本ずつに分けるのは、「割り算」を知らない児童にとっても簡単である。