アラスカの旅はいつも船でした。クジラやクマを見つけながら船を走らせ、夜は入江の中にイカリを下ろして、晴れた日にはオーロラが海に映り、ザトウクジラの噴気の音を聴きながら眠る旅。
数年前に一度だけアラスカ鉄道に乗ってデナリ国立公園まで出かけた時の写真です。8月のデナリは雪解けの水を集めた川も水量を減らし、細い流れになっていました。
この時に見たオーロラは今までにない派手なものでした。オーロラ爆発と呼ばれているものとも少し違う派手なものでしたが写真は失敗(絶対撮れない)。なんせオーロラの動く速さがとんでもなく、とてもカメラでは捉えきれないものでした。ある一点から飛び出したオーロラが頭の上で大きな塊になり、爆発するように大きな傘となって頭上に降り注ぎました。行ってみれば打ち下げ花火のような・・・何度か打ち下げた後はノコギリ状のオーロラが龍のようにのたうち回って終わりました。その間わずか2〜3分。
という経験をしたデナリでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます