Spot-crowned Euphonia (ホシスミレフウキンチョウ)の♀。
中米コスタリカのロッジの椅子に腰掛けながら撮影。なんと楽ちんな理想的な撮影形態。様々な鳥たちが飛び交う。少し後ろめたいのは自然の生き物は苦労して撮影するもの、という固定観念のなす技か。とはいえ楽ちんなのに文句はない。
この鳥の♂は青い体色をした派手な鳥。
Chestnut-mandibled Toucan (ニショクキムネオオハシ)

Red-legged Honeycreeper :female(ルリミツドリ ♀)
オスは瑠璃色の体色をしています。

Chestnut-headed Oropendola (クリガシラオオツリスドリ)

Gray-necked Wood-rail (ハイクビモリクイナ)

??? トキの仲間のようですが。クロトキとは少し違うような気がします。

コスタリカのロッジ。リスは毎日出てきてくれました。
吊り橋を渡るホエザル。ホエザルの名前通りの声を出す猿。もうだいぶんと昔になりますが、その声をテントの中から始めて聞きました。最初は「ゴジラ」が出た、と思いました。次に「イヤ、ゴジラがコスタリカにいるはずもない。ならば何。近くに屠殺場でもあるのか。」などと思っているうちにテントの屋根にボコボコと何かが降ってくる音。正体がホエザルが落とした(投げた)木の実、だと分かるまでに随分と時間が必要でした。

木の裂け目に鼻を挟むハナジロハナグマ。ハナグマの「ハナ」は「花」ではなく「鼻」だと分かる。

こんな虫は見た事がない、と思った虫。

コスタリカにはハチドリを撮影に出かけました。コスタリカは同一面積における生物種が世界一の国。世界の0.03%の国土面積で世界の4%の生物種を育んでいます。鳥類であれ哺乳類であれ虫、爬虫類、植物などなど、何でも満ち溢れているような国。鳥だけ見ても鳥天国。
写真は「マミジロミツドリ Bananaquit」だと思います。ハチドリのようにホバリングしながら蜜を吸えないので花や葉っぱに乗っかって吸蜜。
「アカハシムナフチューハシ Fiery billed Aracari」

「ホノオフウキンチョウ Flame colored Tanager」

「カンムリズク Crest Owl」

「コシアカフウキンチョウ Scarlet rumped Tanager」の♀。

ハチドリの仲間にはその体に比べて大きな尾羽を持っているものが多数います。その驚くべき飛行能力に大きく役立っているものと思われます。ブレーキをかける時、急旋回をする時その大きな尾羽を広げ空気の抵抗を巧みに利用しています。しなやかで強靭に出来ているハチドリの体の一部です。



コスタリカの熱帯雨林の中の景色を切り取った。林の中にいると広い世界は見えない。

蒸し暑い。汗がひかない。

トンボがいた。日本のトンボに比べてお腹がとても長い。

ハキリアリ。キレイに切り取られた葉っぱを運ぶ。この葉っぱに菌を植え付けて(アリタケと呼ばれる)それを食料とする。巣の中にはそれに必要な広大な畑がある。

何だろう。ハキリアリが二匹のハキリアリを乗せたまま葉っぱを運んでいる。力持ちであることは間違いないけれど、運ばれているアリは楽しているのか、違う家族で葉っぱの争奪戦が繰り広げられているのだろうか・・・

ハチドリは絶えずエネルギーを補充し、代謝し続けます。その運動量に見合う栄養を摂取しなければなりません。高速に羽ばたき、飛び回り、時にはケンカしたりしながら、あまり大量ではないと思われる花の蜜を摂り続けます。多分、ハチドリの体はその運動を究極に効率よく行うことができるように出来ているものと思われます。様々な機能を究極まで突き詰めた体を獲得したスーパーアニマルです。





標高2,000mを越える高地に冷たい雨が降りました。ハチドリたちは濡れることも構わず飛び回っています。慣れているのかもしれません。撮影者にとっては写真に一つドラマ性を持たせてくれる雨は嬉しいものです。



