秋の七草の「萩は山萩」。盗人萩に荒れ地盗人萩はひっつき虫量産!

2022-09-21 15:22:26 | 花や風景など
またまた、なんて名前がついてるの?シリーズです…
前回はコレ

伊賀では真夜中の間に行ってしまったらしい台風。
台風が来る前にあちこち秋の花探索していると、
しっかり「秋」を感じる花々に出会います。
本来「秋の七草の萩」といえば「山萩」に代表され、
 
濃い目のピンクの花がとても愛らしい。

うちの裏庭にも可愛いピンクの花が咲いていて、
『萩の花』に似てるんだけど…なんだかちょっと…スマホで撮り、
google lensに聞いてみると、「アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)」??
そういえば、あっちこっちの道端などでよく見かけますねぇ、
それほど背は高くなく、枝先の方にピンクの花が咲いているコですね。
この時期どこにでも咲いてるといっても過言ではない気がします。
 
ほらね、見たことあるでしょ、「山萩」とは葉っぱも違いますが、
こんな名前が付いているとは知らなかった…だけで。
しかし、荒れ地盗人に、一体なんでそんな名前なんや?と思ってしまいますねぇ

ここはやっぱり「図鑑」の出番です、調べてみると
牧野日本植物図鑑」には『ヌスビトハギ』は載ってました。
(後で写真など載せますが)
雑草の花図鑑」では、どちらも載ってます。
アレチヌスビトハギ」はどうも外来種の困ったコちゃんのようですが…
まぁ、可愛いので食卓の彩りに『水引』と共に生けてみました、
 
『山萩の花』と比べると若干色合いは薄いですが、
立派な「マメ科/シバハギ属」です。
ちょっとアップで「花」を見てみます、
 
横からと正面から、なんとなく人の顔に見えませんか(笑)。

さて、この「アレチヌスビトハギ」を学習してから、とあるところを歩いていたら、
何となく視線を感じて「我を見よ!」と言われた気がしました。
50cmくらいの深さの溝に「イヌタデ」がいっぱい咲いていて、
その中から1種類違う花を咲かすコがいたんですね、
「おっ、これは珍しや」と採取してきました、
そのコがこのコです↓ 
   
ヌスビトハギ(盗人萩)』(マメ科/ヌスビトハギ属)
花は3mmくらいの小ささなので物差しと共に映しましたが…

花が終わったらあっという間に「莢(サヤ)」になります☞「ひっつき虫」。

せっかくなので「ヌスビトハギ&アレチヌスビトハギ」。
  

再び図鑑の出番!
「牧野日本植物図鑑/学生版/ヌスビトハギ」


「美しき小さな雑草の花図鑑」


ヌスビトハギの花言葉は『略奪愛』だそうです。
狙った獲物は逃さない「盗人萩」にぴったりな花言葉です。
ヌスビトハギは在来植物
アレチヌスビトハギは、ヌスビトハギによく似た北アメリカ原産の外来植物です。
だから、本当は駆除しないとどんどん増える厄介なコ、
おまけに「ひっつき虫」量産するので、一旦服や靴にくっ付いたら、
なかなかしつこくて大変ですよ
近寄らない方が安全です。


「お彼岸週刊」なので再び「紅白彼岸花」で締めくくります。
ここは寺町「念仏寺」の庭園、
  

ではまた
コメント
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