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境内地図と「仁王門」(国宝/長谷寺の総門/楼門/文化遺産オンラインより)
時系列は前後しますが、
ぐるり周った後、長谷寺(真言宗豊山派総本山)で御朱印をいただいた時に教えられました。
8/25放送の「光る君へ」紀行で「長谷寺」が放送されますと…
まったく知らなかったのですが、今回訪れたのは全く偶然とはいえ、
何かしらご縁を感じて嬉しかったです。
いただいたのは「切絵の御朱印/二本杉と玉鬘」。
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各種イベントは目白押しの様子…
手元にある長谷寺拝観料同時配布のパンフレットの「境内地図」より
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(帰宅後、記入したものですが右上の方に「瀧蔵神社」、今回はココも行きます。)
過去に一度訪れたことがあるとはいえ、ほぼ記憶になく、階段がいっぱい!あった程度。
恥ずかしいことですが、今回お参りさせてもらったことで今回は予習、
次回からはもう少しあちこち見て回れるかなぁと思った次第です。
「花のお寺」と言われるように四季折々楽しみなところだし、
昭和に造られた五重塔は、奇しくもワタシと同い年(笑)。これもまたご縁かも。
前段はこれくらいにして、階段【登廊(ノボリロウ)】(重要文化財)参りましょうか~~
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撮影スポットでは≪蓮鉢≫が並ぶ、もう少し時期が早かったら…
≪天狗杉≫も見上げましたがスマホには収納しきれません。
同じ場所で、だぁれもいないタイミングで、下を見てみる…
さぁあともう一息…
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ご覧の通り、ゆるやかな坂道のような感じ、蹴上が低くてとても上りやすい。
所々に「花の見処」があったり「天狗杉」があったり、
時々、これから上る廊を見上げてり、下の廊を見下ろしたり、飽きることのない399段。
さぁ上り切りました、振り返ればよく上って来たなと。
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そして、ココは【本堂】(重要なタカラモノは撮影禁止なので気を使わねばなりません)。
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山の斜面に建つ建物で懸造付き、いわゆる清水の舞台と同じ。
(詳しくはコチラwonder国宝より「長谷寺/本堂」)
本堂の中には『御本尊十一面観(世)音菩薩』さまがおられます。
座っておられるようにみえましたが、実は10m超の身長の日本で一番大きい「木造の仏様」だそう。
春と秋には特別公開で「全身の立ち姿」が拝観できるとか。(特別料金要)
※拝観券とともに頂いたパンフレットから「御本尊」。
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本堂の懸造り舞台から遠目に「五重塔」が見えました。
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目指すは「五重塔」が建つ別の敷地へ
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昔の「三重塔址」、そしてワタシと同い年の「五重塔」、親しみを感じます
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『登廊』を使わず、「奥の院」経由の遊歩道的な道を進むと、
先に登廊から見た「蓮鉢」の並ぶ景色を、ココからは上から見ることが出来ます。
丁度「名残りの一輪」咲きかけで、これも何か素敵な気持ちになれますね。
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最後に池の前を通って、何気なく覗いたら「目」が合う小動物が居て、
誰?と呼びかけたら、一斉に寄ってきてくれました…(と、思いたい(笑)。)
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現地予習?はなかなか充実しいていましたが、暑さにはちょっと参りましたが、
酷暑の中、「大和國長谷寺」をお参りさせてもらったこと、
これはこれでとても印象に残ります。
「花の御寺」と呼ばれるところ、
※パンフレットの「花譜」から
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またいつか訪れたいものです。
長谷寺を出て、同行の知人に「長谷寺だけでお参りが終わったらご利益は半分、
『奥の院』とよばれる「瀧蔵神社」経由で帰りましょう」と申し出。(過去ログ/瀧蔵神社)
やはり知らなかったらしく、興味深々で行くことに。
但し、道中の道はかなり険しいこと、覚悟してください、と伝えました。
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その道中記になります。
google地図で「まほろば湖」=初瀬ダム経由で目指します。
ワタシも逆コース(長谷寺から瀧蔵へは初めて)なので景色がまるで違います。
途中で案内版も見えたので、ココを曲がりましょう~~
と、言ったものの、行けども行けども狭い狭い林道、
薄暗く、途中狸に出会うし、大丈夫かいなと思いつつ走りましたがなんとか見たことのある駐車場付近に到着。
見覚えのある「権現桜」とその案内版。
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桜の木の下を進むこと2・3分。
これまた見たことのある両部鳥居、その奥に「瀧蔵神社ご本殿」。
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神社のある社叢は奈良県の天然記念物の森。
鬱蒼としていますが昔から変わらぬ景色のよう。
世帯数はさほど多くない「瀧倉地区」ですが、神社といい森といい、
みなさんで守られているのが良くわかります。
この山奥に荘厳なる社があることに神秘を感じます。
狭い生活道路を少し歩くと、またワタシを見る視線が…
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連れだって出てきた三匹のネコちゃんの六つの「目」でした(笑)。
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帰り道は、標準案内される道を行きます。
やっぱり、遠回りに感じても普通にこの道を通れば良かったかなと、反省。
でも、どうみても「対向困難道」であることに間違いはないです💦💦
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以前には気がつかなかった「小夫の勧請縄」が見えました。
やはりここも「結界」?「地域の境目」なのかもしれません。
走ること少し【泊瀬斎宮旧跡伝承地碑】、山すそに【小夫天神社】。
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ココからは順調に「針インター」へ、帰路に着きました。
名張で寄り道、道の駅経由、室生大野寺の摩崖仏、そして長谷寺、最後にここを外せない「瀧蔵神社」。
車に乗っている時間が長かったので、それなりに「避暑」だったわけですが、
充実した一日だったと感謝。
ではまた
※『本歌取り』とは、コトバンクによると「和歌・連歌などで、古歌の語句・趣向などを取り入れて作歌すること」を言うのだそう。
*百人一首74番「うかりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを」(源俊頼朝臣)
句意など詳しくはこちら→「小倉山荘/ちょっと差がつく『百人一首講座』【2003年1月15日配信】」より
*芭蕉さん「うかれける 人や初瀬(はつせ)の 山桜」
句意→「雑談散歩/2015/06/12記事より」
どちらも「長谷詣で」(=長谷寺にて詠まれたもの)つながり。
和歌では「恋が成就するように長谷寺で祈ったのに・・・つれない女性のことを山おろしに例え」ており、
芭蕉さんは「長谷寺で花見をして浮かれている」と詠む。
こんなことを教えてもらいました。
もうひとつ「本歌取り」技法のことで楽しいblogを見つけました。ご参考に
「きっこのブログ/2013.06.17/
本歌どりの世界/前編」から
芭蕉さんがまだ宗房と名乗っていた頃、伊賀で詠んだ「月ぞしるべ こなたへ入らせ 旅の宿」も実は本歌取りとか、謡曲『鞍馬天狗』の一節から…との解説です。
これらって、元歌のことを知らなければ作れないわけで(芭蕉さんだけが本歌取り手法を使っているわけではないのですが)我らが芭蕉さん、流石やなぁと感じ入るばかり哉。
追記としてblog内で書こうと思ったのですが、長くなりそうだったのでコメント欄で追加です。
自分のためのメモでもあって、忘れることが早くなり、記憶も薄れていくので「記録」代わりでした。
長谷寺本堂付近は、165号と旧初瀬街道の間の山に隠れて見えなかったようで、詳細なレポートありがとうございます。
長谷と書いて「はせ」と読むのは、大和と書いて「やまと」、飛鳥と書いて「あすか」、春日と書いて「かすが」、と、
関西本線を走破した伝説の優等列車名を彷彿とさせ、難読するように、やまとことば、に漢の国の字を当てたのだそうです。
現在、大阪線の急行は、榊原温泉口から桜井まで各停になってしまい、伊賀神戸から乗換え無しで長谷寺駅に行けるようで。
ストリートビュウを見る限り、門前通りは多くのお店が開いていて、境内はこちら様記事と同様にぎわっているようです。
今回は行かれなかったようですが、室生寺が北泉優子さん不朽の名作「忍ぶ糸」の邦画ポスターになったのは何故に?と、
あらすじが載ったサイトを幾つも見ましたが、伊賀上野の組紐と室生寺の関係は分からず終いで、何かご存知でしょうか?
奈良県立図書情報館
https://www.library.pref.nara.jp/
>ふるさと情報>2010年の奈良の実景>奈良ゆかりの映画・文学・音楽・ドラマ
905.奈良にゆかりの映画「忍ぶ糸」(ならにゆかりのえいが「しのぶいと」)
https://www.library.pref.nara.jp/nara_2010/0905.html
>長谷寺駅付近は... への返信
イメージが大事だったのでは…
電車が走っている場面も、地元の人間が見たら「それほんまかいな」というような電車の飛び方は多々あったと聞き及びます。
室生寺もあのしっとりした鮮やかさ=伊賀組紐のイメージとピッタリだったのでは??と思うのはワタシだけでしょうか…(個人の感想でごめんなさい)
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/8d/f98096de71b1c61daf36e71c0663d657.jpg
moni5187様、あの映画の舞台にはぴったりフィット風景ということで…
コメントありがとうございます。
>長谷寺駅付近は... への返信
2021/4/19撮影のものです。