なんでこんな名前? その③「継子の尻拭い」と「秋の鰻掴み」は似てる?

2022-10-04 00:26:14 | 花や風景など
またまた、読むのをはばかられるような名前ですが…
「ママコノシリヌグイ」、なんでこんな名前?
この花によく似たタデ科の花に「アキノウナギツカミ」があります。
そして「イヌノヒゲ」「キツネノマゴ」ときたら、
秋はもう面白すぎてたまりません

 上野森林公園秋の風景

 
マアザミ&ツマグロヒョウモン、マアザミ斜め正面から…
マアザミは「キセルアザミともいって、うつむき加減に横に咲く花ですが、
キリっとカッコよく見えたのです。
茎には葉も刺もありません、花が終わると上を向くんですって、
そこにチョウチョの吸蜜シーン。
「アザミ」と一言にいいますがとっても種類が多いらしく、
流石の牧野先生(後述)も
「あざみ類は70種類以上もあって分類しにくいものである!」とおっしゃってます。(1960年代のこと)


では、順に変な名前の花たちをご紹介いたします。
(㊟ワタシが今まで知らなかっただけです…)
随分と歩きやすい気候になって、ほぼ毎日のウォーキングが楽しい今日この頃です。
身体的には「腰痛」などを抱えているので「無理せず、頑張らず、ほどほどに」。
「でも(ふつうに)歩くことは大事です」とも、言われております。
頑張らないけど、つい道草をしてしまいます、
あれもこれもと欲張って見てしまいます、楚々と咲く花などに目がいきます…
車の通る道ではしませんが、木興の遊水地とか森林公園ではしゃがみ込むこと多々あります(笑)。

なんでかというと、
まず「雑草」を見る目を変えてくれた図鑑「美しき小さな雑草の花図鑑」に出会ったこと。
日課のように見ています、今日出会った花は載っていないかしら?というふうに。(過去ログより)
そして、もう一冊は「牧野日本植物図鑑/学生版」(過去ログデス)。
なぜ学生版?なのかというと半世紀以上も前に家人が使っていたもの、
半世紀後にワタシが利用するようになるとはだれが思ったか!?
※この牧野博士は、来年の春の朝ドラ「らんまん」の主人公だそうですよ

雑草の花図鑑」は絵本のようで楽しく、時間があればパラパラと見ます。
そこで、「なんでこんな名前?」という花をいくつか見つけます、
一度読んだら忘れられない名前なので記憶に残ります。
その一つが「屁糞蔓」であり」「継子の尻拭い」なわけです。
名前はひどいけどどれも可愛い。

さて、森林公園の湿地帯「サギソウ園」の八つ橋を歩いていて目に留まりました…
  
どう見ても「タデ科の花」、秋に湿地帯や溝などでよく見る「タデ」です。
一瞬「継子の尻拭い」かと思いましたが、
 「雑草の花図鑑」より
「花」だけでは判断できないし、何を見れば区別がつくのかさっぱりわかりません。
ここは森林公園の職員さんにお尋ねするのがベストと思い、コテージを訪ねます。
撮った写真と場所を伝えると丁寧に教えてくださいます。
「サギソウ園」に咲くタデは、『秋の鰻掴み』とのこと。
へっ?と聞き返しても「アキノウナギツカミ」です(笑)。
どうしてそんな名前になったのか?
「小さなトゲが茎にあります、それで鰻を掴めるかも…」ということですって、
(昔の人の名付けのセンスが素晴らしい!)
   確かに「トゲトゲ」
しかも「『継子の尻拭い』に似てますね」と。
『秋の鰻掴み』は湿地に咲きます。」
『継子の尻拭い』は野原や畦道など乾燥したところでも咲きます」
「それが見分けるコツです」と、なるほどねぇ…

ネット散策では「葉っぱの違い」で見分けることもできるとか…
どこかで会いたい「継子の尻拭い」ちゃん。

「牧野日本植物図鑑/学生版」より
 

日課のように歩くココ「上野森林公園」での出会いです。
次は同じような湿地帯ですが、少し雰囲気の違うところで「犬の髭」/////
そして「狐の孫」など

では、つづきます。

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