まさかここまでキラッキラとは…
水路の傍のコンクリートと土の隙間で見かけました、
ムシムシとまとわりつくような湿気の中、もう歩くの止めて帰ろうかな
って、思ったその先に見えたもの。
もう「ネジバナ」も咲き出すのかぁ、となんだか元気2倍くらいになったかな(笑)。
数本採取し、いそいそと帰り生けました
その内の一本。
小さくても立派なラン科。
捩(ネジ)れているから「捩花」と書きますが、右巻き、左巻きは半々の確立らしい。
さて、小さな一つの花をなんとか大きくアップで撮りたく、挑戦してみました。
さぁ、可愛く綺麗なコに見えるでしょうか?
テーブルの上だったり、黒いパソコンの上に置いてみたり、
はたまた缶ビールに載せてみたり、工夫はいろいろ。
「雑草の花図鑑」のようにはいきませんが、
「キラッキラ感 」、見えるでしょうか?
上記のリンク先「三重県総合博物館/ネジバナ」のページには、
≪ネジバナは別名モジズリとも呼ばれています。
モジズリの名は、「捩摺(もじずり)」というねじれ乱れた模様を染めた絹織物に由来するとされています。
ちなみに、百人一首にも採られている河原左大臣の歌
「みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれんと思ふ 我ならなくに」に
その布の名前をみることができます。また、江戸時代には「もぢずり」の名で栽培されていたことが、
『花壇地錦抄(かだんちきんしょう)』(元禄8年(1695年))などの園芸書に記載されていることからわかっています。≫
古の頃から親しまれていた植物なんですね…
・・・・・・・・・・・・
そして今度は久しぶりの「上野森林公園」。
朝の内なら暑さにめげずに歩けるかも、とお出かけ。
森林浴しながら、英気を養いつつも💦💦💦
ふと見上げると正面に「ネムノキ」(マメ科)、そして満開のふわっふわの紅い花いっぱい
リンク先は「あきた森づくり活動サポートセンター」デス。
ネムノキ(合歓木)の下を見ると、ふわふわの花が落下しています。
木、そのものは高くとても人間の手が届くわけもなく、
ワタシは相も変わらずそこに「落ちている花」を拾うひと。
(カァチャン、最近アチコチデ採ッタリ拾ッタリ 多スギヤ…と娘に言われており…)
老後の研究や、とかなんとかのたまうワタシ。
このふわっふわの紅い花に魅力を感じていたので、このチャンスを逃すまいと、
比較的落ち始めの元気な花を頂きました。
さぁ、見てみましょうか(※ネムノキの花のしくみ)
紅いのは実は「雄しべ」、一つの花に30本くらいあり、先に金色の花粉がついています。
なんだかこの花もよく見ればキラッキラ
真ん中辺りに長さの違う「花冠」と呼ばれる部分が見え、そのアップです。
ちょっと取り出して較べてみました。
「蜜」を貯めているかいないかの違いだそう、そして
「雄しべ」が枯れてくると白い「雌しべ」が出てくるらしく、
『雄しべ先熟の花』ですって、花も鳥たちも「オス」の方が綺麗なわけです
この「ネムノキ」は芭蕉さんの俳句にも詠まれています。
上記リンク先の「あきた森づくり活動サポートセンター」HPでは、
≪奥の細道とネムの花・・・芭蕉が象潟を訪れたのは、1689年6月15日。
その日は、雨で鳥海山(チョウカイサン)の山が隠れるほどであった。翌日は雨上がりの晴れ。
「松島は笑うがごとく、象潟(キサカタ)はうらむがごとし。
寂しさは悲しみにくはえて、地勢(チセイ)魂をなやますに似たり※」
「象潟や 雨に西施(せいし)が ねむの花」≫
※「地勢魂・・・」
≪松島が明るい景勝地であるのにくらべ、象潟の風景には、寂しいだけじゃなく、
悲しみが混じっているように感じられ、その入江の地勢、地形の形や起伏が、
まるで魂を悩ませているように見える。≫ という意味だそうです。
今日は、花を通じて和歌に俳句に良き勉強ができました
ではまた
2022/6/30 追記
「ミエムのネムノキ」
水路の傍のコンクリートと土の隙間で見かけました、
ムシムシとまとわりつくような湿気の中、もう歩くの止めて帰ろうかな
って、思ったその先に見えたもの。
もう「ネジバナ」も咲き出すのかぁ、となんだか元気2倍くらいになったかな(笑)。
数本採取し、いそいそと帰り生けました
その内の一本。
小さくても立派なラン科。
捩(ネジ)れているから「捩花」と書きますが、右巻き、左巻きは半々の確立らしい。
さて、小さな一つの花をなんとか大きくアップで撮りたく、挑戦してみました。
さぁ、可愛く綺麗なコに見えるでしょうか?
テーブルの上だったり、黒いパソコンの上に置いてみたり、
はたまた缶ビールに載せてみたり、工夫はいろいろ。
「雑草の花図鑑」のようにはいきませんが、
「キラッキラ感 」、見えるでしょうか?
上記のリンク先「三重県総合博物館/ネジバナ」のページには、
≪ネジバナは別名モジズリとも呼ばれています。
モジズリの名は、「捩摺(もじずり)」というねじれ乱れた模様を染めた絹織物に由来するとされています。
ちなみに、百人一首にも採られている河原左大臣の歌
「みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれんと思ふ 我ならなくに」に
その布の名前をみることができます。また、江戸時代には「もぢずり」の名で栽培されていたことが、
『花壇地錦抄(かだんちきんしょう)』(元禄8年(1695年))などの園芸書に記載されていることからわかっています。≫
古の頃から親しまれていた植物なんですね…
・・・・・・・・・・・・
そして今度は久しぶりの「上野森林公園」。
朝の内なら暑さにめげずに歩けるかも、とお出かけ。
森林浴しながら、英気を養いつつも💦💦💦
ふと見上げると正面に「ネムノキ」(マメ科)、そして満開のふわっふわの紅い花いっぱい
リンク先は「あきた森づくり活動サポートセンター」デス。
ネムノキ(合歓木)の下を見ると、ふわふわの花が落下しています。
木、そのものは高くとても人間の手が届くわけもなく、
ワタシは相も変わらずそこに「落ちている花」を拾うひと。
(カァチャン、最近アチコチデ採ッタリ拾ッタリ 多スギヤ…と娘に言われており…)
老後の研究や、とかなんとかのたまうワタシ。
このふわっふわの紅い花に魅力を感じていたので、このチャンスを逃すまいと、
比較的落ち始めの元気な花を頂きました。
さぁ、見てみましょうか(※ネムノキの花のしくみ)
紅いのは実は「雄しべ」、一つの花に30本くらいあり、先に金色の花粉がついています。
なんだかこの花もよく見ればキラッキラ
真ん中辺りに長さの違う「花冠」と呼ばれる部分が見え、そのアップです。
ちょっと取り出して較べてみました。
「蜜」を貯めているかいないかの違いだそう、そして
「雄しべ」が枯れてくると白い「雌しべ」が出てくるらしく、
『雄しべ先熟の花』ですって、花も鳥たちも「オス」の方が綺麗なわけです
この「ネムノキ」は芭蕉さんの俳句にも詠まれています。
上記リンク先の「あきた森づくり活動サポートセンター」HPでは、
≪奥の細道とネムの花・・・芭蕉が象潟を訪れたのは、1689年6月15日。
その日は、雨で鳥海山(チョウカイサン)の山が隠れるほどであった。翌日は雨上がりの晴れ。
「松島は笑うがごとく、象潟(キサカタ)はうらむがごとし。
寂しさは悲しみにくはえて、地勢(チセイ)魂をなやますに似たり※」
「象潟や 雨に西施(せいし)が ねむの花」≫
※「地勢魂・・・」
≪松島が明るい景勝地であるのにくらべ、象潟の風景には、寂しいだけじゃなく、
悲しみが混じっているように感じられ、その入江の地勢、地形の形や起伏が、
まるで魂を悩ませているように見える。≫ という意味だそうです。
今日は、花を通じて和歌に俳句に良き勉強ができました
ではまた
2022/6/30 追記
「ミエムのネムノキ」
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