桜井上之郷編②「瀧蔵神社」権現桜は葉桜、御衣黄桜咲く

2021-04-20 00:57:32 | 神社仏閣など
笠山荒神社を後にして、「瀧蔵神社」に向かうことにしました…
なかなかのスリリンングロード
前後、車は来ないので止まりつつ「道路標識」など写し、
    
林道並びに民家&田園風景の道を進みます。
親切な標識とおり進むと、現れました!
   
すっかり葉桜になっていますが、かなりの古木の枝垂れ桜であることは確か。
この桜が入り口でお迎えしてくれるわけです。

【権現桜そのいわれ】 奈良県文化財指定
≪当村の氏神さんは古来、神宮寺 として近郷の人々の信仰の中枢たる蔵権現として栄え
数多くの堂塔伽藍が威容を誇っていた。 長谷寺観音堂の跡もひっそりと現存している。
その権現さまはある時、村の長老さんの夢枕に現れ『
堂の傍に 枝垂桜を植えて欲しい』とのお告げによりこの地に植えられたのが起源で(樹齢約四百年以上)
この名の伝えられる由縁であります。 年々再々周変れど、年々 再々見る人変る事あれども花変わる事なし。
心に古に侍りご覧あれ。
権現桜保存会≫

桜を見つつ、先に進むと
 ここら辺り一帯は
「天然記念物瀧蔵社そう」、大切に守られている森であることがわかります。
さらに、進めば
  古へ(室町時代)の鐘楼
傍には「御衣黄桜」が薄緑の花を咲かせています、
この桜徐々に色を変えていくそうです。
 


瀧蔵神社(長谷寺奥の院)


≪ご祭神は伊弉冊尊(サザナミノミコト・右殿)、伊弉諾尊(イザナギノミコト・中殿)、速玉命(ハヤタマノミコト・左殿)で、
神話唯一の夫婦神と御子をお祀りしています。
創建年代は不詳ですが、延喜20年(921)頃からの記録があり、
今昔物語をはじめは長谷寺関係の古文書にも、瀧蔵にまつわるいろんな出来事を伝えています。
たとえば鎌倉初期の保延四年(1138)に書かれた「長谷寺観音記」には、
74代鳥羽天皇妃が長谷寺に参詣された時、滝倉権現の力で懐妊の姫君を、
若宮(後の近衛天皇)と取り替えて貰ったという誕生の秘密が記されて有り、
お礼に「滝倉の拝殿を造営した」という記録が残っています。≫(桜井市観光協会HPより)

山の中にポツンとある神社ですが、
お参りさせていただき余りの荘厳さに目を疑いました、こんな素晴らしい社があるのだと…
  権現鳥居と由緒書き

  瀧蔵権現社

  狛犬さん

 「宝篋印塔跡」。

きっと、いつかは「瀧蔵権現桜」花の盛りを見てみたい…余韻を残しつつ、
  知人より拝借(2021/3/24撮影)

帰り道にふと目に留まった「小夫・天神社」、寄ります。

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