マイケル・チャベス監督、タイッサ・ファーミガ主演、『死霊館のシスター 呪いの秘密 』、10/13、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2023年41本目。
あなたが最も高く評価するホラー映画は何ですか?と訊かれたら、自分は躊躇することなく『マーターズ』の名を挙げます。
『マーターズ』はシナリオが舌を巻くぐらい上手いんですよ(『マーターズ』の最終考察はこちら)。
ホラー映画を観ていてシナリオに感心するなんて滅多にあることじゃありません。
では、『マーターズ』がお薦めのホラー映画なのかというとそんなことはありません。
なぜ『マーターズ』がお薦めじゃないかというと、一言で言えば描写がきつすぎるからです。
よほどホラー映画に耐性がある人でなければ『マーターズ』は耐えられないと思います。
じゃあお薦めのホラー映画は何かというと『死霊館』とその続編である『死霊館 エンフィールド事件』ですね。
怖がらせるだけ怖がらせて、最後は家族愛で締めるのですから、まずは理想的なホラー映画であると言ってよいと思います。
ただ、『死霊館』はシリーズ化されて、多くのスピンオフ作品も作られているのですが、それらの作品がすべて本家同様に面白いのかというとそんなことはなく、中にはもうこのシリーズは見ない!と言いたくなるほどひどい出来のものもあります。
ではシリーズ9作目の『死霊館のシスター 呪いの秘密 』はどうだったかというと、、、
まず特筆すべきは登場する悪霊のシスター・バラクが無双だということでしょうか。
何しろ本来聖域であるはずの教会の中で神父を焼死させるんですからね。
神出鬼没で、使い魔を用い、さらに憑りついた人間を自在に使役します。
本作でバラクは好き放題にやっていると言ってよいと思います。
そのバラクの目的が何なのか、作中明かされます。
とある聖遺物を手に入れることです。
でもその聖遺物を手に入れてバラクが何をしたいのか、どうなるのかといった説明は一切ありません。
まぁそれもやむを得ないでしょうね。
何しろバラクは聖遺物を手に入れる前から無双なんですよ。
無双である悪霊が聖遺物を手に入れたらどうなるのかなんてシナリオを書いた人も思いつかなかったのでしょう。
ともかくバラクが聖遺物を手に入れたらヤバいぞ、というふうにしとけって感じで。
そんなわけで本作のシナリオはかなりテキトーだと言えます。
なので本作はホラー映画としてはお世辞にも出来がいいとは思いません。
では本作は映画としてダメなのかというとそんなことはありません。
『死霊館のシスター 呪いの秘密 』、ホラーアクション映画として観る分には充分楽しめました。
本来ホラー映画にアクション要素は不要なんですよ。
遊園地で言えば、ホラー映画はお化け屋敷であり、アクション映画はジェットコースターのようなものだと思います。
同じく怖さを追求するアトラクションでもお化け屋敷とジェットコースターは全然別ものであるはずなのですが、最近はお化け屋敷を舞台にしたジェットコースターのような映画が多いです(『バチカンのエクソシスト』もそんな映画でした)。
そういった観点で見ると『死霊館のシスター 呪いの秘密 』はそこまで悪くないかなという気がします。
個人的にはもうちょっとシナリオが練られたホラー映画が好みではありますが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
あなたが最も高く評価するホラー映画は何ですか?と訊かれたら、自分は躊躇することなく『マーターズ』の名を挙げます。
『マーターズ』はシナリオが舌を巻くぐらい上手いんですよ(『マーターズ』の最終考察はこちら)。
ホラー映画を観ていてシナリオに感心するなんて滅多にあることじゃありません。
では、『マーターズ』がお薦めのホラー映画なのかというとそんなことはありません。
なぜ『マーターズ』がお薦めじゃないかというと、一言で言えば描写がきつすぎるからです。
よほどホラー映画に耐性がある人でなければ『マーターズ』は耐えられないと思います。
じゃあお薦めのホラー映画は何かというと『死霊館』とその続編である『死霊館 エンフィールド事件』ですね。
怖がらせるだけ怖がらせて、最後は家族愛で締めるのですから、まずは理想的なホラー映画であると言ってよいと思います。
ただ、『死霊館』はシリーズ化されて、多くのスピンオフ作品も作られているのですが、それらの作品がすべて本家同様に面白いのかというとそんなことはなく、中にはもうこのシリーズは見ない!と言いたくなるほどひどい出来のものもあります。
ではシリーズ9作目の『死霊館のシスター 呪いの秘密 』はどうだったかというと、、、
まず特筆すべきは登場する悪霊のシスター・バラクが無双だということでしょうか。
何しろ本来聖域であるはずの教会の中で神父を焼死させるんですからね。
神出鬼没で、使い魔を用い、さらに憑りついた人間を自在に使役します。
本作でバラクは好き放題にやっていると言ってよいと思います。
そのバラクの目的が何なのか、作中明かされます。
とある聖遺物を手に入れることです。
でもその聖遺物を手に入れてバラクが何をしたいのか、どうなるのかといった説明は一切ありません。
まぁそれもやむを得ないでしょうね。
何しろバラクは聖遺物を手に入れる前から無双なんですよ。
無双である悪霊が聖遺物を手に入れたらどうなるのかなんてシナリオを書いた人も思いつかなかったのでしょう。
ともかくバラクが聖遺物を手に入れたらヤバいぞ、というふうにしとけって感じで。
そんなわけで本作のシナリオはかなりテキトーだと言えます。
なので本作はホラー映画としてはお世辞にも出来がいいとは思いません。
では本作は映画としてダメなのかというとそんなことはありません。
『死霊館のシスター 呪いの秘密 』、ホラーアクション映画として観る分には充分楽しめました。
本来ホラー映画にアクション要素は不要なんですよ。
遊園地で言えば、ホラー映画はお化け屋敷であり、アクション映画はジェットコースターのようなものだと思います。
同じく怖さを追求するアトラクションでもお化け屋敷とジェットコースターは全然別ものであるはずなのですが、最近はお化け屋敷を舞台にしたジェットコースターのような映画が多いです(『バチカンのエクソシスト』もそんな映画でした)。
そういった観点で見ると『死霊館のシスター 呪いの秘密 』はそこまで悪くないかなという気がします。
個人的にはもうちょっとシナリオが練られたホラー映画が好みではありますが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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