いろんなところに無理があると思った『search／#サーチ2』。

　ウィル・メリック＆ニック・ジョンソン監督、ストーム・リード主演、『search／#サーチ2』、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞（無料クーポンにて、鑑賞料金０円）。２０２３年２１本目。

　この日映画を観ることは決めていたのですが、何を観るかは直前まで決めきれませんでした。
　候補作は『ハロウィン THE END 』と『search／#サーチ2』の二本。
　『ハロウィン THE END 』は三部作の三作目で、一作目と二作目は劇場で観ました。
　一作目と二作目を劇場で観たなら、三作目も劇場で観るべきではないか、そう思いました。
　ただ、ぶっちゃけそんなに面白いシリーズじゃないんですよ。
　ホラー映画なのですが、怖いシーンよりもイラっとするシーンの方が多いんです。
　三作目を観て、その評価が変わるとは思えませんでした。

　一方『search／#サーチ2』の方はそこそこ面白いだろうな、と思っていました。
　迷った末に『search／#サーチ2』を観たのですが、実際そこそこ面白かったです。

　失踪した母親を娘がインターネットを駆使してその行方を探す、というお話です。
　物語はすべてパソコンの画面上で展開します。
　事件の真相と黒幕は正直意外でした。
　その点は評価してよいと思います。
　ただ、、、黒幕がやろうとしていたことが恐ろしくまどるっこしいんですよ。
　何でそんな面倒臭いことをやるの？と思ってしまいました。
　あんな面倒臭い犯罪計画を誰が立案したのかも謎でしたね。
　お話的にはかなり無理がありました。

　物語はすべてパソコンの画面上で展開する、と述べました。
　それが自然な形で展開するならよいのですが、それにもかなり無理があって…。
　ともかく主人公がどこに行くにも何をするにしても常にカメラで撮影されている状態なのですが、気にしてはいけないと思いつつも、どうしても不自然に思ってしまいました。

　まぁ細かいところを気にしなければそこそこ楽しめる作品ではあります。
　でも『search／#サーチ2』というタイトルで、細かいところを気にするな、粗探しをするな、というのもどうかと思いますが…。

　お気に入り度★★☆、お薦め度★★★（★は五つで満点、☆は★の半分）です。