「海外旅行はダイエットに最適」と、小野まゆらとさいとう克哉のさいとう夫婦は言った

2020年04月21日 | 海外旅行
 海外旅行はダイエットにいい。
 
 と始めてみると、
 
 「えー、旅行中は、おいしいものがいっぱいあるから、むしろ太るんじゃないの?」
 
 そんな疑問の声があがりそうだが、これがけっこう信憑性のある話なのである。
 
 これは経験的にもそう感じるし、パックパッカー漫画のユニット「さいとう夫婦」として活躍する、さいとう克哉さんと小野まゆらさんのお二人も、伝説的旅マンガ『バックパッカー・パラダイス』の中で、明言されているのだ。
 
 旅行中というのは、なんといっても、
 
 
 「規則的な生活」
 
 「適度な運動」
 
 「バランスのいい食事」
 
 「ストレスをためない日々」
 
 
 という、減量にピッタリな生活を送ることが多い。
 
 やたらとお金手間をかけて、運動したり高いダイエット食品を買うくらいなら、それを貯めて観光旅行をした方が、楽しくやせれてコスパは最強。
 
 最悪、やせなくても旅行自体は楽しいしネ。
 
 さいとう夫婦なんて、世界一周から帰ったら、妻まゆらさんは10キロ。
 
 夫克也さんなんて20キロもやせているんだから、ガチもガチ。
 
 だれか、『旅でダイエット』『バックパッカー減量法』なんて本を書けばいいのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 売れっ子の評論家である勝間和代さんは、
 
 「がんばっていい本を書いても、結局売れるのは《モテ》《》《ダイエット》《英会話》のコンプレックス産業だけ」
 
 そう嘆いておられたらしいが、特にダイエット本なら「○○でやせるダイエット」の○○に
 
 
 「ゆで卵」
 
 「コアリズム」
 
 「腹式呼吸」
 
 「もりやすバンバンビガロ」
 
 
 など、適当な単語を代入すれば一丁上がりという、ほとんど大喜利の世界なのだから、ぶっちゃけ粗製乱造されるのもむべなるかな。
 
 これが売れるんなら、旅ダイエットなんて全然ありではないか。
 
 『バッパラ』を出した『旅行人』はガラじゃないとして、主婦と生活社とか青春出版社から出せばいいのに。
 
 ただ、このダイエットには、わりと致命的な欠点があり、
 
 「日本では、ロングスパンで体重を落とせる旅が、できるほどの休暇を取れない」。
 
 日本は企業も、人権やときには生産効率すら無視しても、それこそコロナウィルスが蔓延しようが満員電車に放りこむなど、
 
 
 「意地でもサラリーマンをこき使いたい」
 
 
 という強迫観念にかられてるから、こればっかりはいかんともしがたい。
 
 欧米の「バカンス法」とまではいかなくても、せめて有給休暇を取るのが「非国民」と呼ばれなくなる時代にならないと、
 
 「旅ダイエットで印税生活」
 
 これは夢のまた夢であろうか。
 
 
 

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