朝令暮改

決まったと思ったらやっぱりそれなしね、というどんでん返しなニュースがあったりします。

その１：クライフェルトとバレンシア
ニューカッスルから戦力外通告を受けた、元バルセロナ次男ことパトリック・クライフェルト。バレンシアへの移籍が決まった旨報道されていたのですが、なんとメディカルチェックで引っかかってしまった模様。膝に問題があったそうで、20日後に再びチェックを行い、その上で入団か否かを決定するようです。
何も問題がなければマスコミの前で新しいユニフォームを広げて見せて、メスタージャでかるーくボールリフティングでもして…の予定は中止に。クラフィエルトはどこへ行く。


その２：詰めの甘いセルタ
先週ヘレスに勝ってプリメーラへの昇格を決めたセルタですが、その試合で登録外の選手を使っていたことが発覚し、試合は3-0の敗北、勝ち点3の剥奪が連盟から言い渡されました。ばかばかばか。セルタのばか。まったく詰めが甘いというかスペインらしい適当さというか…。
現在セグンダは前42試合中40試合を終了して

1　セルタ　　73
2　アラベス　73
3　カディス　70
4　レクレアティーボ　69
5　エイバール　69

残り2試合で昇格できるのは3チーム、可能性を残しているのはこの辺りまででしょうか。セルタとアラベスはあと3ポイント積み上げれば昇格。ということでセルタは「2度目の昇格」を目指して日曜日にエイバールをバライードスに迎えて戦います。


その３：リケルメはビジャレアル残留
今シーズン大躍進しチーム初のCL出場を成し遂げたビジャレアル。このビジャレアルの中盤の王様といえばリケルメ。先日のW杯予選アルゼンチン－ブラジルで決めたミドルシュートは、倉敷さんの言うとおりまさに「ゴラッソ～！」でありました。
しかしリケルメはバルサからレンタルでビジャレアルに来ていた選手であり、シーズン終了時にリケルメは「これがビジャレアルでの最後の試合になるだろう…」という意味合いのことを言っていました。当然レンタルバックでバルサに戻り、おそらくは戦力としてカウントされないだろうから、補強のコマとして使われるだろうということをわかっていたんでしょう。実際、ルケと交換でデポルに行く、という話はシーズン中からよく言われたりもしていましたし、ビアンチがアトレチコの監督になることが決まると、リケルメはボカ時代の恩師の元へ行くだろうなんてことも言われたりもしました。
それが、ビジャレアル残留。というかビジャレアルが買い取る形でほぼ完全移籍です。「ほぼ」というのはMARCAによると「権利の80％を500万ユーロ（7億）で」という微妙な売り方だから。しかしびっくりするほどのお手ごろ価格。なんかビジャレアルってバレンシアやバルサとのお付き合いの仕方が上手だよなあ。

ということで、あとはフォルラン辺りもしっかり残留すれば、来シーズンはヨーロッパCLの舞台で、笑っちゃうくらいに攻撃しまくりなビジャレアルが拝めるかもしれません。楽しみ～。