けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

芝の中にも敵

2008-01-14 21:48:19 | football

本日の画像です…あれ、クーロ・トーレス?

バレンシアの公式サイトより。ようやく本日のトレーニングから、モリエンテスが全体に合流できたとのこと。昨夜のアトレチコ戦に先発しなかった選手たちと一緒に一通りのトレーニングはこなしたようです。どこまで回復しているのか、ミッドウィークの国王杯に間に合うかどうかはわかりませんが、とにかく良かった。負傷したのが昨年の12月15日のバルサ戦で全治1ヶ月でしたから、予測どおりということになりますか。ようやくバレンシアも何か形を掴みかけているような気もするので、はやくピッチに戻ってこれたらと思います。

その一方で今日の負傷者=アルビオル。見出しに「rodilla」とあって、これは膝という意味ですから例のあの負傷を思い出してぞっとしたのですが、しっかり読んでみましたらトレーニング中に膝を切ってしまったとのこと。しかも数針縫う羽目になり、少なくとも国王杯への出場は厳しいようです。いったい何があったのかと思ったら、フットバレーをしている最中に芝の中に落ちていた釘か何かで切ったと……。練習場のピッチ内にそんな金属片が落ちていることも問題だとは思いますが、そんな金属片に遭遇してしまうアルビオルも不幸というか運がないというか。そういえばアルビオルって、サッカー以外の理由で負傷していることが多い気がします。おそらく大事にはいたってないと思いますが、ともかくお大事に。

直後
国王杯ベティス戦の召集選手18名が発表されました。さすがにモリエンテスは入れてもらえなかったか…
Porteros: Hildebrand, Mora.
Defensas: Caneira, Helguera, Lombán, Marchena, Moretti.
Centrocampistas: Sunny, Edu, Montoro, Joaquín, Vicente, Mata, Baraja, Ever.
Delanteros: Zigic, Silva y Villa.

前半戦終了

2008-01-14 15:48:49 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 19
Levante 0-2 Real Madrid C.F.

マドリーの得点:ルート・ファンニステルローイ(74=PK、88)


先週は持ってて良かったカシージャスでしたが、今日は持ってて良かったファンニステルローイ。全体的にチームがバタバタフワフワしてどうにも落ち着かず、惜しいチャンスはゴールポストに当たる…という中で、ペナルティをきちんと決め、試合終了間際にはエリアの外から狙い済ましてズドンと2点目。ありがとうございますルート様。
シーズンが長い中ではどこかでチームが落ちてくるのは確かで、それが今なのかまだこの先にもあるのかはわかりませんが、チーム状況がぱっとしなくてもとにかく勝ちを拾えているのは良いことだと思います。前半戦を終わって15勝2分2敗、勝点47は「冬の王者」の記録らしいです。すばらしいすばらしい。
ただ、やっぱりチーム状態は気になります。今の中盤先発では残念ながらクリエィティビティに少々欠ける印象。ガゴもがんばってはいるけど、ディアラに比べれば安定性は劣る。少々無茶なスルーパスでも狙っているのは好きなんですが。中盤の攻撃面が少し物足りないと「ラウルが下がる現象」が起き、最前線で必要なときにラウルがいないというバランスが崩れた状態になってしまう。ゲームの組み立てが物足りないならグティを入れればいいわけですが、ただ今日交代で入ったグティを見ると、いきなり相手にプレゼントパスしちゃうくらいで…安定性は今現在は疑問。難しいところです。
今日はむしろイグアインが入ってからの方がチームが活性化した印象でした。次はイグアインを右サイドで先発に…次の試合はミッドウィークの国王杯ですね。たぶん先発できるでしょう。FWかもしれませんが。
それからイケルがやつれていつもより青白く見えたのが心配です。やはり胃腸炎の影響かな…どうぞお大事に。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 19
Atletico Madrid 1-0 Valenci C.F.

アトレチコの得点:クン・アグエロ(28)



感想1:試合終了間際のビセンテ・カルデロンのお客さんたち(特におばちゃん)の反応が楽しかった
感想2:バレンシア、サッカーになってきている…。

一時期の何をやっているのかわからない、何もできていない状況からは抜け出てきた…と言っていいのかどうかわかりませんが、良くなっているという印象を受けました。なにより、シュートが打てていること。これが大きい気がします。ろくにフィニッシュまで持っていけなかった時期のことを考えると、隔世の感があります。
とはいっても、センターフォワード・ホアキンはもうやらなくてもいいんじゃないかと思います。スピードがあり前へ行く気持ちが強く、実際この試合の前半も良く動いてゴール前まで行っていましたが、後半のジギッチの戦いぶりを見たら…やはり置くなら専門家。ポストが1枚いると、安定感というかターゲットがある安心感が違います。最初からジギッチを使っても良かったのではないかと。
ただ、逆に期待以上のフィット感を見せている非・専門家の右SBアリスメンディにはちょっと良い意味での意外感。仕事のこなしっぷりが予想外に良いですね。手足が長いので上手いのか下手なのか微妙なところはありますが、スライディングなども器用にこなしているしボールのキープもできるしで…意外。
そしてリーガ・デビューを果たしたバネガ改めエベル。走るべきところがランニング、歩いているなどまだフィジカルは十分ではないかもしれませんが、45分間チームの中で試合に出られたことは大きかったと思います。
ま、いくらいいところがあっても勝たなきゃ仕方ないんですけどね…なんですかあの失点。ヒルデブラントにしてみれば飛んだところにエルゲラがいたんだ、という不幸な面を主張できなくもないですが、なんとも間抜けな失点。前半戦を終えて8勝3分8敗。苦しいなりにも積んであった貯金はすべて使い果たされてしまいました。

あとカナルプリュス、余計な画面構成やらなくていいから…。