けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

四分の二:国王杯制覇

2011-04-22 04:52:51 | football


これでまだ四分の二。あと2戦、すぐに行われるわけで、浮かれてはいられない。ですけど、まあ本当によくやったなあと選手たちにも感心するし、やっぱり嬉しいものは嬉しい。会社でにやにやしてしまうくらい嬉しい。今期のクラシコ第1戦、あんなにバラバラでちぐはぐでなすすべもなく敗れたチームが、まだまだ思い通りにならないところがあるとしても、とにかく今できる最善、最高の力を尽くして戦って、結果を手にしたということ。押されっぱなしの苦しい時間をなんとかしのぐしかなかったり、華麗なパス回しとかそういうものとはかけ離れていても、気持ちが感じられるのがいい。成長の跡が見られているというか、まだこの先(すぐの試合であれ、来シーズン以降であれ)に期待していいんだという気持ちになれた、そういうのも嬉しい。
でもまだあと2戦。

ネガティブなニュースを挟み込むと、ケディラが昨夜の試合で負傷し、週末のバレンシア戦への出場は不可能なようです。シャビ・アロンソもペペも疲労している中で、次のミッドウィークのCLに向けてコンディションを整えてほしいところですが、ガゴもまだ負傷中、ラスは復帰できる可能性はあるようですが…ピボーテ人手不足か。グラネロがんばれ。









短めフィエスタ
バレンシアから夜のうちに飛行機でマドリーに戻り、そのままシベーレス広場へ。久しぶりの女神様。女神像にマフラーを巻くのはイケルの仕事になって、何かラウルと違うんだよな…と思ったのは、女神様の唇を奪ってるせいかも。ラウルなら額か頬だと思う。さすがイケル。

セルヒオ・ラモスがパレードのバスから優勝杯を落下させ、哀れなカップはバスにひかれてひしゃげてしまいました(デラレがTwitterで画像をUP)。どうするんだ…と思いきや、プランBが発動して、翌日ベルナベウのミュージアムには、ぴかぴかのきれいなコパが飾られていました。

コパの製作の責任者である宝石屋フェデリコ・アレグレ氏
「保険会社の話では、優勝杯は完全に損傷してしまった。5メートルの高さから落ちて、バスがその上を乗り越えていったんだ。昨日起こった話はこの大会の逸話となって、これ以上重きを置く必要はないものだよ。
RFEFは、こういった重要なイベントを行う時は、常にプランBを用意している。あのトロフィーに関しても、プランBがある。昨日のトロフィーはプランAだった、あれがプランBやプランCだったらもっと大変なことになっただろう。
トロフィーを落とした男は、タイトルを手にして幸福感に包まれていた。彼があれを頭に載せたこと、バスがスピードを少し落としたことと、また彼が少し押されたことがあるだろうと思うよ。
今日の17時30分から、レアル・マドリーは完璧な状態のコパを保有できるし、それをファンは楽しむことができるだろう。」

予備のカップが用意されてる…ようなそんなような。それでいいのか、って気もしますが。ふと、昔の広島を思い出してしまいました。あれは弁償したんでしたっけ。


映像
何とかWOWOWの放送を見届けてから出勤しましたが、本当ならパレードの映像ライブで追うくらいはしたかったなあ。スペイン代表の時みたいに。
いくつか映像を探してきました。
スペイン国内の放送はTVE担当だったようで、特集ページがあって、関連映像・ニュース映像を集めたページも。
あまりきれいな映像ではないですが、クアトロさんからバスの上の様子
一番きれいなのが…公式アカウントなのかな?リーガから。


カップ、思い切り落ちてますね。あと、ベンゼマが変な踊りを踊っている気が…。


ラウルから
シャルケ04のFW、ラウル・ゴンサレスは、レアル・マドリーがメスタージャで戦って勝ち取ったコパ・デル・レイのタイトルに対して喜びを示し、「激しくて感動する試合だった」と話した。
「コパは、僕たちが戦った近年の大会では逃してきた特別なタイトルだ。FCバルセロナのような偉大なチームと対戦して得たものだから、重みのあるもの。ピッチでのことを見て、それからシベーレスでのタイトルのお祝いを見て、すべてのファンに対して嬉しく思っているよ。
「クラブのトップの人たち、コーチ陣、選手たち、スタッフ、ベルナベウの素晴らしいファンたち、クラブ全体に対して、僕からのお祝いを申し上げます。メスタージャのファイナルは簡単なものではなかっただろう。」

ラウルとグティ、2人がいる間に国王杯を掲げられたら良かったのに…という気持ちはあります。シベーレスでファンがラウルの名前をコールしたとか、メスタージャにもシベーレスにも青色7番のユニが散見されたとか、現地のマドリディスタたちも心にしこりが残ったような気持ちだろうな、と思います。でもラウルもグティもこのタイトルは喜んでいるはずだと思うし、実際そういうコメントを出してくれている(グティも)。
奇しくもというか、ラウルもグティも、それぞれが戦う国でカップ戦ファイナルにまで勝ちあがりました。初めての国内カップ戦王者を目指して。