けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

準優勝

2013-05-18 07:33:15 | football

決めるものを決めなければ勝てません。
…って、ドルトムント戦の時にも思ったんですけどね。あのセカンドレグの、前半で何度もチャンスを無駄にしたときの。今日は、早い時間に先制点が入って……その後で余裕を出したのか受けに回って落ち着いて過ごしていた時間が本当にもったいなかった。気が緩んでいたなんて、そんなことはないだろうけど…でもアトレチコに先制してまずはホッと一息、ってところがどこかあったんじゃないだろうか。攻めきって、畳み掛けてしまうこともできただろうに。なんか、こういったメンタルの問題は、ここ何シーズンもずっと言っている気がします。そんなつもりはなさそうだけど、でもどこか舐めてたんじゃないの?とか、大一番で平常心ではなくなってしまっているようなところが。はっきり見えるものではないので、推測でしかないですが。

何度もあった絶好のチャンスにも、ポスト、GKの正面、打ち上げ…と、決められなかった。クリスチアーノ以外の(特にFWの)ゴールがなかなか決まらないのが、今シーズン気になる点の一つではありましたが、今日がまさにそういうことに。決められた決勝点がセットプレーからだったってのも、まさに今シーズンの象徴ってとこですかね。

後半終了が近いころから、トンネルの出口あたりにマルセロがいて、延長開始前の円陣には、マルセロはもちろんヘススにモラタ、ナチョ、アダン、ペペ…と今日は召集外で本当はスタンドにいなければいけない選手たちが加わり、その後もベンチ付近にたむろして…本当はいけないんだろうけど。選手たちの一体感とかタイトルへの気持ちってのはあったんだとは思うんですが。





試合後のモウリーニョ
プレスカンファレンスでモウリーニョが、自分のキャリア史上で一番の失敗シーズンだったと言ったようです。そうでしょうね…。

キャリアの中で
「キャリアとは何年もあるもの、1シーズンではない。いつでもファンタスティックなシーズンを送り、主要なタイトルを手にする人がいるのかはわからない。今シーズンは、私にとってもレアル・マドリーにとっても十分ではないタイトルしか取れなかった私の最悪のシーズン、悪いシーズンだ。ファイナル1、セミファイナル1、2位、スーペルコパ。多くの人にとっては良いかもしれないシーズンでも、私には最悪だ。」

不公平な結果
「スコアが1-1の時、チームはボールをポストに3度も当てた。3回もボールがポストに当たるなんて普通じゃない。この結果がフェアではないと考える、つまりアトレチコがタイトルを取ったという結果はフェアではない、と考えるフットボールの魔法使いになる必要はない。延長戦には2回チャンスがあった。1つはイグアイン、1つはエジルだ。この結果は相応しいものではない。フットボールではすべてが忘れられる。審判のこと、ポストに当たったこと。勝者が残り、それはアトレチコだ。

マドリーで失敗したのか、隠れていたのか(プレカンに出なかったこと?)
「もし君が正直なら、君がそうだというなら、この3シーズン、私が敗戦の後に隠れたことが決してないことについて話すべきだ。決して、引き分けの後も隠れない。絶対にだ。勝利の場合は、大きな勝利の時、たとえばリーガやコパのバルセロナ戦の後も、隠れていない。試合の前については、行くか行かないか決める権利がある。クォーテーションマーク付で、“私は正直”だ。もしクォーテーションマークを取りたいというなら、モウリーニョは常に顔を出した、この3シーズン、すべての敗戦でモウリーニョがいた、と書くべきだ。」

失敗なのか?
「私は今シーズン失敗した。最初のシーズンにコパを取り、リーガとチャンピオンズのために戦ったというのは普通のことだろう。だれもが、世界で最高のチームがレアル・マドリーに対していたと考えた。2シーズン目は失敗ではない。世界で最高のチームに対して、リーガを獲得した。そしてチャンピオンズはペナルティで敗れた。私自身はペナルティを蹴れない。そこでも失敗した。この2年は良いシーズンだった。3年目は良いものではない、破綻だ。物事がうまくいっていれば、それは皆のもの。物事がうまくいかなければ、それは監督のせいだ。失敗するのも作り上げるのも選手ではない。それは監督だ。近づいたと思っても、フットボールでは近くづいていない、そういうものだ。私にとっては、これは最悪のシーズンだと言える。多くの人にとって良いものでも、私には最悪だ。」

リーガあと2試合、将来
「レアル・マドリーとは3シーズンの契約が残っているし、将来について会長と座って議論もしていない。アンチェロッティや他の監督の話がされるのは普通のことだろう。私がチェルシーに行くとか、あそことかどことか、そういうこともだ。私は、正直でいると約束しなければならない。会長が私に思うことがあれば、クラブはそれを公式に発表する。そういうようにあらねばならない。リーガ残り2試合について、それに敬意を払うことが重要だ。目標のために戦っているチームがある。レアル・ソシエダは、チャンピオンズ・リーグを目指すことが重要だろうし、オサスナには降格の危機がある。会長と私は座って話をする。シーズンの終わりを待つ必要がないことは当然のことだと思う。何が起こるか見ていくことだ。」

退席のシーンは何があったのか
「言わない方が良いだろう。」