今期初のマドリーでの試合、トロフェオ・ベルナベウが、16日(火)に行われます。今年は、フランスのスタッド・ド・ランスをお迎えしての試合。ちなみにヴァランの出身は、RCランスでまた別のクラブになります。
この試合を前に、まずは15日、モラタの加入セレモニーが行われました。形式的なところもありますが、カスティージャやカンテラの選手との境界がいまいち曖昧なままマドリーのトップチームに上がり、外へ移籍していった……それが1人の選手として帰ってきてトップチームに正式に迎え入れられる、という姿勢が示されているようで良いなと思いました。LIVEで動画を見ていましたが、モラタはあまり表情に喜びも(もしあるとしたら不安や違和感も)出さず…と思ってたら、涙を拭う仕草が。戻ってこられるか不安だったり、どうせならもう他へ移籍したほうが良いんだろうかとか、いろいろ思い悩んだりもしたのかな…。
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プレゼンテーションでのモラタのコメント
「最高に嬉しい日です。なぜなら、家に戻ってきたのですから。2年という長い期間でしたが、人には成熟するのに必要な時間というものがあるものです。そして僕は、僕の人生のすべてをベルナベウに捧げるために、できるだけ長くここにいられるよう努力するために、帰ってきました。」
プレスカンファレンス、公式より。
この夏
「落ち着いた夏だった。EUROがあったので、休暇を短くしたいと思っていた。でも、レアル・マドリーが僕を望んでくれていて、ここに来るだろうと思って、リラックスできていた。監督もクラブも、愛情と信頼を示してくれた。彼らは大きなチャンスを僕に与えてくれている。ここは、プレイしゴールを決めることが最も難しい場所。でも僕は、ここでプレイするために全てを尽くしていくつもりだ。僕はマドリディスタであり、再びサンチアゴ・ベルナベウでプレイすることを楽しみにしている。」
変化したこと
「この2年間で僕は大きく変化した。重要な試合でプレイできないでいた僕、経験のなかった自分が、今は経験を積み、フットボール選手として人間として、成長してきている。自分の家を離れるときには、自分の人生のために戦わなければいけないもの。それが僕のように、世界でも最大のクラブの1つ(ユベントス)であるなら、なおさら成長する必要がある。僕は大人になり、レアル・マドリーでプレイするには欠けていたものを身につけた。」
競争
「レアル・マドリーもユベントスも、ヨーロッパでトップレベルのチームだ。ユーベでも僕には競争があったが、ここには世界最高の選手たちがいる。プレイできるよう、全てを尽くしていくつもりだ。良いトレーニングをし、常に先発で居られるように努力していく。もちろんここは1つのチームであり、自分自身のことだけを考えているわけにはいかないけれど。そう(1つのチームであること)でなければ、僕はテニスかチェスをやることになる。決めるのは監督だ。彼は僕に信頼を示してくれているし、それにもちろん、前線でプレイしている3人(BBCのこと)は別の世界から来ているようなものだからね。」
「公式戦では60分しかプレイしていないことを考えると、ゴールできていないことを心配はしていない。プレシーズンの試合は、スピードを上げていくのに助けになっている。たくさんのゴールを決めたいと願っているけど、まだゴールできていないことを心配してはいない。」
ロッカールーム
「僕が受けた歓迎は、これ以上ないものだった。まるで外へなど出ていないかのようだ。みんなが僕のことを気にかけて、愛情を示してくれる。エミリオ(ブトラゲーニョ)は、僕が外へ出ている間、手紙をくれた。こういうことには、本当に感謝している。」
重要なゴール
「僕は、たくさんの重要なゴールを挙げたいと思っていたし、チャンピオンズ・リーグのセミファイナルで再びゴールをできるのに必要なことはなんでも示していく。以前にも話したけれど、ベルナベウでユーベの選手として決めたゴールは、奇妙な気分だった。それが、多くの友人が、チャンピオンズ・リーグのファイナルをプレイできなくなるという意味になったものだから。」
カンテラの選手たちへのメッセージ
「レアル・マドリーでは、君たちは世界最高のクラブにいる。トップチームにいくというのは、間違いなく最も難しいことの1つだ。でも近年、カンテラはよく機能している。カンテラの子達に伝えたいのは、自分自身の夢のために戦うべきだということ、不可能なことはなにもない。」
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