
Comunicado Oficial: Mariano
レアル・マドリードC.F.とオリンピック・リヨンはマリアーノ選手の移籍で合意に達した。クラブとの契約は5年となる。
入団発表は8月31日13:30(日本時間同日20:30)サンティアゴ・ベルナベウの貴賓席で行われる。
入団発表後、マリアーノ選手は初めてレアル・マドリードのユニフォームに身をまといサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立った後、記者会見場でメディアと質疑応答を行う予定です。
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マリアーノの獲得が正式に決まりました。おかえりマリアーノ! 開幕から2試合連勝で、ベイルもベンゼマもゴールが取れているしアセンシオもいる。でも何か足りない気がする、シーズンを通して考えると不安が拭えない……というマドリディスタのモヤモヤは、この1ピースの獲得で少し落ち着くのではないでしょうか。
マリアーノ・ディアス・メヒア、1998年8月1日、カタルーニャ地方のプレミア・デ・マール生まれ、スペインとドミニカ共和国の国籍を所有。エスパニョールやバダロナなどのカタルーニャ地方のクラブを経て、2011年にマドリーの下部組織へ。2014年からカスティージャに昇格し、15/16シーズンは27ゴールを挙げてセグンダBの得点王に。16/17シーズンにはジダンの下でトップチームデビューを果たし、リーグ戦で8試合1ゴール、国王杯で5試合4ゴール。出場時間は少ないながら印象的なデビューシーズンでした。シーズン終了後にリヨンに移籍。リヨンでは移籍初年度ながら45試合に出場し21ゴールと活躍(昨シーズン特にリーガで振るわない時期には、マリアーノがいてくれたら…という声がちらほら出てましたね…)。さらに頼もしいストライカーになったところで、今回の帰還となりました。
リヨンへの移籍時には、マドリーは買い戻しオプション的なものを付けたかったのだと思いますがそれはなく、ただしリヨンから他クラブへ移籍する場合には移籍金の35%を手にできることや、他クラブへの移籍に待ったをかけることができる権利を付けるとか、まあ要するに簡単には手放したくないところがあったのだと思います。フロレンティーノ・ペレスと友好的な関係にあるオーラス会長のリヨンとの間だからできたことなのかもしれません。そして、最近になってセビージャがマリアーノの獲得に動いているという話が出た途端に、この拒否権を発動。今回の移籍となりました。ちなみに報道によれば、リヨンへは800万ユーロで売り、今回2300万ユーロでの買い戻しとのこと。昨今の移籍市場とリーグ・アンで2試合1ゴールペースのストライカーであることを考えると、とてもお買い得に感じてしまいます。
現時点でベイルベンゼマは好調ですが、ベイルには常に怪我の悪夢がつきまといますし、ベンゼマも今年の12月で31歳になります。マリアーノの出番はぐっと増えるはず。リーガへの順応も心配しなくて良いし、とても楽しみです。
またドミニカ共和国の国籍を持つマリアーノですが、同国代表としてはフレンドリーマッチに出場したことがあるのみで、実はスペイン代表になれる可能性も…。
