各種表彰
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クリスチアーノ、復活
その表彰の(どれかの)中で、負傷はもう大丈夫、次の試合には出られるとコメント。マドリーのトップチームは日曜月曜と休みでしたが、クリスチアーノ(や他の選手何人か)は、バルデベバスでリハビリ・調整を行ったそうです。
ケディラ、リハビリをスタート
ケディラは、右膝に負った深刻な負傷からのリハビリをスタートさせた。ケディラはミュンヘンにいて、バイエルンおよびドイツ代表のドクターであるMuller-Wohlfahrtの手にゆだねられている。クリニックではマリオ・ゴメスに会い、同選手は11月28日にその画像をFacebookにアップしていた。
ケディラは、11月15日に行われたドイツ代表の試合で右膝前十字靭帯、側副靭帯を断裂、翌日にはアウグスブルグで手術を受けた。代表ドクターは手術にも立ち会い、現在はケディラの、リハビリの第一段階をみている。彼はドイツでも高名なドクター(特に膝の負傷で)であり、「癒しの手」としても知られている。彼の手法は一風変わっている(雄鶏のとさかと小牛の血からの抽出物を用いる)が、効果的である。フットボール選手で彼の治療を受けたのは、クリンスマン、オーウェン、ジェラード、バラック。また他にウサイン・ボルト、モーリス・グリーン、オラサバル、U2のボノ、など。
後半部分が「は?」って感じなんですが……まだイノセンテの日じゃないよな……。
ベビーブーム
昨日、シャビ・アロンソとナゴーレ・アランブル夫妻に、3番目のお子さんが誕生(次女)したそうです、おめでとうございます。マドリーの選手たちは今まさにベビーラッシュ状態。今年前半から見ていくと、ディ・マリア(早期出産で、CLドルトムント戦の時期だったので覚えている方も多いかと思います)、アルベロア(男の子、名前はRaul)、今回はシャビ・アロンソで、間もなくイケルのところのサラちゃんも、セルヒオ・ラモスもこの間Twitterで彼女が妊娠したと報告してましたし、ペペのところも2人目がわかったそうで、そしてなんとついに、未確認情報ながら、ベンゼマ(の彼女)にも子供が!?という噂も……ブームです。
なぜゴール裏からウルトラスが消えたのか?
テレビで見ると左側ゴール裏、Ultras-Surがいるはずの場所は、ここ何試合かぽっかり空いています。その理由と今後について、ASとMARCAの記事。どっちも内容は大きく変わりませんが、特にASの記事が少し読みづらかったので念のため2つ並べて。
AS
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フロレンティーノ・ペレスはウルトラス・スールを排除し、南側ゴール裏を若いファンたちの場所とすることを決め、1月からの実施に向け動き出している。マドリーは既に、ウルトラスの中でも最も暴力的な集団を排除している。
フロレンティーノ・ペレスは、実際にマドリーのウルトラス・スールの不当行為を問責し、1月初めから、彼らが占有していた場所を、若いファンたち向けとする。このことは、Cadena Copeで、日曜に伝えられた。さらにクラブによると、マドリーは、ウルトラスの中でも最も議論の対象となるメンバーを排除することもあり得るとしている(この場合の排除は、おそらくスタジアム立ち入り禁止)。ASが知るところでは、既に彼らの何人かがこの処分の対象となった。さらに、ウルトラス・スールが占有している座席は現在885だが、この1月から新たに始められる若いファン向けのエリアとして、1600席が提供されるようだ。このエリアは「Fans Sur(南サイドのファン)」と命名される。このエリアは、チームを応援し、マドリーのソシオである若いファンたちで構成されるだろう。このアイディアは、マドリーが時間をかけて考えてきたものだ。マドリーは、バレンシアがメスタージャに設けた「la Grada Joven Curva Nord(北側ゴール裏の若者向けエリア)」も目に入れている。色とりどりの旗とチャント。マドリーのこの考えは、マドリーの「Fondo Norte(北側ゴール裏)」のシーズンチケット保有者に、ゴール裏を若いファンに明け渡して、場所を移ってもらうことにまで及んでいる。マドリーは既に、最も問題の種になっているウルトラス・スールのうち、ソシオでない人たちを排除した。
この件は、数か月にわたるウルトラス・スール内の強烈な内部抗争が要因になっている。最新の内部グループ間の抗争は、11月9日15時半、レアル・マドリーvsレアル・ソシエダ戦の前に、Ultras Surの歴史的に有名なバー、Drakkarで発生した。一方にはベテランのリーダーたち、もう一方がより暴力的な新興グループ。組織の権力争いだった。
ウルトラス・スールは、11月13日にFacebookでこの抗争についての公式見解を発表した。それによると、「この人物たちは、既に2年間に渡って、グループ内の緊張感を高める原因になっていた。彼らが純粋に金の問題に目的があるからだ。そうした理由で、彼らはためらうことなく他の人々に暴力をふるい、彼らを好まない人々すべてに印をつけている。」
この見解はまた、この件に対するクラブの位置づけについても言及している。「マドリーは、このグループ(新興グループ)について、決して何も知りたがっていなかったが、イベントで警察によって警告が出され、そのメンバーの何人かのシーズンシートを無効化するよう進めている。マドリーははっきりしている。ウルトラス・スールについて責任はない、長年試みて信頼を与えてきたが、座席はない。」
ウルトラス・スールの年長者たちは、他のファンと共にあり、暴力なしでいることを望んでいる。これが若いグループの考えと衝突した。彼らはここ数か月にわたって、ウルトラス・スールの権力をコントロールしようと求めてきていたのだ。ある年長者は、「アトレチコから出た」このグループの若いリーダーを糾弾している。「彼は、南側スタンドのロビンフッドのように急に姿を現し、我々を売って、あらゆるところで金を得るために人生を費やすような奴だ(付け加えると、この男はアトレチコの人間、Frente Atletico(アトレチコのウルトラス集団)のメンバー)。奴と奴のグループは、フレンテの連中と一緒に集まっていても、何の問題もない奴らだ。」
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MARCA
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レアル・マドリーは、サンチアゴ・ベルナベウから、ウルトラス・スールを排除する決断をした。このニュースは、日曜のCadena Copeで伝えられた。内紛が起きてから3週間、常ならばこのグループのファンたちで埋められている空間は、ほぼ空っぽになっている。
「レアル・マドリーは、ジャーナリストも、選手も、ウルトラスもここへは送らない。マドリーは、ソシオを送る。」このフレーズは、ベルナベウのオフィスから得られたものだとして、このラジオ番組で伝えられ、白のスタジアムからのウルトラス・スールの追放を認めるものとなった。
マドリーの意図は、これまでウルトラス・スールが占有してきた南側ゴール裏の同じ場所に、若いファンのためのスペースを作ることだ。さらに、ウルトラスのメンバーの一部は、レアル・マドリーのソシオから除外されるだろう。
この措置は、ジョアン・ラポルタがバルセロナの会長になった際、カンプノウからBoixos Noisを排除し、カンプノウのスタンドの中でも最も過激なファンを締め出したことを思い起こさせる。ウルトラス・スールのメンバーは、その極右とネオナチ傾向で知られ、ファシストをテーマにした大バナーを南側スタンドに掲げ、その行動でクラブが罰則を受ける原因にもなっている。
10月には、アトレチコとのリーガの試合でナチをテーマにしたシンボルを掲げたことで、反暴力委員会により、4人のファンが3000ユーロの罰金を受けている。
ウルトラス・スールが行き過ぎた暴力事件を頻発するようになり、レアル・マドリーは、締め出しという方法で、彼らの居場所を撲滅することを望んでいる。最も記憶に残るエピソードは、1998年のチャンピオンズ・リーグ、セミファイナル1stレグにおける、ベルナベウのゴール破壊で、この件でクラブはもう少しで資格剥奪になるところだった(このシーズンは優勝)。クラブは、スタジアムの3階、最後はサイド(バックスタンドかメインスタンド)の最下層まで逃げたこのウルトラスに、罰則を与えた。
フロレンティーノ・ペレスによって、ウルトラス・スールの本来の場所は取り戻されたが、しかし最近の出来事が、彼らの最終的なサンチアゴ・ベルナベウからの追放の原因となる。
この過激なファングループがマドリーのスタジアムをどのようにして去るのか、この新しい若いファン向けのエリアの創出にどのようにとりかかるのか。2013年にレアル・マドリーがベルナベウで試合をするのは、12月18日の国王杯、オリンピック・シャティバ戦のみである。
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Ultras-Surの中で、年長の従来のグループと、急進的な新興グループと衝突が原因、というニュースは前も見かけたのですが、その新しいグループのリーダーが、アトレチコのウルトラス出身とは、もうわけがわからない。
でも、内情はさておき、従来のグループは良しとするとかそういう中途半端なことはせず、一気にこのスペースを取り上げる、という判断を取ったようです。どれだけそれがうまくいくのか。旧来のUltrasは、これまでもチケット入手等でクラブのどこかから便宜を得ていた…なんてこともあっただろうと思います。それをどこまで断ち切って、本当に純粋に今後長くチームを支えてほしい若いファンをスタジアムに呼び込めるか。うまくいくといいなと思います。
ちなみに現地の反応はどうなんだろうと、上記MARCAの記事の上位コメントを見てみたのですが、狂信者は不要だとか、マドリーにとってだけではなくフットボールすべてにとって素晴らしいニュースだとか、総じて好評のようです。彼らだってチームを支えているんだとか、これも伝統の一部とかそんな意見があるかと思ったんですが、やはり一線を画していた、ってことなんですかね。
あのグループは最近、他のベルナベウの客とも応援の方向性が違っていたしこれでスタジアムが一つになれるかもですね。
それよりも最近面白い内容の試合が増えて楽しいです!アンチェロッティはやはり名将なのかも?とまた考え出しています。笑
チームの状況とともにコロコロ変わる自分はやはりマドリディスタの素質ありみたいです・・・
アロンソが復帰し、ベイルが馴染み、ベンゼマが落ち着きを取り戻し、アルベロアが確変し……楽しすぎますね。次はコパやCLで若い選手たちの奔放な活躍でも見たいところです。
……楽しすぎますね