
2006 FIFA World Cup Group E Match 10
U.S.A. 0-3 Czech Republic
チェコの得点:ヤン・コレル(5)、トマス・ロシツキ(36、76)
期待はしていましたが、こんなに素晴らしいできだとは…とにかく見ていて本当に楽しかった。これまで今大会の全部の試合をじっくり見たわけでもないのに偉そうなことを言わせていただくと、チェコ代表、現時点で一番完成されている美しいチームだと思います。
全員の守備意識が高く、2人ずつ、3人ずつくらいで次々に相手のボール保持者にプレッシャーをかけていく。最終ラインも跳ね返したら思いっきり蹴りだすのではなく、着実につなぐ意識がある。攻撃となると、ボールを持っている選手の周りで、確実なパスコースを作るように動いていく。組織立っているのにパス回しは自由奔放に見え、そして的確。両サイドバック、ヤンクロフスキとグリゲラの上がりも効果的でした。前評判が結構あったらしいアメリカに何もさせませんでした。本当におもしろかった。久しぶりにわくわくするサッカーでした。
気になるのは、まずは負傷者。バロシュは結局出てこれる状態ではない上に、コレルも前半で負傷退場しました。コレルの怪我は思ったより悪くないようですが、少なくとも次の試合は無理。代わったロクベンツはコレルに比べるとやや物足りないところがあり、選手層という意味では厳しいのかもしれない。
次に疲労。暑い中で、あれだけ走り回りプレッシャーをかけ続ける戦い方は、相当な負担だろうと思います。年齢の高い選手もいるようで、これからは疲労を取りつつ集中していくことが必要になるかと。
あとはカード。この試合のレフェリーのチェコへのカードの出し方は、アメリカマジックでも効いているのでは?と勘ぐりたくなるほどでした。ファウルで止まった後にボールに触ると、即イエローが出ていました。悪いレフェリーに当たったと思って途中でケアするべきだったなあ…。何人かはどこかで強制休暇にならざるを得ないでしょうが、それが最悪のタイミングにならないようにと思います。
では、例によって気になるうち(=モナコ)の選手たち。
FWヤン・コレル
本当にあのアタッカーがモナコのものになるんだ…すごい、いいのかな。スペースへの入り方、ライン突破のチャレンジ、迫力のヘディング、確実なポスト。大きいのに鈍重に見えるところはなく、身体の使い方が柔らかく上手い。JSPORS様、来シーズンモナコの試合全試合放送してくれませんか…。負傷に関しては(ASMJAPONにも載せましたが)、本人曰く第3戦には間に合わせたいとのことなので、それを信じたいと思います。

MFヤロスラフ・プラシル
初戦で本当に先発を飾れるとは…。実況には「バロシュの代わりです」と言われてましたが、もちろんバロシュのポジションに入ったわけではなく左MF。やや試合への入り方に戸惑っているようでしたが、だんだん本来の良さを見せられるようになっていきました。最後まで手を抜かずにスペースを見つけて走りこみ、ボールを受けて確実にパス。守備に回るとまだ軽くて危ないところもありますが、この先まだチャンスがありそうな気もします。こんなところで言うのもなんですが、とっても誇らしい気分です。
この日の試合会場は「あの」ゲルゼンキルヒェン、アレナ・アウフシャルケ。2年前に無力感と悲しみを味わったあのスタジアムです。あの試合はプラシルに出番はなかったけれど、再びその地に立ってきっと感慨深いものがあったのでは…。これからももっとがんばれプラシル!(でもよそのクラブに目をつけられないように…)

U.S.A. 0-3 Czech Republic
チェコの得点:ヤン・コレル(5)、トマス・ロシツキ(36、76)
期待はしていましたが、こんなに素晴らしいできだとは…とにかく見ていて本当に楽しかった。これまで今大会の全部の試合をじっくり見たわけでもないのに偉そうなことを言わせていただくと、チェコ代表、現時点で一番完成されている美しいチームだと思います。
全員の守備意識が高く、2人ずつ、3人ずつくらいで次々に相手のボール保持者にプレッシャーをかけていく。最終ラインも跳ね返したら思いっきり蹴りだすのではなく、着実につなぐ意識がある。攻撃となると、ボールを持っている選手の周りで、確実なパスコースを作るように動いていく。組織立っているのにパス回しは自由奔放に見え、そして的確。両サイドバック、ヤンクロフスキとグリゲラの上がりも効果的でした。前評判が結構あったらしいアメリカに何もさせませんでした。本当におもしろかった。久しぶりにわくわくするサッカーでした。
気になるのは、まずは負傷者。バロシュは結局出てこれる状態ではない上に、コレルも前半で負傷退場しました。コレルの怪我は思ったより悪くないようですが、少なくとも次の試合は無理。代わったロクベンツはコレルに比べるとやや物足りないところがあり、選手層という意味では厳しいのかもしれない。
次に疲労。暑い中で、あれだけ走り回りプレッシャーをかけ続ける戦い方は、相当な負担だろうと思います。年齢の高い選手もいるようで、これからは疲労を取りつつ集中していくことが必要になるかと。
あとはカード。この試合のレフェリーのチェコへのカードの出し方は、アメリカマジックでも効いているのでは?と勘ぐりたくなるほどでした。ファウルで止まった後にボールに触ると、即イエローが出ていました。悪いレフェリーに当たったと思って途中でケアするべきだったなあ…。何人かはどこかで強制休暇にならざるを得ないでしょうが、それが最悪のタイミングにならないようにと思います。
では、例によって気になるうち(=モナコ)の選手たち。
FWヤン・コレル
本当にあのアタッカーがモナコのものになるんだ…すごい、いいのかな。スペースへの入り方、ライン突破のチャレンジ、迫力のヘディング、確実なポスト。大きいのに鈍重に見えるところはなく、身体の使い方が柔らかく上手い。JSPORS様、来シーズンモナコの試合全試合放送してくれませんか…。負傷に関しては(ASMJAPONにも載せましたが)、本人曰く第3戦には間に合わせたいとのことなので、それを信じたいと思います。

MFヤロスラフ・プラシル
初戦で本当に先発を飾れるとは…。実況には「バロシュの代わりです」と言われてましたが、もちろんバロシュのポジションに入ったわけではなく左MF。やや試合への入り方に戸惑っているようでしたが、だんだん本来の良さを見せられるようになっていきました。最後まで手を抜かずにスペースを見つけて走りこみ、ボールを受けて確実にパス。守備に回るとまだ軽くて危ないところもありますが、この先まだチャンスがありそうな気もします。こんなところで言うのもなんですが、とっても誇らしい気分です。
この日の試合会場は「あの」ゲルゼンキルヒェン、アレナ・アウフシャルケ。2年前に無力感と悲しみを味わったあのスタジアムです。あの試合はプラシルに出番はなかったけれど、再びその地に立ってきっと感慨深いものがあったのでは…。これからももっとがんばれプラシル!(でもよそのクラブに目をつけられないように…)

あの決勝の地でW杯初スタメンは感慨深いものがあったでしょうね~。
このチャンスを生かして是非とも活躍して欲しいです!
それにしてもチェコの完成度の高さにはビックリでした!まるでクラブチームみたいなシステマティックな動き、プレーの精度の高さ。これこそワールドクラスですね~。
キビシイ組だけど何としてでも勝ち上がって欲しいと思いました。
ともあれ今はチェコ代表のために。ひとつでも多く勝ち上がって、ひとつでも多くの試合経験を積んで帰ってきて欲しいですね。